和泉桂さんのレビュー一覧

恋愛クロニクル 小説

和泉桂  あじみね朔生 

どうしてここで終わるかな・・・

303ページというかなり厚い本だったので色々期待していたのですが・・・。

『罪』シリーズが好きなので、同じ作家さんということで読んだのですが、「え~!?ここで終わるってなに??どういうこと??」と、思わず叫びたくなりました。

幼い頃に母を亡くし、父も突然の事故で亡くした高校2年生の光里(ひかり)は、経済的な事情から優しい伯父ではなく、会った事も無い母の弟である御堂康史の所に身を寄せる事…

1

貴公子の求婚 小説

和泉桂  佐々成美 

正に萌え萌えでした!

貧乏な上に、出世欲もない。あるのは、大好きな書物を存分に読んでいたいという欲。。だから恋だってしたことがない。そんな野暮な性格に加えて、受けの朝家は、十人並みというか、寧ろ夢のいっぱい詰まったBLでは『無器量では。。』という容姿。

しかし、そんな朝家にわたしは萌えました!将久(攻め)の気持ちが良く分かります。

きっかけは、経済的困窮を打破する為(何としても愛する書物を守る為という)、家…

10

暁に濡れる月 (下) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

読み応え抜群

上下巻の下巻は、大変満足のいく内容でした。
シリーズも長くなって、不思議な魅力ある清澗寺家の色々な時代を堪能していますが、
今回の作品は、双子の恋愛が同時進行で進んでいて、双子ならではの楽しみ方が
出来るように感じます、双子だけれど、事情の違う育ち方をしているせいで、
性格的にも大きな違いがあるのですが、やっぱり清澗寺家の血筋、根底に流れるものが
愛の為なら死ねるってくらい情に厚いお家柄…

7

暁に濡れる月 (下) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

それぞれが選ぶ道。

双子編下巻ですね。
それぞれに想い人もできて2人でいることよりも想い人の元へと通うことが多くなっている今日この頃。

とはいっても、泰貴の方はかなりの前途多難というか。
心動かされて信じたいと思っていたのに裏切られたような状態で。
藤城が求めていたのは「愛」ではなく「服従」
藤城の前に膝を折ることで一種の安らぎを得ることも可能だったのに、それに屈することなく立ち向かおうとする泰貴の姿は…

7

暁に濡れる月 (下) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

清澗寺家の明日

清澗寺家シリーズ、第二部戦後編その弐です。
(すいません、長いです;)

末娘の鞠子が生んだ双子、
一人は赤子の時分に清澗寺に預けられ、御曹司として育つ。
一人は貧しさの中で育ち、戦火の中母と妹とも生き別れ、
孤児たちと寝食を共にして、男娼まがいのこともしながら生きている。
その二人が戦後再会し、清澗寺家という特別な家も時代に翻弄される中、
それぞれの恋をしていく。
全く違った境…

7

暁に濡れる月 (上) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

さあ、第二部の開幕です。

楽しみにしていた清澗寺家シリーズ。
一応、雑誌で読んではいるんですが、それも結構前のことなので改めて読んでみるとやっぱり楽しかったり。

物語は和貴から次の世代へと移って。
鞠子が産んだ双子が主人公となります。
1人は鞠子と共に貧しいながらも育てられた泰貴。
もう1人は鞠子から和貴へと預けられ育てられた弘貴。
育てられた環境が違うから双子でも性格が違うのは当たり前ですが、かなり対照的…

5

暁に濡れる月 (上) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

恐るべし清澗寺家

第一部シリーズが完結し、始まりの書的な外伝を挟んでの清澗寺家シリーズ9作目は
このシリーズのファンには待っていましたのようなシリーズ第二部のスタート。

時代は戦後、時代的には混乱を極めた時期のストーリーで、お話もドロドロしてるかも。
離ればなれに育った双子が再会するのですが、一方は何不自由ない暮らしで、
清澗寺家の跡継ぎして育った弘貴と、方やその日の食い扶持と寝床を確保する為に
身体…

6

君のいない夜 小説

和泉桂  雨澄ノカ 

永遠にめぐるーぷ

何度も言うよ君を愛してる~
というわけで、何度忘れられても愛すなんて、
究極の愛ですなぁ~。

しかし今回のこのお話、なぜか自分はあまり盛り上がれませんですた。
なんでかわかりませんが、どうにも和泉先生の作品は好きな作品とあんまり食指が動かない作品とに完璧に分かれてしまいます。
今回は全く食指が動かなかったなぁ。やっぱり変身の唐突さ?
これがどうにもダメだった気がします。
ファンタ…

1

暁に濡れる月 (上) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

清澗寺家の双子

大河ロマン「清澗寺家シリーズ」、待望の第二部です。

第一部の最後「終わりなき夜の果て」は昭和3年(1928年)で終わっているが、
時は流れ、第二部は終戦直後の昭和20年(1945年)、
離れ離れに育った双子が再会するところから話は始まる。

戦争に負け、華族であっても苦しい日々を強いられるが、
清澗寺家は人脈や深沢の手腕、道貴達の援助によって比較的恵まれた生活を送っている。
戦火…

6

お気に召すまで 小説

和泉桂  ホームラン・拳 

『奴隷』で『調教』なのにピュアラブ!しかも笑えるんです!

私は『調教・SM』自体がダメなんですが、特に和泉さんのその系統はものすごく苦手なんです。
ですから『奴隷』『調教』というフレーズで、『また調教か~。ホント和泉さんこのテのがお好きだなあ・・・もういいや』と後回しにしていたんですよ。

でも、思い切って読んでみたら、なんだこの可愛いの!
ヘタレ×天然健気なんですが、どちらもその度合いが並大抵じゃないんですね。

確かに『奴隷』で『調教』な…

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