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19/40(合計:391件)
六青みつみ 白砂順
マキヲ
ネタバレ
かなり江戸時代の日本に近い印象の時代劇ファンタジーです。 前半は貴哉がまさに傲岸不遜という感じで少々腹立たしく思いながら読んでいましたが、彼の態度とともに紫乃との関係も変化していき、紫乃が報われたようでホッとしました。しかし、その後、二転三転…。紫乃の哀しい運命と相まって切なかったです。 貴哉の立場を考えれば約束を守れない事情があるんだろうな、と普通なら思うところを、紫乃はそう思わない…
六青みつみ みずかねりょう
muccu
冒頭の(300年前の)カイエンとレイランドのお話がいきなりせつなくて、作品に引き込まれました。 大好きだったレイランドに誤解され亡くなったカイエン。 そしてカイエンの死後、自分が誤解からひどい言葉を投げかけてしまっていたことに気付いたレイランド。 そのレイランドが転生輪廻を繰り返しながら、かつて傷つけたカイエンを探します。 そして300年の時を経て、カインとスウェンという双子の少年…
六青みつみ 葛西リカコ
gamis
今回はまず、表紙に目を奪われてしまいました。 今までは必ず服は黒×白の組み合わせだったのですが、今回は両方白。 なんて綺麗なんでしょう…。 またまた今までとは異色のカップル。 騎士としてはイマイチ~なリオン。不器用でヘタレでどこか抜けていて。 身なりも気にしないしパッとしない。 歴代の騎士様たちが華々しかったので、新鮮。 そんなリオンをかいがいしくお世話するのは聖獣アル。 …
表紙から想像して、黒髪の少年は儚い美人系だと思っていたんだけれど。 美人だけど野生児でした(笑) 拾われた子供、キース。 大人の勝手で蔑まれ、そして欲望の的になり、人間不信に陥ってしまいます。 そんなキースが唯一と言っていいほど心を許しているのは、偶然見つけ手探りで育てた聖獣・フェンだけ。 帝国のことや聖獣のことなんていっさい知らずに育ってきたキースと、自分が何だったかを忘れてしまっ…
『贖罪の絆』の最後の最後、ワケアリとしてちょびっと登場した二人が今回の主役。 繭卵を発見した実直な騎士リグと、繭卵のときに奪われ偽りの相手と対の絆を結んでしまった聖獣カイエのお話です。 慈しみ大切にしていた繭卵を奪われたリグ。 執念ともいえる捜索の結果、ついにその聖獣と出会うのですが…奪われ偽りの絆を結んだカイエは主に虐げられ、とても辛いめにあっていました。 本当の主であるリグと離…
roseーlily
好きな作家さんが三人揃ったこの小冊子。 手に入らず読めなかったのですが。 最近読めるチャンスがあり、楽しく読ませていただきました。 今は『美しい彼』しか本編を読めていないので、取りあえず「かわいそうな彼」だけを読みました。 他は本編を読んでからのお楽しみです。 ※手に入らず読めなかった人の為に。 ここから、大ネタバレあらすじ書きます。 読む予定がある人は注意ですよ! ↓…
ヴァルとキリハの裏とも呼ぶべきこの『贖罪の絆』。 痛い。そして、哀しい。 何度も胸が苦しく、そしてやるせない気持ちになりました。 人の欲望はときに理(ことわり)を歪め、負の連鎖を生む。 読み終わって、この苦しみを一体誰にぶつけたら良いのかわからなくなりました。 皇帝?皇太子?ギル?でも、なんだか誰も責めることが出来ない。 リュセランだけでなくみんなが、哀しい運命に飲み込まれたのかも…
モフモフファンタジーが大好きで、このシリーズも一気にシリーズ全巻集めたまではよかったのですが…なかなか手が出せずにいました、長くって(^_^;) 急に意欲が沸いてきて、モフモフワールドへ突入!です。 みんなに愛され、けれど決して慢心することなくまさに『理想の王子様』よろしく育ってきたヴァル。 けれど陽があれば陰もあるわけで…狡猾な兄のたくらみに呑まれ転落人生、けれど持ち前の正義感で物語の…
まりーん
輪廻しながらカイエン(前世の受)を探すレイランドですが、その原因は前世での悔恨・懺悔に思われます。 元々少しばかりの好意を抱いていた程度のカイエンを、冷徹な人間(他者からすればそう見える)だと思いこみ傷つけ、亡くなった時も哀しまず、真実を知った後に、深い悲しみと贖罪の念にさいなまれます。 そして舞台は現世へと変わり、 その冒頭でレイランドは友人に対し、カイエンを探していること、作中で初め…
トーフチャヅケ
先にも述べられている方がいますが、私も全体的な物足りなさというかまとまりのなさを感じました。所々が淡白で、やりたいことが一杯ありすぎて逆に一つ一つの内容が薄くなってしまっているように思います...。 物語の後半なんてダイジェストでも読んでいるかのように錯覚しました。 シリーズモノの1作目ということですが、とても続きを読む気にはなりませんね...。 その際たる理由ですが、次作「誓約の代償~…