椹野道流さんのレビュー一覧

くろねこ屋歳時記 壱の巻 小説

椹野道流  夏目くも(くも) 

夢の鳥かご、くろねこ屋

先に出ていた「くろねこ屋歳時記(クロニクル)」と時間的にも前後してリンクしてる、
コミックスではナズナさんが既にいたような気がするので、こちらの方が話としては
時間的には遡るような流れか、ある一定時間で同軸にシンクロしてるかも知れませんね。
それでも、この1冊で読んでも全然OKな内容だし、先のコミックスを読んでいると
ああ、あのカプのことね、なんて思い出したりもします。

テンポも緩や…

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くろねこ屋歳時記 壱の巻 小説

椹野道流  夏目くも(くも) 

澱む事なき

掲載誌を開かず、一冊にまとまった状態になって
初めて目を通しました。
先に読んだコミック版の事については余り頭に
置かない様にして。

群像劇を紐解きながらジワリと深い所を粘っこく
ならない様に淡々と掘り下げてゆく。
作中に『非日常空間の構成分子』なる言い回しが
出てきますが、ややもすれば心理描写にまで
その理屈が適用されている作品の空気に、
戸惑う方もいるかも知れません。

3

くろねこ屋歳時記 壱の巻 小説

椹野道流  夏目くも(くも) 

気分はナズナくん

やっと椹野さんの小説のほうの『くろねこ屋歳時記』が出ました♪
普段ユーモアだったりシリアスだったり痛かったりがどちらかというと好きな方なんですが、このゆる~い感じのとてもほのぼのしている『くろねこ屋』の雰囲気も大好きなのです。
それぞれのキャラクターの特徴と関係が魅力的です。
店主のネコヤナギさんがお茶を飲むために開いた、自ら海外で買い付けてくる雑貨と喫茶のお店”くろねこ屋”
この小説は、…

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非BL作品

ローウェル骨董店の事件簿 非BL 小説

椹野道流  北畠あけ乃 

なぜか気に入らない

ちるちるでは2か月振りのレビューとなります。なぜ間が開いてしまったかというと忙しかったのも一因なんですが、最も大きい理由はこの「ローウェル骨董店の事件簿」の評価に迷ったからなんです。
〈神〉〈萌え×2〉〈しゅみじゃない〉は読書中に決定しますが、〈萌え〉〈中立〉は読了後も決まらず悩むことが多いです。この本もまさにそう。〈中立〉にするほどの瑕疵は無い。では〈萌え〉にすればいいじゃないかとなるわけです…

3

お医者さんにガーベラ 小説

椹野道流  黒沢要 

甘やかす権利と甘やかされる義務

受主人公の事がぐっときてしまって、涙ながらよんでしまったー。
恋愛にたいして切ないんではなく、主人公が人間として切なくて、最初の下りから苦しくて泣けてきた!
誰にでもこんな気持ちは時としてあるけど、まあだいたいが独りで解決するしかないなかで、BLはファンタジーだからね、救世主が現れるわけです。攻め主人公はできすぎくんのきらいはあるけど、かっこいい。エスパーか、ってくらい口に出せない思いを汲み取…

4

楢崎先生んちと京橋君ち 小説

椹野道流  草間さかえ 

“日常のあれやこれ”が読みたいです…

茨木さんのちょっと狡賢いところと敬語、
京橋君のまっすぐで正義感溢れるところが好き。

まんじのがっつり年下ワンコで家事上手で一途、
楢崎先生の口ではなんだかツレないけれど
結局まんじを愛してしまっているツンデレ加減が好き。

どんな具合にこの2カプのラブラブを読めるのかなー♪と
勝手に期待値を上げてわくわくしたのですが……。
あ、お仕事メインなんだ……。

ほぼ犬猿の仲の茨…

2

妖魔なオレ様と下僕な僕 小説

椹野道流  唯月一 

評判よし

でも私の趣味でなく、この作家が好きなので、無念。
そのうち全部読むとしよう。
一巻は状況説明で、BLぽさは薄味。
ファンタジー好きなのに、妖魔好きなのになんでかなー。
ピンと来ない。
ありがちなのかもね。
キャラクターの年齢が若くて、リアルな背景をつけた理由が一巻はわからないです。
そのうち必要性がでるんですかね?
時間を置いて続巻ゲト予定。

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くろねこ屋歳時記(クロニクル) コミック

夏目くも(くも)  椹野道流 

日常の中にある幸せ

小説家の椹野道流先生と漫画家のくも先生のコラボ作品。くも先生作画のコミック「くろねこ屋歳時記」(第1話~第8話)・「How to love」・「引越しました」と、椹野先生筆の小説「おかわりはいかがですか?」が収録されています。

物語の舞台は喫茶店くろねこ屋。お客や庭師、店員など様々な事情でくろねこ屋に集う人々の恋物語が連作形式で描かれます。

第1話~第3話と「How to love」は…

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働くおにいさん日誌 小説

椹野道流  黒沢要 

ブログという試み

お医者さんにガーベラ」「お花屋さんに救急箱」のキャラクターが4人でブログを書いたら・・・。
すごく、ほのぼのです♪
何気ない日常が綴られています。
書き下ろし番外編は、年越しと初詣。大野木甫先生、可愛すぎる(笑)

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お花屋さんに救急箱 小説

椹野道流  黒沢要 

お花屋さんが好きです

「お医者さんにガーベラ」の続編。
今回は、お花屋さんの夕焼の過去がかいま見えるお話でした。
夕焼の元思い人、冬州の登場に動揺しつつも夕焼ためになるならと身をひこうとする甫。
相変わらず不器用な甫と今回はちょっと余裕がなくなっていた夕焼を取りまとめたのは冬州でした。意外といい人?(笑)
表題作の他に遥と知彦の出会い編「意地っ張りのベイカー」4人でご飯「円卓の医師」違うようでよく似た兄弟の甫と…

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