和泉桂さんのレビュー一覧

情熱の甘い棘 小説

和泉桂  蓮川愛 

和泉マジックでするっと読めるが…。

ホテリエの派遣会社社員の野崎はキレイな子だが鼻っ柱が強い。
その野崎をいきなりエレベーターの中で口説きにかかる取引先の社長。

衝撃的といえば衝撃的な出会いで、掴みはオッケー。
文章も基本的に手堅くサクサク読める。

王道展開だけに展開がご都合よすぎな気もたぶんにいたしますが(笑)、
一番困るのは…
エレベーター内で口説く社長もどうかと思うが
さらに客あしらいが下手くそすぎる営業…

1

饒舌な視線 小説

和泉桂  相葉キョウコ 

なかなか難解な…。

あらすじを読んで面白そうだと思って買ってきたんですが、思ってたのとかなり違いました。
なんていうか、キャラがどの人もなかなか複雑というか濃いというか。
それぞれの関係性が複雑なので読む人を選ぶかもしれません。

まず、受である八城は妻帯者です。
それでいて、社長である小笠原の愛人だったりします。
しかも、妻も元秘書で現在も小笠原の愛人。
八城と妻はそれぞれの利害関係のための偽装結婚な…

1

饒舌な視線 小説

和泉桂  相葉キョウコ 

クールな顔した隠れ淫乱

感情を読み取らせないようなクールな上司と明るく人当たりがいい、
ワンコ系部下の攻め様との歪な恋愛模様です。
攻め様は、28才にして誘いを受けて転職してきたのですが、上司になった受け様を
若干苦手にしている、それはクールで仕事もデキてさり気ない気遣いが出来ると
思うのに、感情の機微を感じさせない受け様に、真逆のタイプの攻め様はどうしても
苦手意識がぬぐえない、そんな事を思っていた時に、受け…

3

狂おしき夜に生まれ 小説

和泉桂  円陣闇丸 

謎は全て解け…ない。

大好きな『清澗寺家シリーズ』の外伝。
今作では今まで謎に包まれてきたこの一族の起源が分かるということで、楽しみにしていました。

…が、謎、解けてないですよね…。

起源は分かった。
平安時代に清澗寺の家が起こった理由や人物、経緯は判明した。
でも、一番大事な部分が描かれていない気がして、もやもやしました。

昭成に淫乱の性質を宿したのは誰?なんのために?
貴将が人誑しなのはな…

3

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いろいろ読めて楽しいv

「how to count kiss」谷崎泉
学生時代にキスをした仲だった新名と城島。
けれど、決して恋仲だったわけでもなく。
偶然に城島が社内の移動で再会して。
新名の反応に城島が当時の疑問をぶつけて。
でも、ここまで来てもどちらもはっきりとしたものを持っていないのか内を明かしていないのか。
告白とかはないんですよね。
なのに、これからもキスする仲ってなんか不思議だけどなんか萌える…

0

七つの海より遠く 小説

和泉桂  コウキ。 

ファンタジーだったんですね~

表紙等見て、「時代物かぁ~」と思い読み始め・・・かなり後になってから「???」という感じでした。
Hもほぼ無く、BLと言われなければ、わからないかも(結局、最後にはHもするのでBLですけど・・・)
でも・・・ちょっと「ファンタジー寄り」かな?
受けちゃんが、もう少しハラハラさせるような性格だったら、もう少し盛り上がったかな?
嫌いなお話ではないけど、「船乗り」の荒っぽいところとか、受けちゃ…

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canriensis(合同誌) 小説

木原音瀬  遠野春日  英田サキ  和泉桂  水壬楓子  神崎貴至  深井結己 

この木原さんはスゴイ!!(笑)

神崎貴至さん、遠野春日さん、木原音瀬さん主催の数年前の宮崎県口蹄疫被害支援チャリティー合同誌。
有名どころの作家さんがゲスト参加されていてなかなか豪華な一品。

それぞれに面白かったんですが、商業作品とはちょっと違った趣があったかも?
和泉さんの中国物はちょっとファンタジーな部分もありつつ、このあとが気になる感じのライトな仕上がりだったり。
逆に水壬さんの作品はあっさりCPだけのお話にな…

1

狂おしき夜に生まれ 小説

和泉桂  円陣闇丸 

破滅を願う一族の夜明けがここにあり。

第一部が完結した清澗寺家シリーズの外伝、平安時代編。

清澗寺のルーツの話ということで、ファンとしては非常に楽しみにしていたし、
実際シリーズのファンにとっては楽しい話だったのだけれど、
この話単体ではちょっと物足りないというか、
私は殆ど本編のキャラやイメージと重ね合わせたりしながら
(雪の情景とか「美味しい」とかね!笑)その楽しみで読んでしまいました。
全編シリアスなのに、クスッ…

5

タナトスの双子 1912 小説

和泉桂  高階佑 

舞台や設定は斬新で面白い

ドラマCDのほうが先だったんですが、原作も1912~1917と立て続けに読んでみました。

結論から言っちゃうと、
小説ヴァージョンのほうは1912のほうが整合性があって読みやすい。
ユーリとミハイル、二人の「ボタンの掛け違い」や「生育環境の違い」が
対照的に表されているので、混乱が少ないんですよ。

ただ、和泉先生作品を読むと、設定は壮大でマスな感じがあるんだけれども、
人物描写…

3

七つの海より遠く 小説

和泉桂  コウキ。 

武士道なのかヤマトナデシコなのか

商船の船長と遭難してしまって船長に助けられた女装訳あり男子とのラブ。
時代背景も設定も有りそうでなさそうなファンタジーテイストの作品で、
架空の世界でのお話と言う感じでなかなか面白いのですが、何やら気になる事も多くて
続編かスピンオフ作でもあったらいいなと思いましたね。

大日本帝国の受け様は帝都の学生なのですが、ある日英国で蒸気機関を研究開発してる
受け様の父親が行方知れずになり、単…

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