茶鬼
凪の息子・輝くん視点の番外編。
友達の直也の家に遊びに来ている輝。
三日前、パパの凪が玲央とキスしているところを見てしまって以来、
男同士でキスするのはおかしいのでは…?という疑問を抱えている。
誰に聞いていいのか分からず悩んでいたら、
直也の兄が見ていたテレビに、たたまたま男同士のキスシーンが映る。
なぜ男同士でキス?という直也の問いに、外国ではキスは挨拶だから、と答える兄。…
タイトルの割に、作中では子どもの影が薄くてビックリ。
序盤以降は留守だったり睡眠中だったりで殆ど登場しません。
個人的に子どもの出番が多過ぎるBLは苦手なので読みやすくはあったのですが、
まだ五歳児とは言え、攻が家族の一員になることや、受と元妻との親権争いに関して
子どもの意志が蚊帳の外になっているのはちょっと不自然に感じました。
バツイチ子持ちのピアノ調律師・凪が管理を任される…
タチ同士とはいえ、「攻×攻」を連想させるような攻防戦はなく、
強引でドSで、しかし優しいバリタチ攻めが、後ろ未経験の受けに辛抱強く奉仕し、
少しずつ身も心も開発していく…という話。
最後まで…は終盤の絡みまでおあずけですが、
攻めが受けをベッタベタに甘やかす関係は美味しいし、
イチャチャだけでなく仕事描写も多く、同僚や顧客との関わりが見えるところが好感触でした♪
主人公のエ…