國沢智さんのレビュー一覧

鬼上司の恥ずかしい秘密 小説

西野花  國沢智 

優秀なポルノ

西野さんのお話を読むと毎回感心してしまうのですよ。
それは西野さんが書くお話の多くが『解放の物語』だからだと思うんですね。
これ、官能作家としての西野さんの特徴だと思うのです。

今作でも、過去の失敗から気づいてしまった自分の欲望を『いけないもの』として封印している都和が、同じ会社のイケメン2人に真の姿を暴かれ、実は心の底で望んでいる様にエロエロに愛されるんですけれども。

小説として…

2

鬼上司の恥ずかしい秘密 小説

西野花  國沢智 

マジでAVじゃん

ラヴァーズ×西野先生らしいエロ一本道な作品です。

広告制作会社の鬼主任・都和の態度が厳しいのには理由がある。
新人時代、社内の何者かにハメられ撮影された淫乱ドM動画が裏サイトにアップされてしまったから。
屈辱の過去も、暴かれたドMの欲望も、全てを葬るように仕事に邁進し他人に隙を見せなくなった都和。
しかしある日、パリピ系年下男子・渋谷と余裕系敬語年上男子・藤本の策略によりその仮面は剥が…

4

鬼上司の恥ずかしい秘密 小説

西野花  國沢智 

安定の西野作品、と言って良い甘エロな一冊。

作家買い。
西野さん×國沢さん、そしてラヴァーズ文庫、ときたらエロエロだろうな~、なんて思いつつ手に取りましたが、うん。想像以上のエロが詰まった安定の西野作品、といった感じの作品でした。

表紙からも推測できる通り、西野さんらしいといっていいでしょう。攻め二人×受けさん一人、の複数攻めのお話です。







主人公は広告制作会社に主任として勤務する宮城。
仕事ができ、見…

9

鬼上司の恥ずかしい秘密 小説

西野花  國沢智 

最初から最後まで拘った作品

この表紙はレジに持って行きにくいですね^^;
表紙のエロい印象そのままに、ほとんどセックス(3P)しているという作品です。


陰で〈雪の女王様〉と呼ばれる美しくも冷たい都和は、
6年前、ある男に凌辱された過去をもちます。
当時の記憶は曖昧なものの、矯正を上げ、淫らに乱れる都和の姿はネット上に投稿されていてーー…!

この時の相手は誰だ?というのが、大きな謎になっています。
犯人…

9

処女神、獣たちに堕とされる 小説

西野花  國沢智 

メス堕ち

大事に大事に大事に育ててきた子を犯すって
なんか・・・燃えるですね(*ノωノ)きゅんv
処女が奪われないように守ってきた男たちが処女を奪うというね。
あまつさえの展開。
ハジメテなのにエロエロのアマアマでトロントロンでございます。
正直、最初の一発目だけはなんかもう少しひねりが欲しいと
毎度思うのは私だけだろうか。
感じまくる受も好きだけど、やっぱりね、記念だしさ
せっかくテーマが…

2

リロード 小説

いおかいつき  國沢智 

ハードそうに見えてハードじゃない

刑事受けが読みたくて手にとってみた作品。
ある日一馬は神宮が、資料室でなにやらこそこそと捜し物をしているところを目撃。まずいところを見られたと、口封じのためにその場でエロイことをされちゃう。
実は神宮は、友人の死が自殺として処理されたことに疑問を持っていて、その真相をひそかに解き明かそうとしていた。で、一馬もそれに協力することになる、という流れでふたりはどんどん親密になるんだけど、その過程が思…

0

飴と鞭も恋のうち~SECONDヴァージン~ 小説

いおかいつき  國沢智 

何となく、躾の良いわんこ達だな…と

2020年刊。
この新刊、ちるちるでもhontoでも書影が発売日ギリギリまで出なかったのだが、書店での買い辛さを予想して通販で予約しておいて正解だったな…と。
元はリロード・シリーズのスピンオフで、警視庁捜査一課内の堤×藤村コンビに続いて登場した部下二人と班長の3Pカップルの続編に当たる。

いおかさん作品の中では、3P絡みというのもあって前作を引き継いでエロ特化に力が入っているほうだ。

4

花とナイフ 小説

犬飼のの  國沢智 

サイコなんだかおバカなんだか(-_-;)

2017年刊。
元は2011年に花丸文庫BLACKにて刊行された『殺業の絆』の新装版で、暴力描写が書き直されているそうな。
でもこの話、血の気より色気を重視しましたよって以前に、主人公・麻人が今まで読んだ犬飼さん作品の受けワースト1になってしまいそうなのが問題なんだけど…

麻人は、壮絶な死に際までも美しかった母親と同じように見目良い最期がいいという特異な願望を抱えている。
そんな彼が裏…

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帝王の不埒な愛玩 小説

真崎ひかる  國沢智 

多喜の生まれついての不運設定って必要だったのだろうか?(-_-;)

2020年刊。
真崎さんは多作な中でも自分のツボに嵌る作品があればと手探り中の作家さんだ。
また、ラヴァーズ文庫外で國沢さんの挿絵を初めて見かける嬉しさもあったのだが…

そもそも、多喜の生まれついての不運設定って必要だったのだろうか?
最初のたった数ページで多喜一家のお人好しの範疇を越えた考え方(騙すより騙されるほうがいいってくだり)には引いてしまった。
多喜も大学内で身分証明書を盗…

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帝王の不埒な愛玩 小説

真崎ひかる  國沢智 

帝王?

先生買いしたものの。帝王という設定である攻めの帝王感があんまり感じられず、さらっと読んでしまったので中立です。本編190Pほど+後日談20Pほど+あとがき。

生まれた瞬間から疫病神に憑かれていたとしか思えない運勢の多喜(たき)。家系で直系の長男に特に色濃く不運さが出るとのこと、多喜も一家離散、アルバイトでなんとか大学に通ってはいるものの、アルバイト先が夜逃げしたため、かなりの貧乏。おまけに他…

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