洸さんのレビュー一覧

深く静かに潜れ 小説

  長門サイチ 

もっと面白くできそう

麻薬捜査官という大好きなシチュエーションのお話なので、期待も大きかったのですが、会話中心な分お話に厚みが足りなかったかなっと思います。

剣崎は黒、アレンは透明、デューク(捜査対象者)は赤いイメージがあります。どれが誰だっけ?といった戸惑いも無く、大変読みやすいので、後もう一つ何かが欲しい。
潜入捜査のこともしっかり書かれてはいるのですが、展開が早すぎるのかな?もうちょっとじらされてもいいか…

4

好みじゃない恋人 小説

  小山田あみ 

「やめないで」「かわいい」がキーワード

ビール会社の同期営業マン同士のお話。
たまたまゲイクラブで出合った八木と香月。
実は香月は以前から八木に片思いをしていたのですが、八木の誤解から「お互い可愛いタイプが好み」だからとライバル宣言されてしまって・・・
香月のゲイ友・純一(可愛い系・恋人あり)、会社の後輩・武田(可愛い系)、武田の上司・舞原(優しく頼れる大人?武田を大変可愛がっている)を巻き込んで、恋のさやあて状態になっていきます…

0

好みじゃない恋人 小説

  小山田あみ 

「可愛い」と一口に言ってもいろいろですよね。

ふたりはビール会社の営業部の同期。
八木は男らしくワイルドな雰囲気の行動派、香月はどちらかといえば八木とは反対のクールな理論派という感じで、タイプは違うが営業成績を競い合い周囲や八木本人からは“ライバル”として見られている。

最初の印象は、八木は香月にとって苦手なタイプではあったのだが、いつのまにか“苦手”は“気になる存在”となり、密かな片想いへと変わっていく。
自分も八木もゲイではある…

0

密やかな欲望 小説

  亜樹良のりかず 

東間君は自分の顔が嫌いで伊達眼鏡だそうで・・・

題名の通り、密やかに欲望をためこんでいる東間君のお話。

自分が男に欲情するのは受け入れているものの、過去のトラウマで「相手に迷惑になる」と思っている東間は、同僚の鷹見に理想の男性像を見ても苦手意識が先に立ち、自分の気持ちを抑えよう抑えようとするので、却って かたくなになり嫌っているようにも見えてしまいます。
しかし、男性化粧品の宣伝広告を共同企画することになり急接近し、一緒に過ごす時間も増…

1

その声が僕を焦がす 小説

  奥貫亘 

へタレ過ぎるにもほどがある!

「その声が僕を動かす」の続編です、今回これを読んで思ったのですが、ガッシュ文庫の編集さんはヘタレ攻めがお好きなのでしょうか?英田さんの「バカな犬ほど…」の攻めもかなりのヘタレでした。あの時はあまりのヘタレ具合に開いた口が塞がらなくなって感想も書く気が失せ未だに書いていませんが、このシリーズの尾崎もかなりのヘタレ男だと私は思いました。

なんだかもうじれったいって言うの通り越して、お前何やってん…

3

その声が僕を動かす 小説

  奥貫亘 

すれ違いの恋

事故で双子の兄を亡くしてからその亡霊が見えるようになった大学生右京。そんな兄から身近な人の死を知らされ、それを阻止するために奔走するというのがこの本の大まかなストーリーです(笑)

今回そのターゲットになったのが同じ大学の水泳部エース尾崎哲也と言う男だった…

兄から名前を聞いた人物を助けたい気持ちいっぱいの右京ですが、その理由を本人に話しても分かってくれないということを今までの経験上察知…

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刑事はダンスが踊れない 小説

  香雨 

刑事はダンスが踊れない

舞台はアメリカ・ロサンゼルスです。

20代初めに婚約者を亡くし、それ以降は深いつきあいを避けてきたジャック(攻)は、学生の殺人事件が起きた大学へ聞き込みに訪れて、助教授の亮司(受)と出会います。
そして、もの静かでクールな美貌、落ち着いた物腰に柔らかい微笑み、ジャックの挑発も軽く受け流す冷静さ…と亮司の「東洋の魔術」に釘付けに。
アメリカ人のジャックにはどことなく掴みきれない亮司が気にな…

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