國沢智さんのレビュー一覧

恋なんてもんは。 小説

千地イチ  國沢智 

攻めが健気

初読みの作家さんでしたが、結構面白かった。健気な年下のワンコと、身体は小さいけど体育会系の男前受けのカップリング。
攻めは二年前に腕っぷしの強い受けに一目惚れしていて、再会した途端に「弟子にしてください」なんて言ってくる。で、「弟子に…」というお願いはすぐに「やっぱり彼氏に」となるので、最初から攻めの好意ははっきりしてるというパターン。

受けと過去に因縁(身体の関係含む)のある上司の朝比、…

0

花とナイフ 小説

犬飼のの  國沢智 

ステレオタイプ?

今、確認したら2017年の作品なんですね。読み終わりの直後はもっと昔かと思っていました。
お話に納得がいかない部分が多くて、キャラ萌え出来なかった私は読むのがつらかったです。攻めの『俺様』キャラがあまり得意でない所為なのかも。
犬飼さん、好きなんだけれどなぁ……

攻めさんだけではなく麻人もちょっと苦手でした。
『女』、それも自分の思うとおりに行かないとヒスを起こす様な『ひと昔前のステレ…

2

恋なんてもんは。 小説

千地イチ  國沢智 

ちっちゃいけど強い男前受け!

街角で突然「弟子にしてください!」と土下座された六之助(受け)
戸惑うも、担当モデルにバックレられて代役を探している途中ということもあり、急遽出会ったばかりのその青年を撮影現場に押し込みます。
ド素人にも関わらず類い稀なる存在感を放つ青山(攻め)に今後もモデルをと持ちかけたところ「弟子ではなく、彼氏にしてください」と言われてしまい……

見た目王子様なヘタレわんこと、ちっちゃいけど男前な受…

0

欲望の犬 小説

中原一也  國沢智 

水上検事!恋に迷う!vvv

いやはやいいBLを読んだなと、読後に満足の吐息を零しましたよ!
とてもBLらしい!

格好良くてワイルドな攻めにとことん愛される受け様v
いいですねv らぶですねv

そして幸せすぎる時間が不安になる気持ちもよく分かります!
少しずつ大貫の正体が明らかになってくると、
さらに不安が増し決定打も後追いし、
さらに更に大貫とは対照的な昔の恋人も!

幸せと切なさと諦め。
この辺…

1

淫雨 小説

中原一也  國沢智 

う〰️ん。

中原一也さんはコミカルな話の上手い作家さんですが、私はむしろ、受けの被虐願望を暴き出すような容赦のない責めをする冷淡な攻めが出てくるシリアスな作品の方が好きで、期待して読み始めたのですが、う〰️ん、この話はちょっと。

気持ちを明らかにしただけで、成就するまでは辿り着けなかった幼い恋を心に秘めたまま、10年間も会えずに大人になった二人。
会えない間に1人は厳しい環境にさらされ、生きるために悪…

0

シュガーナイト 小説

いおかいつき  國沢智 

未だに掴み切れない男、桂木

2019年刊。
安定した2時間刑事ドラマ、リロードシリーズも15冊目。
今回は神宮の元カレだったのに穏便に関係解消後も友人としての付き合いが続き、主役二人の良き理解者である桂木が事件の重要人物となる。
桂木は容姿、実力に恵まれていて付き合う相手にも事欠かなそうだから、誰かしら過去に関係を持った男に恨まれるか執着されているだろうなと安易に想像が付いたが…
実は彼が事件に巻き込まれるのは今回が…

3

蜜毒の罠 薔薇の王と危険な恋人 小説

犬飼のの  國沢智 

スピンオフ第二弾

薔薇の宿命シリーズのスピンオフ第2弾である今作の主役は、ルイ×紲の息子である馨です。

スピンオフ第1弾の慈愛の翼で恋破れた馨くんですが、案外クズ野郎でした( ̄▽ ̄;)
若気の至りと、最強の魔王ということに胡座をかいているだけなので、後半巻き返すんですが。
まあ自分本位で他人の機微に鈍感なのは父親譲りでしょうから、致し方ないです(笑)

馨がイケイケオラオラなためか、相手の理玖は抑圧的…

1

独身寮の雄(アルファ)たち~孕ませ~ 小説

西野花  國沢智 

深く考えてはいけません

ただでさえエロ主体の西野さんの作品なのに
オメガバースですよ(/ω\)エロしかないじゃないw

第三の性が存在する社会。
受はα。会社のαの癒しのためにΩを犠牲にする役目を担っていた。
発情Ωをαにあってがう役目。
ところが、ある日突然αだった受がΩに目覚めてしまう。
転生してしまったものはしかたない。
Ωとしてαを慰める役を担うのは当然だよな?

これまでΩ遊びしなかった友人…

2

妖精ハンター☓DT 〜女体化!? 妄想ワンコの暴走〜 小説

中原一也  國沢智 

シリーズ第二弾

前作よりもラブ増しましです。
官能語彙も増しましです。
女体化とサブタイトルにあるので、苦手な方はご注意を。
でも、それがメインではないので、とんちき設定なのでその部分も楽しめる範囲かな?とは思います。
(感じ方は個人差があるので、なんとも言えませんが・・・)

阿久津の心境が、犬山に絆されながらもちゃんとラブが育っててじわじわきました。
犬山家の秘密も明らかになり、阿久津の兄にもち…

1

妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

軽妙

いそうでいない、主人公「阿久津喜晴」というキャラクターが、普段はあまりオヤジに食指動かない私でも楽しめました。
楽しめた原因のひとつに、妖精というファンタジー要素と事件を解決していく謎要素、そしてなんと言っても秀逸だったのが、攻めの犬山大貴の感情表現というか、言い回しが絶妙で、その語彙の豊富さに圧倒され、次はどんな言葉が出てくるかのかな~?とワクワクしながら1冊まるまる官能表現を堪能しました。

0
PAGE TOP