サマミヤアカザさんのレビュー一覧

恋のゆくえ ~カフェものがたり~ 小説

森本あき  サマミヤアカザ 

そこで終わるのかぁ…

シリーズものとは知らずに、イラストの綺麗さに手を取ってみたんですが。
シリーズ一作目だったのでセーフ(笑)

今時女子でもいない天然乙女な千里くん。
会社近くにあるカフェに足繁く通うには理由があった。
それは、そこで働く舞川に会いたいがため。
『パチン』そう音がして、一瞬で恋に落ちた千里ですが、彼、ネガティブです。
諦める、の一点張り。

一方舞川は千里とは恋のスタンスが違ってお…

0

きみはぼくのもの 小説

栗城偲  サマミヤアカザ 

子供がカッコいい

この方のお話、いつもあらすじを読むと興味がわかないなとか、好みの登場人物じゃないなって思うのに、いざ読むとぐいぐいと惹き付けられるからすごいなって思います。

このお話も、子供との恋愛ってあまり好きじゃないんですが、吏貢くんかっこよかった。大人になった彼もかっこ良かったし、すぐに手を出さなかった栖川にも好感が持てました。だからやっとたどり着いたHも萌えました。

1

いつか甘く融ける恋 小説

淡路水  サマミヤアカザ 

助教にあのセリフはない…

今回あらすじの『同僚からのいやがらせ』というのがてっきり男性同僚からのものだと思い購入。
しかしこれ、女性もでした(苦笑
男性からの嫌がらせが中心ではありますが、もしも女性サブのネチネチ系が苦手な方は避けられた方が賢明かもしれません。

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受けは大学の工学研究室の助教、一海、29歳。
学生からは穏やかな人柄が好まれていますが、博士研究員とパー…

6

世界のすべてをいつかきみに コミコミスタジオオリジナル特典番外編ペーパー グッズ

大事な宝物の保管場所

大好きな本編の、その後のお話です。研究所の一室から、入江の家に引っ越した時のお話になります。

浅葱が楽しみに「入江の家に帰ろう」と言うと、「今日からは、二人の家だ」と言う入江の愛情あふれる返事にジ~ンときます。そして、何も知らない浅葱に、家電のことや家の中のことを教えてまわる入江。
もちろん、おでんも初めての経験で、おでんの具に感動してる浅葱が可愛いです。引っ越したら、ずっと入江と一緒にい…

1

捕蝕 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

これはいい執着

久しぶりのヒットでした。攻めは犬として支配されることを望むがドS、ドMにみせつつも犬の要求に応えていく受け、主従とSMが錯綜した不思議な設定。

攻めの不知火は受けの水上に異常な執着を見せるが、なぜか水上(と読者)は嫌だと思わない。ゾッとするような恐ろしさは感じず、ひたすら深い愛情がにじみでている。それが文章から自然に感じられるところが巧いです。

そしてお仕事描写もしっかりあって、執着の…

3

僕だけの王子様 小説

成瀬かの  サマミヤアカザ 

腹黒王子の純愛に乾杯!

『空の王国』のスピンオフ。
世界観は『異界の王』とも同じくしています。

『空の王国』には本編の他に、こちらの『僕だけの王子様』の前振りのような短編が収録されておりました。
本当はそちらを読むと、なぜスタートから結婚が決まっていたのかや二人の馴れ初めがわかります。
が、個人的には『空の王国』本編はあまり…な感じなもので、そちらをお先にどうぞとはお勧めしにくいです(苦笑
ちなみに短編の時…

9

僕だけの王子様 小説

成瀬かの  サマミヤアカザ 

王子様の宝物

『空の王国』の続編です。『偽りの血』の來と瑠璃の、結婚式からのお話になります。もちろん、ソラも登場してます。
出来上がってる二人が書かれてるので、最初から最後まで甘々です。

シン王国からやって来た瑠璃と、無事に結婚式を終えたギザイン国の第4皇子・來。初夜を迎えて、やっと結ばれると喜んでいた來でしたが…。

とにかく、瑠璃の純粋さに驚きます。今時、子供はコウノトリが運んでくると信じてるな…

10

きみはぼくのもの 小説

栗城偲  サマミヤアカザ 

ショタ→イケメンの成長を楽しむ

『きみがすきなんだ』『ぼくのすきなひと』に続く、ショタ攻め第三弾。
(ショタ攻めと言っても、一線を越えるのは攻めが16歳になってからです)

8歳差の年の差カプで、
出会い当初は、攻めが小6、受けが大学2年生。
やんちゃなショタがどんどんいい男になっていく
過程を楽しめます。

■「きみはぼくのもの」
身持ちが固すぎて20歳にして
未だ経験なしのゲイ・栖川(受け)は
バイト先…

3

空の王国 小説

成瀬かの  サマミヤアカザ 

本編は『しゅみじゃない』、番外編は『萌×2』

表紙は完全に男×女に見えますので、書店買いしやすい仕様です。
初出は同人誌で、同じくアズノベルズさんから出ている『異界の王』と世界観を同じくする作品です。
『異界の王』で、攻めが花嫁を娶りに神託を受けに行ったシン国が今回の舞台。

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受けは膝まである金の髪を持つシン国の王弟、ソラ。
一族の始祖が神だったため、現在も空を司る生き神として民に崇め…

2

優しいプライド 小説

砂原糖子  サマミヤアカザ 

ラストの仕掛けに思わず息を呑みました…

無骨包容力攻め×薄幸性悪受けという今までもいくつか通ったツボ傾向カプだったのですが、書き出しの雰囲気に若干の違和感を感じていたら、2002年の未文庫化作品だったのか…と最後に合点がいきました。

主人公がクズ寄りの受けの場合で自らの自業自得で行ってしまうクズな行動って、たとえその後の改心があっても一度一人称で醜い感情を目の当たりにしてしまうので消化不良になりがちなことが多いのですが、この作品は…

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