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50/55(合計:542件)
ARUKU
茶鬼
元々ARUKUさんのお話は、童話要素がたっぷり含まれたものであり、それが悲哀が濃いとか切なさがあふれているとか、いくらか心の物語としてその要素を薄めているのだけれど、今回のこのお話は童話全開! 未知の生物や植物、現代と古代の共存、そんな設定や登場があり、まさに童話の世界でした。 お話的には恋愛未満なんですが、色んな全てのものが対比されて表現されている点が、面白いと思わせるつくりでした。 …
イチ。
ネタバレ
ペンネームが遙々アルクさんだったときからずっと好きな作家さんで、最近新刊でないな~と本屋に行くたびに落ち込んでいたのですが、作家あ行で偶然みつけてビックリしました! 今回は10編からなる短篇集ですね。 絵柄が独特で好みが分かれるかもしれませんが、この作家さんの感性は素晴らしいです。 時代背景、キャラ設定、セリフのチョイス… ハイセンスで文学的。 たった数ページの短編でもその優れた感性…
ひよこ
遙々アルクさんから改名されて2冊目のコミックスです。この方の絵柄は地味というか、華やかではないので、新刊が出ていても気付かなかった…。先日、その近くにあった他の方の新刊買ったのに。 ただのラブストーリー傑作集ではないです。受がおとなしくて不幸なパターンが多いけれど、ハッピーエンド手前で終わると続きが気になって…! なんかね、終わりよければ全てよしではなく、ひとつひとつの出来事がドラマだよね。世の…
クレタコ
帯『僕は、あなたの猫になりたい。』 遙々アルクさんがARUKUさんに改名されての初コミックス。 個人的には横文字に弱いので前のお名前の方が良かったな~とか思いつつ絵柄が特徴的なので平積で直ぐ分かりました。 カバー折り返しに「一度読んだらクセになる!」とあるんですが実に同感です。 独特の癖がある絵柄は決して万人受するタイプではないですが一度読んで好きになったらもっそいクセになる作家さ…
帯『「俺に教えてくれないか。世間のことを」「あなた、本当は王子様だろ』 アルクさん改名ARUKUさんの短編集。 独自の世界観の上に愛おしい人々を描いて行く様がほろりほろりと読み手の心に落ちてくる、そして時折心臓がぎゅっと掴まれそうになるそんな一冊。 ARUKUさんは凄くハマるかハマらないかの好みがぱっきり別れる作家さんなので是非一度読んで欲しいと思う作家さんの一人です。 絵に独特の癖が…
てんてん
本作は商業誌や同人誌の掲載作をまとめた短編集です。 表題作は大きな一軒家に住む経済学を教える助教授と ひっそりと一人暮らしの水道局の検査管理員のお話。 流しの三味線弾きの母とともに旅をして育った受様は、 勤務先の水道局でも頭も悪く使えないと思われています。 ある日、受様は アパートの裏で生まれたばかりの黒猫を見つけ 飼ってくれそうな家を探します。 やがて広い庭を持つ…
先月出た作品は、少し軽めの短編集でしたが、今回のは「猿喰山疑獄事件」「極東追憶博物館」「ビタースイート」とかあの少しでも涙を流した作品の流れのモノで構成されていました。 登場人物に何かしら障害を持たせている。 それはずるいよ!って思うんですが、まるでアンデルセン童話ようなストーリー展開が無垢な心を表現する手腕にすぐれていると思います。 地位と名声に群がる人々の世界に嫌気がさし、スランプに…
遙々アルクさん、ARUKUにペンネームを変更されていたんですね(雑誌を見てなかったので知りませんでした!) また今回の短編集もちょっとした心のトゲや、切なさが満載でした。 絵も見なれてきたせいか、目線のあれ?は多少あるものの、動きは感じられるように、ただのポーズだけではなくなってきた気がします。 表題は、かつて瞽女(流しの三味線弾き)の母親と一緒に旅して生活していた為にまともに学問をする…
修行中
現実的な作品を読みたい時にこの本を開くのはお勧めできません。 切なさも、優しさも、甘さも、さらには痛さに怖さに悲しさまで、この本の中の感情は全てが子供のように純粋です。もしこちらが世知辛い心でもって開いたら、ダメージを受けてしまうかも知れないくらいに。 ぜひ、童話やおとぎ話のようなピュアな物語を楽しみたい時に開いてみてください。沁みます。 この作家さんの同人誌を読んでみたくなりま…
のこのこ52987
凝ったストーリーに構成、 序盤後編まで受けの正体を明かさないなど 構成トリックが素晴らしかった ラストの演出も衝撃的で涙が止まらない。 こういう骨太ストーリーのBLがもっと読みたい。