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六青みつみ 稲荷家房之介
碧雲
ネタバレ
帯文は 「二つの運命 一つの愛」?? ・・意味不明ではっきり言ってセンスを感じないキャッチコピー。 稲荷家房之介 さんの美麗な挿絵が素敵です。絵に惹かれ、帯文の意味不明を解消したくて、「六青みつみ先生インタビュー」を読みました。 意味不明な帯の推薦文は、紹介記事へ誘導する戦略だったんだろうか? そして、電子版を讀みました。 この作品にもモフモフした兎が登場します。 【シオン(元エリュ…
六青みつみ 藤たまき
yoshinan
「健気不憫受け」「誤解などから受けに冷たくあたる攻め」「その事を後悔する攻め」という設定が私の大好物で、六青先生はそういったお話を書かれる作家さんときき読んでみました。 読んでみると私の思惑通り、上記の設定をバッチリ満たす作品。というか、当てはまりすぎて、「せつなすぎて泣く」なんて滅多にないのに物語中盤から終盤まで泣きながら読んでました……。 私が上記の設定が好きな理由は、誤解などから受けに酷…
六青みつみ ヒメミコ
光の螺旋シリーズ「ruin」のスピン元。 一番最初に出ているこの作品から読むと、フェルス王国の民が味わう辛酸が理解できるので、シリーズのカレスの評価が変ると思います。 ・・というより、この物語が、支配するものと虐げられる者という設定の土台になっているので、これを読まないと著者の意図が汲めないと思う。 シリーズの人気者、カレスは、この作品だと、流民を差別する冷たい奴。制度の改善より、手っ取…
六青みつみ 葛西リカコ
聖獣と主の、信頼と愛を育む物語。 聖獣が繭卵の中にいる間に行う儀式があり、その通りに行わないと、聖獣は本来の力を発揮できない。 皇帝の嫡孫・ギルレリウスの父が、弟の、皇帝の四男ヴァルクートが育成中の繭卵を盗み、息子に与える。 繭卵の時期に聖獣の契約を二人と交わしたこと事から、リュセランの意識は混乱する。 王命で、盗んだ繭卵をヴァルクートの元に戻す途中、事故による孵化の失敗で、リュセラン…
大洪水の後の世界。地上と海底の二つの居住区に分かれている。・・という背景。 「蒼い海に秘めた恋」の続篇。 ★「蒼い海に秘めた恋」のあらすじ。 ”特効薬開発の生体実験を受けていていたショアは、養父である開発室長のエルリンクに裏切られ研究所を逃げ出す。そして幼い頃から憧れていたグレイに会いたい一心で彼の元にやってきた。 ---- ・・・と言った前巻。 養父のエルリンクは、裏切った訳じゃ…
六青みつみ 花小蒔朔衣
BL版御伽噺。 多神教の野心家神官が、一神教の異教徒弾圧を政治的に行い、イリリスと母は投獄される。投獄中に食料を絶たれて、母はイリリスの身代わりになって殺されて食われてしまっていた。そのショックで白髪になったイリリス。 恩赦があり、地下牢から解放された後 ・・両親と弟を殺された王の神子になり、色々なむごたらしい暗殺事件を経て、王の代り身になる呪は、他言すると効力を失うので、イリリスは誤解を受…
琥子
ボリュームを一切感じさせず、夢中になって最後まで読める一冊でした。 受けはとにかくモブレされるし、攻めは理不尽なほど受けに意地悪するし、ハラハラしっぱなしで続きが気になって一気に読みました。 途中、辛いこといっぱいあるのですが、最後は結ばれてハッピーエンドです。 ですが、攻めザマァがちょっと不足かなぁと思いました。 攻めはもうちょっと後悔して欲しかったし、もうちょっと反省して欲しか…
甘食
あとがきによると普通の新書版の3冊分くらいだそうです。二段刷りであの厚さ。欧風のお伽話のような序盤の水鏡のシーンが素敵です。ニコっと笑っているシオンの挿し絵も少女マンガチックで可愛い。その後の2人の運命を印象づけるイベントです。 しかしその直後から受けのシオンの受難の日々が始まります。偽王子と言われて王宮を追われ、街のならず者達に陵辱し尽くされボロ雑巾のようになってから攻めのグレイルに助け出…
かん衛門
今回も健気な受の成長に泣きました! これぞ六青さん!と今まで六青さんの作品を読んできた方なら思うはず。 まさに六青節炸裂な物語でした。褒めてます。最高に大好きです! 正直言うと、最初は受の王子・エリュシオンが六青さんの書く受の中の苦手なタイプっぽいな、好きになれる気がしない・・・と思って読み進めていたのですが、いやいやこれが大誤算! 死ぬほど辛いめに合ううちに傲慢さが剥がれ落ちて、…
六青みつみ カゼキショウ
「黒曜に導かれて愛を見つけた男の話」の続きだ!!と喜びながら読み始めたら、強烈なデジャヴ。 「金緑の神子と神殺しの王」に同時掲載されていた前半部分が、加筆修正でこちらの本にほぼほぼ収録されているんです。・・・「金緑~」に載ってる部分読み直す必要ありませんでしたね。 アヴァロニス王国の話を4冊読みましたが、「黒曜の災厄は愛を導く」とこちらの「黒曜に導かれて愛を見つけた男の話」だけでも充分楽し…