椹野道流さんのレビュー一覧

作る少年、食う男 小説

椹野道流  金ひかる 

いつもの椹野さんクオリティ

港町マーキスで唯一の検死官として働くウィルフレッド。
通称「北の死神」と呼ばれる彼は、ある日仕事先で孤児院出身の男娼ハルと出会う。
小さくて可愛らしい外見を持ちながら料理人になるのが夢だと語る少年に好感を抱いたウィルフレッドは、ハルが自分の館に立ち入るのを許可するが……

表紙のイラストからクールな俺様と黒髪ロングのカワイコちゃんの話かと思ってしばらく読むのを躊躇していたんだけど、読んでみ…

4
非BL作品

堕天使奇談 非BL 小説

椹野道流  あかま日砂紀 

正路くんは癒し系

夏バテのツケを払うためこっそりとジム通いを始めた森と、彼についていった龍村の目の前で事件は起こった。
本を読みながらマシンを使っていた女性が謎の変死を遂げた。
現場に残された四つの羽と顔を持つ、奇妙な絵柄の栞。
前後して河合の知人から森に調査の依頼が入る。
そしてさらに事件は司野の骨董屋、忘暁堂でも起こっていて……

夏バテのツケを払うために敏生に隠れてこっそりジム通いする森はちょっと…

0

楢崎先生とまんじ君 小説

椹野道流  草間さかえ 

ツンデレ先生と忠犬

低血糖で倒れて病院に担ぎこまれた間坂万次郎(18)は、そこで宿直のバイト中だった内科医の楢崎と出会った。
一見ポーカーフェイスでクールな楢崎の可愛らしいところに一目惚れしてしまった万次郎。
偶然再会した楢崎にストーカーよろしく迫りまくってなんとか結ばれる所までこぎ着けるが、その矢先万次郎には何も告げず楢崎はアメリカへ留学してしまい……

もうすでに出だしから楢崎先生にクールビューティのクの…

2

右手にメス、左手に花束(5) その手に夢、この胸に光 小説

椹野道流  唯月一 

帰還編。そして楢崎先生登場

ついに留学を終え日本に帰ってきた二人。
元の職場である消化器外科に戻ってきた江南を待ち受けていたのは教授選だった。
自分の信念を追い求める江南が指示するのは圧倒的不利と評判の小田講師。
もし小田が負ければ江南の医者としての未来を棒に振ることになりかねない。
江南のために自分を支持するのをやめるように行って欲しいと小田に言われた篤臣だったが……

誰に何を言われようと自分の信念を貫く江南…

0

右手にメス、左手に花束(4) 夜空に月、我等にツキ 小説

椹野道流  唯月一 

ラブラブ夫婦

シアトルに移り住んで一年がたった年末、篤臣は勘当されたままの江南と両親を仲直りさせるために帰省をもちかけた。
篤臣に説得され、年末実家に戻ることを決意する江南。
しかし江南の家であるちゃんこ屋について早々、江南の母親であるおかみさんがぎっくり腰で倒れてしまった。
急遽ちゃんこ屋を手伝うことになった二人。手際よく接客をこなす篤臣とは対称的に篤臣に絡む客にキレた江南と父親の大げんかに発展してしま…

0
非BL作品

鳴釜奇談 非BL 小説

椹野道流  あかま日砂紀 

パパ再始動編

ここのところ小さな事件はあったものの平和に過ごしていた森と敏生。
そんな二人はまたあの紙片を見つけてしまった。
「十牛図」の第二図。
心理を求める人の姿を描いたそれは、森の父親トマスからのメッセージだった。
そして森の前に再びトマスが姿を現した。
果たして彼の目的は……?

パパ再始動編。
パパの野望が案外普通で逆にちょっとびっくりした。

今回小一郎と龍村さんがまさかの……で…

0

作る少年、食う男 小説

椹野道流  金ひかる 

とにかく面白い、好き

大好き、このお話。
ヤンチャな受けと、天然ながら頼りがいのある攻め。
二人とも照れまくりの告白シーンから濡れ場にいたるまで、私のツボがギュウギュウ押されまくりでした。

舞台は架空の中世ヨーロッパ風の港町。
そこで検死官をしていた攻めは、孤児院を出たあと男娼してる受けと出会う。
受けの真っ直ぐさヤンチャっぷり一生懸命さが可愛くて仕方なかった。
攻めもそんな受けにどんどん惹かれていく。
片方は結婚経…

3

執事の受難と旦那様の秘密<下> 小説

椹野道流  金ひかる 

何回も読んでしまう。

執事の受難と旦那様の秘密の下巻です。

私は刊行されてからだいぶたってから読んだので上下巻とも一気に読めたのですが、これは、上巻で待たされた人はちょっとたまったものじゃない!というところで終わっています。

謎が謎を呼ぶ展開とでも言いますか。
ハルの出生の秘密が明かされる重要な内容になっています。

ハルが育ったネイディーンの家という孤児院で院長が殺され、その殺人事件の犯人として捕ら…

1
非BL作品

傀儡奇談 非BL 小説

椹野道流  あかま日砂紀 

まさかのプチ猥談まで飛び出して?!

天本が出版社のパーティで当ててきた招待券で正路と小一郎の三人?でテーマパークに行くことになった敏生。
そこで彼はかつての事件で関わった二人の女性と再会する。
当時高校生だった彼女たちはしっかりと成長していた。
しかし、そのうちの一人が何か事件に巻き込まれているらしく……

司野だけじゃなくて正路までレギュラー化しすぎててびっくりした。
もう作品繋がってますっていうレベルを越えてるよね。…

0

夜の乱入者 小説

椹野道流  琥狗ハヤテ 

新ジャンル?

マッチョ系関西弁ネコミミ兄さんって新しいかもしれない。
猫神さま×トラウマ持ちの小説家。
ファンタジー寄りでライトな世界観は椹野さんだなあという感じ。
さらっと読めます。

主人公の抱えているトラウマ(早くに亡くなった母を忘れられない画家の父親との確執。母親の代償)が正当派というかJUNEっぽいというか王道で重めな割にはさらっと克服してしまって、ちょっとあれ?という感じがしないでもない。…

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