サマミヤアカザさんのレビュー一覧

刑事と灰色の鴉 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

あらら

なんとなく手に取ってみたのですが「あらら」でした。警察の方と、マジシャン?な方の重くはないけどシリアスなお話、本編240pほど+あとがき。どうなるどうなる?と気になるタイプのお話がお好きな方でしたらおススメです。恋愛色はとても薄いという気がするのだけど、どうだろうか。

新宿警察署盗犯捜査係に配属されて間もないひよっこ刑事の真柴。ある日生活安全課の先輩に連れられて、幽霊ビルと噂されるビルで夜だ…

8

刑事と灰色の鴉 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

大好きな設定てんこもり

高遠さんの新刊でタイトルに「刑事」が入ってるという事で超楽しみにしていました。期待通り。まだ完結しないシリーズ物ですがワクワクが止まらない良作でした。今年中に続きが出ると良いのだけど。

攻めの健斗は25歳の刑事。幼い頃に事件で父を亡くし当時のマスコミ対応や近所のよく知らない人々からの薄っぺらい同情などで傷ついていました。この辺の描写がリアリティがあって辛い。そんな時健斗を精神的に救ってくれた…

9

刑事と灰色の鴉 小説

高遠琉加  サマミヤアカザ 

続きものです

高遠さんの新刊は刑事×泥棒さんのお話。

一見するとコミカル寄り、なのですが、その実かなりシリアスさを孕んだ作品でした。はじめに書いてしまいますが、今作品は1巻完結のお話ではありません。続きものです。これがまた良いところで終わっていて、早く続きが読みたい!状態なので、完結してからまとめて読みたい派の腐姐さまは注意されてください。

ということでレビューを。





警察には介…

9

狼王子とパン屋の花嫁 小説

釘宮つかさ  サマミヤアカザ 

因習には実は意味があることも多いけど

生まれながらの宿命をもった二人


最後の肉親を亡くし孤独になったパン職人のミハル(受け)は助けてくれた両親の故郷の王子・アレクセイ(攻め)に連れられて両親の故郷へと帰ってきます。
出会った時からアレクセイが何くれと世話を焼いてくれるおかげで、パン屋を開くことができ、周りの人達の助けもあって順調に町に馴染んでいきます。




二人ともとても芯が強い。どちらも人とは違う宿命を持ち…

2

王子様は甘やかしたがり 小説

櫛野ゆい  サマミヤアカザ 

受けの根強い卑屈さを自信に変えるスーパー攻め

甘え下手の卑屈だけど前向きな「たま」が王子様に愛されて、自分の不幸体質を自覚し殻をやぶり幸せをつかむシンデレラストーリーです。

たまの「僕なんか…」なところが自分を見てるようで。
そうかー、自分で自分を不幸にしてるんですね。

自分を信じること、大好きな相手を信じること、みんなローランドが教えてくれましたね。
ちゃんとたまが答えを見つけるまで待ってくれて。
大人の本気!

ない…

0

あの日、あの場所、あの時間へ! 小説

楠田雅紀  サマミヤアカザ 

年下攻めでありながら……

「幼馴染」にほぼ無条件で萌えてしまうタチなので、冒頭の健太郎と湊という幼馴染描写にキュキューンとしちゃったのも事実。

だって幼稚園の時から常に一緒で、「二人で日本一になる」と小さい頃からバレーボールを一緒に頑張ってきたとか、ふつーの作品ならそれだけで立派な幼馴染カプストーリーとして成立する。

だけど健太郎はお相手じゃないんですよね。
初読時は、えっ!?健太郎じゃなくて、もしかしてこの…

0

百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

宮緒犬・・?

先生おっかけで購入したものの、先生の放つ萌パンチに今一つシンクロしきれず、申し訳ありません、中立です。なかなかコワかったお話、本編270p弱+あとがき。「スプラッタ的要素はミリでもダメ」という方は、ご注意いただいた方がよいかもです。

妖鬼を撃退する能力のある術者一族の分家に生まれたけれども、能力は全く無い紀斗。一族と関与のある会社に就職、社長の娘と婚約し順調だったのですが、結婚式当日に突然新…

6

百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

貴方は私の全て

今回は妖鬼を退治する一族の当主と分家の青年のお話です。 

受様のために新当主となった攻様に受様が墜ちるまで。

この世界には巨体な蟲や様々な獣の姿をとり
人間を喰らう化け物が存在します。

人間達は長く彼らに贖おうとしますが
対抗できるのは一握りの術者の一族の者だけで
受様はそんな妖鬼退治の一族でも筆頭と謳われる
天喰家の分家・八奈木家に生まれた男子でした。

しかしなが…

7

百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

宮緒先生らしいお話

宮緒先生のシリーズ以外の新作と知り、発売を楽しみにしていました。

「悪喰」や「華は褥に咲き狂う」などのシリーズが大好きなのですが、今回はどんな攻めが登場するのかとワクワクしていました。

執着攻めだったのは間違いないのですが、話が進むうちに「犬」要素も強くなって来て「犬」来たー‼︎って喜んだんですが、受けの紀斗がいまいちしっくり来なかったんです。

読者なら読んでて気が付いたであろう…

5

百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

宮緒作品お得意の執着攻め、のお話かと思いきや。

作家買い。
作家買いですが、絵師さんがサマミヤさんということで否が応でもテンションが上がる。タイトル、そしてサマミヤさんの描かれた表紙から宮緒さんお得意の執着攻めのお話かな?と思いつつ手に取りました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は紀斗。
彼は天喰家の分家の出の男の子だが、男というだけで「役立たず」の烙印を押されている。本家に集まる時は女である…

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