サマミヤアカザさんのレビュー一覧

あの日、あの場所、あの時間へ! 小説

楠田雅紀  サマミヤアカザ 

一気読み!詳しいネタバレは見ずに読むことを強くオススメします。

何度でも、何度でも、何度でも!
あらすじにある通りタイムリープものです。
こんなに感動したタイムリープは初めてです。

健太郎がこんなキャラだったの?との驚きと、湊の犠牲と、拓歩の孤独な献身と。
逃げて〜、絶対に一緒に住んじゃダメ!と。

2度目からは言うこと聞いて!信じてー!と叫びそうでした。
諦めない拓歩、誰も聞いてくれない信じてくれない、どうやっても湊は健太郎に…。

何…

3

狼王子とパン屋の花嫁 小説

釘宮つかさ  サマミヤアカザ 

あんまりネタバレ見ないで読んでみたほうが良いかも

良かったです。
毎日顔を見ないと安心できない。いつも頭の中がその人のことでいっぱい。もっと会いたいそばにいたい。
恋ですね!

王太子アレクセイとパン職人ミハル。
ミハルが神の子か!ってくらい良い子で。
家族を亡くし誰にも言えない大きな秘密を抱えて、アレクセイに大切に大切にされて。

アレクセイと一緒にいるととても安心する、家族といるみたい…ってもしかしてそういう事だったのかな?

2

刑事と灰色の鴉 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

冒頭部分でガッツリ掴まれました

やっぱり、高遠さんの文章は最高だ。
冒頭部分!
川べりでの夕間暮れ、夕日から夜空へ色を変えていくグラデーションの中を舞い飛ぶ鴉をバックにして、15歳の神倉玲の黒手袋をはめた手から零れ落ちる無数に思えるほどの白い花びらが12歳の真柴健斗の頭上に降り注ぐシーン……ああ、私が書くとこんなに無粋な文章になってしまうのに、高遠さんの手にかかると息を呑むほど美しい絵が見えるのですよ。
文字を読む目がしあ…

7

百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

宮緒さんらしいお話でした。

宮緒さんの中で一、二を争うたちの悪い攻めだそうです。
いじらしさ健気さ美しさを持ちながらも、たった一人を手に入れる為に執着や策略や時間を惜しまず。
全てを排除し大切な人を完璧に手に入れる。

宮緒さんらしいお話ですね!

紀斗の苦境を3年も見守って時期を狙って、さすがですね!
紀斗と視線が合えば震えて喜び、紀斗に可愛くない瞬間が見つからない…って困って(笑)
そして紀斗が勃たなけれ…

2

刑事と灰色の鴉 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

あらら

なんとなく手に取ってみたのですが「あらら」でした。警察の方と、マジシャン?な方の重くはないけどシリアスなお話、本編240pほど+あとがき。どうなるどうなる?と気になるタイプのお話がお好きな方でしたらおススメです。恋愛色はとても薄いという気がするのだけど、どうだろうか。

新宿警察署盗犯捜査係に配属されて間もないひよっこ刑事の真柴。ある日生活安全課の先輩に連れられて、幽霊ビルと噂されるビルで夜だ…

8

刑事と灰色の鴉 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

大好きな設定てんこもり

高遠さんの新刊でタイトルに「刑事」が入ってるという事で超楽しみにしていました。期待通り。まだ完結しないシリーズ物ですがワクワクが止まらない良作でした。今年中に続きが出ると良いのだけど。

攻めの健斗は25歳の刑事。幼い頃に事件で父を亡くし当時のマスコミ対応や近所のよく知らない人々からの薄っぺらい同情などで傷ついていました。この辺の描写がリアリティがあって辛い。そんな時健斗を精神的に救ってくれた…

9

刑事と灰色の鴉 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

続きものです

高遠さんの新刊は刑事×泥棒さんのお話。

一見するとコミカル寄り、なのですが、その実かなりシリアスさを孕んだ作品でした。はじめに書いてしまいますが、今作品は1巻完結のお話ではありません。続きものです。これがまた良いところで終わっていて、早く続きが読みたい!状態なので、完結してからまとめて読みたい派の腐姐さまは注意されてください。

ということでレビューを。





警察には介…

9

狼王子とパン屋の花嫁 小説

釘宮つかさ  サマミヤアカザ 

因習には実は意味があることも多いけど

生まれながらの宿命をもった二人


最後の肉親を亡くし孤独になったパン職人のミハル(受け)は助けてくれた両親の故郷の王子・アレクセイ(攻め)に連れられて両親の故郷へと帰ってきます。
出会った時からアレクセイが何くれと世話を焼いてくれるおかげで、パン屋を開くことができ、周りの人達の助けもあって順調に町に馴染んでいきます。




二人ともとても芯が強い。どちらも人とは違う宿命を持ち…

2

王子様は甘やかしたがり 小説

櫛野ゆい  サマミヤアカザ 

受けの根強い卑屈さを自信に変えるスーパー攻め

甘え下手の卑屈だけど前向きな「たま」が王子様に愛されて、自分の不幸体質を自覚し殻をやぶり幸せをつかむシンデレラストーリーです。

たまの「僕なんか…」なところが自分を見てるようで。
そうかー、自分で自分を不幸にしてるんですね。

自分を信じること、大好きな相手を信じること、みんなローランドが教えてくれましたね。
ちゃんとたまが答えを見つけるまで待ってくれて。
大人の本気!

ない…

0

あの日、あの場所、あの時間へ! 小説

楠田雅紀  サマミヤアカザ 

年下攻めでありながら……

「幼馴染」にほぼ無条件で萌えてしまうタチなので、冒頭の健太郎と湊という幼馴染描写にキュキューンとしちゃったのも事実。

だって幼稚園の時から常に一緒で、「二人で日本一になる」と小さい頃からバレーボールを一緒に頑張ってきたとか、ふつーの作品ならそれだけで立派な幼馴染カプストーリーとして成立する。

だけど健太郎はお相手じゃないんですよね。
初読時は、えっ!?健太郎じゃなくて、もしかしてこの…

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