ひたきさんのレビュー一覧

愛にふれさせてくれ 小説

夜光花  ひたき 

想いの強さ

「灼熱を呼べ」の続きとのことですが、Kindle版で単独でも読めるとあったのでチャレンジ。

裕也は爆弾事件に巻き込まれ視力を失っていた。アメリカに渡り手術を受け成功する。まだ視力を取り戻していないときに公園である日本人の老人から封筒を託される。
竜治は裕也を想うあまり心配するあまり束縛し、ヤクザからの圧力もあり守ろうとして裏目に出て、ふたりはすれ違う。
裕也に託された封筒の中身に纏わるあ…

1

DESPERADO series 500MILES 小説

柏枝真郷  ひたき 

スラム街にひっそり暮らす探偵と助手

70年代アメリカを舞台にした探偵×助手のストーリーである、DESPERADOシリーズの新装版として発売されたものですが、お蔵入りになっていた作品らしく、時系列は既刊の作品の中では一番最初にあたります。
短編集なのでここから読んでも分からなくはないと思います。

相変わらず事件に重点を置いたお話なですが、この巻はいつにも増して糖度は低めな印象を受けました。
いつもは事件を追う展開が面白くて、…

2

空を抱く黄金竜 小説

朝霞月子  ひたき 

20歳差に萌えるー!

表紙のイラストですとかなりショタ風味ではありますが、中の挿絵を見るとそこまでではありませんので、ショタ苦手…という方でも問題ないのではと思います。
わたしはバッチ来い!なのですがね。
美味しい20歳差ですし!
ああ、30代攻めと10代攻め…素敵(うっとり)。

********************
受けのエイプリルは、極々小国なルイン国第二王子で、出稼ぎ(涙)のためにシルヴェストロ…

4

天獄の雨 小説

沙野風結子  ひたき 

結構重い。気楽には読めないかな…。

読み応えのある話でした。
気楽に読める内容ではないし、特に忍の生い立ちと父親との関係は苦しいものがあったけれど…読後感は悪くなかった。
忍が死から生に目を向けられるようになって本当に良かった。
真実を知った時のお兄さんの衝撃は相当なものだったとは思うけれども…関係が断ち切られることなく続いているようでホッとした(●´ω`●)
でもお兄さん…父親から今際の際に「忍を頼む」って言われて…

3

空を抱く黄金竜 小説

朝霞月子  ひたき 

改めて再読して。

発売された頃にざっと読んでたけど、改めて再読。
なんで発売当時にきちんと読んでなかったの!?ってくらい大好きになった(*´ω`*)
笑ったし、泣きそうになったしw
そして騎士団!!
本当にいいですね(*´∀`)
月神シリーズの騎士団のみんなも大好きなんだけど、シルヴェストロ国騎士団も個性的な人が揃ってて。
団長が普段どうしようもないような感じのひとなんだけど、みんなから尊敬されてて好か…

6

灼熱を呼べ 小説

夜光花  ひたき 

爆弾ミステリー仕立て

夜光さんの二冊目の文庫本です。
こちらは確か、続編かなにか出ていたと思います。
視点は、受けと攻めと爆弾犯の3パターン。

受けの裕也は、26歳のピアノ調律師。
高校時代クラスが一緒になったことで竜治と親しくなり、今では親友とも呼べる存在。

攻めの竜治は政治家の息子で、金はあっても愛情を与えられず育った、裕也の同級生。
常に不機嫌そうな顔をしている、捜査一課の刑事。


眼…

4

空を抱く黄金竜 小説

朝霞月子  ひたき 

BLだけでないファンタジー

きちんと話が作り込まれていて、その物語にすっと入っていけるファンタジーでした。
普通に生活している場面が描かれていたり
訓練していたり、ご飯食べていたり、仕事をしていたり
物語の登場人物たちの息遣いがきちんと聞こえるような作品だと思いました。

破壊王と名付けられてる攻は名前の通り受を破壊してるのですが
その強姦シーンが痛ましくて、若干強引に話を持っていくなーっと思ったりもしました…

3

空を抱く黄金竜 小説

朝霞月子  ひたき 

お子様と純情オヤジ

ファンタジーでありながら年の差オヤジが出てくる作品でオヤジに今ひとつ萌えない私も
全然OKな年の差カップルで設定が騎士団と言うのも萌えツボです。
同じような世界観で月神シリーズがありますが、月神騎士団長と血縁関係の騎士が
今回の作品には登場してるらしいのですが、それを当てるのも作品の広がりが想像できて
面白いものがありますね。

内容的には軍事大国みたいな大きな国の騎士団にそれは貧しい…

6

空を抱く黄金竜 小説

朝霞月子  ひたき 

当たりでした!

ファンタジーは好きなのですが、ゴテゴテすぎる設定だと覚えるのが大変だし嫌になるのですが、今作品は、設定がすっきりしていて分かりやすいし
世界観に入り込みやすい作品で
ファンタジーものとしては当たりでした!
少し名前がカタカナなので、それを覚えるのが苦手な私には苦労がありましたがw

受け様の国を愛する気持ちとかBLものとは別格で
感動するし面白いところもありましたし かなり楽しく読めた…

5

空を抱く黄金竜 小説

朝霞月子  ひたき 

ファンタジーとしても楽しめるBL

ぽややん受と大らか攻の組み合わせの妙とでもいうんでしょうか、全体を通してのBL部分とファンタジー部分のバランスがよく、最後まで一気に読んで楽しめました。

受は健気という言葉より頑張り屋さんの方がぴったりで、食いしん坊だったり庶民的なところはあるんだけれども、純粋で無垢なところもあってやっぱり王子様。
攻は押せ押せムードで受を可愛いっていうのが丸わかりなんだけど、そこはそれ、節度と欲望の狭間…

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