綺月陣さんのレビュー一覧

昨日の敵は明日の恋人 小説

綺月陣  紺野けい子 

表紙買いだけど、けっこう当たりだった

がたいのいい眼鏡リーマンさんと、負けん気の強そうな子猫ちゃん系リーマンさんの表紙がかわいい本。
表紙絵のイメージ通りで、なかなか楽しかった。

先輩に頼まれ断り切れずに、無理矢理お見合いパーティに行かされた一世。
そこで出会ったタキはすべて好みの男。
二人は、お互いに一目惚れして、お互いの素性も知らないままに盛大に燃え上がってしまう。
好みも体の相性もバッチリ!
ところが、実はタキは…

3

獣・壊滅 小説

綺月陣  青海信濃 

思いっきりのけぞったあとに、なぜか笑ってしまいます

最初の「獣」はただすごくて「神」にも近かったんだけど(綺月さんの勇気も神でした)ここまで来ると引くだけ引いてのけぞったあげくに笑ってしまいます。
しかも大爆笑かも。

「虫」に続いて「獣姦」です。
いつかヤリ殺されるとは思っていましたが@廉

昔の男に騙されて、今の男にヤキモチ焼かせたくて。
そして敵に捕まり拷問、これはBL、ヤクザものにありがちな展開。
でもこれはそんな生やさしい…

3

獣―ケダモノ 小説

綺月陣  青海信濃 

とんでも「神」作品です

え~なんと言っていいのか……「トーン」の記入に迷ってしまいました。
ひたすらエロでグロの展開です。
ちょっと書くのもはばかれるような……

失禁とか書くうちはまだいいんですが、それを飲んじゃう攻めってどうなの。
飲むのは尿ばかりではないんですが@もっとすごいのまで(上から出たものとか)
SMのグロさとはまた違うような気が……
もちろんそこには愛があるのですが。
山藍さんの「獣姦」も…

8

この世の楽園 小説

綺月陣  朝南かつみ 

表紙は妄想

表紙から色々想像していたんですが、いい感じに期待を裏切られました。首輪にリードというSMチックなスタイルなので、そういう話かなっと思っていたのです。ところがさにあらず、まるっきりSMではありません。

桂城バンク勤務の蔵野悠介(真面目・眼鏡)が、諸事情によりグループ総裁の息子・聖也(箱入り・美青年)のものとなってしまい、過酷な生活を強いられます。耐えかねた悠介は弟・賢司(奔放・金髪・タトゥー入…

5

倒錯者Aの功罪 小説

綺月陣  榎本 

喰らい尽くす愛

ハッキリ言います。SM好きです。綺月作品はその為に読んでいるといっても過言ではありません。神評価にしてもいいくらい好きです。でも自重しておきます。

前作「倒錯者Aの告白」の前の話っていったらいいんでしょうか?前作のインパクトも強かったですが、こっちの方がもっと病的。SM“プレイ”とかソフトSMなんていう生易しいもんじゃありません。お互いを喰らい尽くす感じ?
最初の頃は嵐の方が狂い気味に見え…

5

ホタル 小説

綺月陣  青海信濃 

親子を扱った、なかなか重たいテーマの作品です。

孝輔は、妻にも逃げられ職場でもさげすまれ、その鬱憤晴らしのために月に一度出張デートクラブで、一人の少年を買います。
売れっ子のはずのユウも、孝輔に懐いており、いつしかお互いを求め合うようになります。
売春のつきあいが、本気の恋に発展してというだけで、すでに切なくて苦しい話なのに、ここに作者ご自身の葛藤が反映されるのです。
孝輔だけが、ユウが自分の息子(離婚後あわせてもらえずわからなかった)だ…

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