和泉桂さんのレビュー一覧

片想い 小説

和泉桂  hato 

満足感アリ!

昨年末同人誌で刊行された作品がkindleで配信され、ずっと気になっていたので購入しました。unlimitedでも読めます。表紙に自分の好きなイラストレーターさんが選ばれていなかったら、きっとこんなにハマる作品には出会えなかったです。

初出は2009年の小説リンクス掲載作品で、そちらに同人作品と書き下ろしを合わせた全166ページ。文芸誌編集者同士の幼馴染み+ライバル関係を描いたキュンキュンラ…

1

有罪 小説

和泉桂  高永ひなこ 

ちょっと古いかな。。

設定としてはBLテンプレで、少し古いかもしれません。
ちょっと気むずかしい作家と、担当編集のカップルです。担当の方はかわいく純情で、オラオラ系の作家攻めに振り回される(当然ですが冒頭から体は開かれる)、という感じのお話です。

お話を構成するのに、攻めを好きになるんだけど攻めの気持ちはよく分からなくて、それを攻めのキャラが変(思っていることを伝えられない、恋愛に不慣れ)という理由にすることが…

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騎士と無垢な罪人 小説

和泉桂  yoco 

七騎士の使命は、護る価値が無い王に命を捧げることだった

yoco さんのイラストがとても素敵です。
御伽噺風の、盗まれた魔力を取り戻す旅だけど、
実は良く生きる為に一番大事なものは何?と主人公が心の旅をする物語。

七騎士は、特別な存在で、国民の憧れの的。
でも七騎士の家に生まれたイサールには、魔法の力が発現しない。
どうやら、父の後妻(妾)が盗んで消えたらしいと分かる。
魔法の力を取り戻す為に、父の後妻と義弟を探す旅に出る。

イサ…

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灰かぶりの婚姻~つがいのおとぎ話~ 小説

和泉桂  Ciel 

BL版Ωバースの灰かぶり姫

原案は、お伽草子の「鉢かづき姫」なのだそう。

リオはΩ、そして醜いと言われて忌まれて、父の死後は使用人として生きている。

絶世の美女と言われた母。
「お前をひとと同じように産んであげられなくてごめんなさい」
「成人するまで人に顔を見せてはいけない、髪の毛は切らないこと、特に前髪はだめ」・・と謎の遺言を残して死んだ生母。

リオは母似。自分はひどく醜いと思い込むのは、自分の顔も鏡…

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淫紋の贄 小説

和泉桂  笠井あゆみ 

エロMAX

これ表紙もすごいけど中身もすごいです。和泉先生商業作品の中でも最大級のエロさ。しかも攻めとのHよりモブ姦がテーマで、物語中盤の可憐な強気受けが邪悪な男達に陵辱されまくるシーンが間違いなく先生が1番書きたかった部分だと思います。なので耐性のない姐さんは回れ右の作品です。

受けの「らめぇ」とか「きもちいい…れす」みたいなセリフは男性向けエロみたいな感じですが、その前後のストーリーやシチュエーショ…

3

蠱蝶の殉情 小説

和泉桂  笠井あゆみ 

短編集 三番目以外は面白かった

「蠱蝶の殉情」
「広陵散」
「残灯一盞野蛾飛」
「蜜契」


「蠱蝶の殉情」
男ながら女として生きる王女・苓鈴
神開・謀反の首謀者・28歳
親を討たれて、敵討ちをするはずが、人柄を知るにつれ愛してしまった毒姫。

「広陵散」・・これが、一番好き
千年前の駆け落ちをして王に処刑された想い人の霊と琴を弾く
恋人の名を思い出した時に、罪が消えると伝えて消える幽霊。
想い人の名…

1

群衆(合同誌) 小説

和泉桂  木原音瀬  水壬楓子 

同人誌ってすごい

実力のあるベテラン御三方による合同紙。テーマはモブ姦。普段商業BL紙書籍派ですが、エロ読みたさにKindleデビューしてしまいました。内容はびっくりというかやりたい放題というかよくこんなエロい事考えつくね、って感じでした(褒めてます)。この方々は商業でも尺の長いモブ姦物を書いていらっしゃる強者達ですが。

和泉さんのはモブ姦スタンダード、お手本みたいな作品。回想上で男子高校生がおっさん達に犯さ…

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真紅の背反 コミコミ特典SS小冊子 再会の夜 グッズ

愛する人といる幸せ

本品は『真紅の背反』のコミコミスタジオ特典小冊子です。

本編後、2人が再会を果した日のお話です。

長く叶わなかった約束を果し再会した2人はホテルの庭で長く抱き合った
末に、サーシャはとにかく昼飯だと名物を食べようと誘います。

そういえばイリヤは駅についてからまっすぐにホテルの跡地にやってきた
ため、昨夜から何も食べていません。ただドイツの降伏で戦争は終結した
とは言え、ウィ…

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真紅の背反 小説

和泉桂  円陣闇丸 

相反する想いを抱えて

今回は東欧の地下レジスタンスとドイツ国防軍陸軍中尉のお話です。

幼い誓いを大切にしていた2人が大戦下で巡り会い、敵対者として憎悪
しつつも、再びお互いの手を取るまで。

受様は実業家の父が旅先から連れて戻った赤子です。その後父は今の
母と結婚して妹が生まれますが、目に障害のある妹にかかりきり、厳格
な父も受様にはひどく冷淡でした。

ある年に一家は妹の眼の治療を受けるために、…

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真紅の背反 小説

和泉桂  円陣闇丸 

クラウス推し

表紙買い。攻め受けは今一つ?だったのですが、当て馬?ヒール役?のクラウスがめっちゃ好きだったので萌にしました。彼のお話を読みたい・・・本編280P弱+あとがき。シリアスよりな話がお好きな方向けかな。

1943年、黒海に面したオデッサは、ナチス・ドイツ&ルーマニアの連合軍占領下にあり、アレクサンドルはパルチザンの資金面担当として活動を続けていましたが、ある日同じくパルチザンに参加していた兄ドミ…

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