綺月陣さんのレビュー一覧

スレイブ・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

トーマさんの独壇場

2017年刊。
既に『トリッキー・ゲーム』を購入したものの、先に刊行されているこちらから読んだほうが分かり易いだろうかと思い入手。

この話では本来フリーカメラマン・大悟と文房具メーカーの営業マン・理久が高校生の頃から引きずっている両片想いの成就がメインなのだが、おネエ言葉の敏腕弁護士・藤間、ことトーマさんがまぁ目立つこと際立つこと!!
話をグイグイ引っ張ってくれるだけでなく、二人の恋路の…

1

龍と竜 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

子供と受けと地球に優しいBLヤクザ

綺月先生は甘いお話のイメージがないのだが、これはあったかくて優しい気持ちになれる作品で、とても好みだった!

とにかくキャラがいい。受けの竜城は幼い弟を育てるため、昼はカフェで、夜はホストで働いているが、殴られたり脅されてもへこたれないところが、女々しくなくていい。
一方、石神はヤクザの幹部。見た目は怖いけど、子供好きで、弟の颯太と過ごす時間は本当のお父さんみたいに接している。
小さい子と…

2

トリッキー・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

出てくる奴が大体やばい人

はじめに
綺月先生の著書であるスレイブゲームのスピンオフ?で、スレイブゲームに出てきたやべぇ感じのオネェ犯罪弁護士が主人公です。
攻め以外との行為や、女性とも行為があります。

三行感想
▽オネェがやばい
▽オネェの彼氏がやばい
▽オネェのペットカップルもやばい

普通に感想
スレイブゲーム読んで「なんだこれ…」って壁に投げた人には多分向かないと思います。
一応こちらの方は主…

1

倒錯者Aの告白 小説

綺月陣  榎本 

キミはこのハイテンションについていけるか?!

昨日このシリーズを電子書籍で買ったんですが、今日からセールやってるみたいでムシャクシャしたので感想を書きます。

三行感想
▽ジェットコースター型ハイテンション
▽受けがやばい
▽攻めはヘタレ

普通に感想
綺月先生のスレイブゲームというシリーズ?が好きで、獣シリーズとか背徳のマリアとか昔読んだな…みたいな感じで、
暇だったのでハッチャケた話が読みたくてこちらを選びました。
期…

3

トリッキー・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

トーマの人間性が複雑かつキュートで愛おしい

前作スレイブ・ゲームのスピンオフになります。単品でも読めますが、前作CPもいっぱい出てきますので、読んでおいた方が楽しいかも。
間違いなく名作だと思うのですが、レビューが少ない気がするので、へたくそなレビューながら残しておきたいと思います。
変態性が強くてかなりカオスなので、読み手は選ぶかもしれませんが、歪んでいる自分を肯定しながら力強く進んでいく爽やかさがあって、読後に残るものがとても多いで…

5

いつもそこには俺がいる 小説

綺月陣  周防佑未 

攻めの披露宴から始まる物語…だと!?(´⊙ω⊙`)

いつもシリーズ1作目。

賛否両論あるのがすごくわかります。
個人的にも趣味じゃないと萌え×2が混在してて何とも言えないのですが、全体的に楽しく読めてグワッとくる瞬間が好みの萌えだったのでこの評価で(^^)♪

さすがにそりゃないだろと感じる点は正直ありましたが、
雑誌掲載が1996年で20年以上前の作品と思えば仕方ないのかな。
時代ですかね?(20年前なら許されたのかわかりませんが…

3

トリッキー・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

生きづらさを感じたことのある人は読むべき!

『スレイブ・ゲーム』からぶっ続けで読み始めた本作。
夢中になりました。
そして、泣いたよ。久しぶりに。

前作で弱気な理久をペテンにかけた性悪弁護士、トーマ(藤間だからトーマね)が主人公です。
『どうして彼があれほど拗くれたオネェになっちゃったか』が書かれているのですが……
これがとっても面白かった!
いや、面白かったっていうか、非常に苦しいお話でもあったんですけれど。

若かり…

12

スレイブ・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

断固『トリッキー・ゲーム』と併せて読むのをお薦めします

最初に大声で主張したいのは「こっち1冊で辞めちゃダメ!」ということ。
関連作品の『トリッキー・ゲーム』と2冊併せて手元に置いてから読み始めることをお薦めします。
全然印象が変わるから。いやホント。

実は私、かなりイライラしたんですよ、読んでいて。
だって理久って、あまりにも『断れない人』なんですもの。
友人と思っていた女性と『断れなくて』恋人になる。
その人と『断れなくて』婚約する…

8

銀の不死鳥 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

冷凍保存

この作者さんの作品は好きなのですが、これはちょっと無理でした。
人類の冷凍保存を研究する研究所が舞台。シャイだが優秀な日本人青年、真士と、被験体になることを決められたカイネの恋。

二十歳になった時、カイネは冷凍され、悲劇の別れとなる。そこまでは良かったが、カイネが復活した時、世界は核戦争後で、生き残ったのは悪党集団のみ。陵辱されるのはまだしも、カニバリズムや、一見優しい元研究者の矛盾などが…

2

ホタル 小説

綺月陣  青海信濃 

おじさんと青年

月に一度、自分を買ってくれる「部長」さん。高校生のユウは、秘密クラブで体を売る”バイト”をしている。現代では許されないような設定も、当時はOKだったのかな?1999年と古い作品のようです。

やはり綺月さんは文章力が高くよみやすいです。そんな”バイト”をしている高校生だから、心もすさみそうなものの、ユウはなれたふりをして純情で、「部長」さんと会うのを楽しみにしている。
一方、デパート勤務の課…

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