六青みつみさんのレビュー一覧

寄せては返す波のように 小説

六青みつみ  藤たまき 

無意識で恋をするということ

前作はCDで聴き、続編もたいへん切ないと話題になっていたので手に取りました。
素晴らしい作品です。

個人的に『良い!!』と思ったポイントは
ルースが記憶を忘れても、夢を通してエリィを無意識的なレベルで認識し続けている点。
どんなに意識的な部分(すなわち記憶)を失ってしまっても、本人が統制できない無意識のレベルで恋情が蓄積されていく描写が印象的でした。

ルースが記憶障害であるがゆえ…

4

騎士と誓いの花 上 コミック

六青みつみ  九重シャム 

リィトの素直さが切ない!

原作未読のままこちらから。
上巻読んで、胸が痛い!
痛いというか、切ない……!
リィトが健気で!

まぁあの境遇で助けられれば、誰だってその相手には懐くと思いますが、
その気持ちがまっすぐな分、役割が切ない。

リィトがまっすぐな分、グリファスの画策が黒く見えてしまいますが、
彼は彼なりに背負っている物があり、葛藤してる。
それがちょっと自己完結し過ぎで、自分勝手な奴に見えちゃ…

0

騎士と誓いの花(下) コミック

六青みつみ  九重シャム 

そんなにリィトを泣かせないで〜(涙)

上巻から、どうなるの⁈とドキドキしつつ下巻へ!

グリファスと一緒にただひたすらリィトの無事を祈るのみでしたが、
そんなご無体な‼︎‼︎
リィト可哀想!

……と、つい語彙の貧しい感想にっ!
それくらい可哀想なんですよ!
その時も辛いですが、その後がね、
グリファスの所に戻ってからが、また切な辛い!

そんなにリィトを泣かせないで!と思いつつ、
本を閉じる時には、ただひたす…

3

黒いトカゲもどきは愛を導く 小説

六青みつみ 

地味カプの後日談

アヴァロニスシリーズの番外編。クロが表紙で鳴いてます(笑)可愛い。
以下2編入ってました。地味カプ(レンと秋人)がメインで、キラキラカプ(ルシアス、春夏)とクロ♡もちょっと出てきます。

1.夢のあと 6P
  秋人が目覚めると、そこは入学してから1か月ちょっとしか経っていない学校の教室。
  はっと気づいて春夏を探すと、そんな生徒はいないと言われ・・・ひょえ。というお話でした。
  …

3

モフモフの代償~添い寝の絆~ 7 小説

六青みつみ 

代償シリーズファンの方はぜひぜひ

代償シリーズが大好きなので、無条件神です。客観的な判定はできませーん。通販予定あると先生がつぶやいておられましたので、気になる方は先生つぶやきをご確認ください。

以下3編。
1.怪我の功名 ギル×リュセ♡♡♡
  人間で8歳ぐらいのリュセ(ぜったい激美しいに違いない・・・リカコ先生の挿絵が見たいっ)。帝国聖獣幼年学院でのお勉強が終わった後は、金獅子宮で執務しているギルの側で過ごし、夜にな…

5

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

世界は輝く

BL異世界トリップのジャンルでは出色の作といっていいと思います
これ1作ではなく、関連4作で。
きっと繰り返し、お話からお話へ、場面から場面へ、駆け巡るように読み返したくなります。言葉と心を追って。

シリーズや関連作品というか、これはほぼ同じ物語を誰の視点で語るか
というのと、あのとき彼は何と言ったのか、どう思っていたのか
を楽しむ作品群だと思うので、通しての感想を1作目に書きます

3

黒曜に導かれて愛を見つけた男の話 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

シリーズを通しての感想です

電子書籍で読了。残念なことに挿絵なし。あとがきあり。

アヴァロニアスシリーズの完結編な訳ですが、まだ一冊も読んでいらっしゃらない方は一気に四冊購入した後に、この本のあとがきから読み始めることをお薦めいたします。何故かと言えばあとがきに作者のお薦めの『読む順』が書かれているから。確かに、その順番で読むのが一番正統派の様な気がします。
実は、私は違う順序で読んじゃったんですね。まあ、それはそれ…

4

輪廻の花 ~300年の片恋~ 小説

六青みつみ  みずかねりょう 

切なさは神評価だけど、残念な点あり

「輪廻の花」六青みつみ先生 読了
夜中の3時まで一気に読み終え、次の日起きたら泣きすぎたせいで目が見事にパンパンに腫れてしまいました(汗)。それくらい号泣しました。切なさは百点満点中千点です。

あとがき読んで、掲載当時は前半だけだったらしくて、その時前半だけ読んだ腐女子さんたち、つらかったんでしょうなとしみじみ思いました(笑)。本当に、文庫化&書き下ろし出していただいて、ありがとう…

2

金緑の神子と神殺しの王 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

これだけでは完結しないお話

『黒曜の災厄は愛を導く』の続編。シリーズ二作目となります。

黒曜の受けで視点主だった秋人の幼なじみの春夏が、今作の主人公で受け。
攻めは4人の王候補です。
時間軸は黒曜とまったく同じですが真逆だった二人の立ち位置により、黒曜であまり語られなかった春夏側ではこういうことが起きていたのだと知らされる形。
最初から、冊数はともかく(四冊出ている)こうして二人の視点をわけて書かれることが決まっ…

0

黒曜に導かれて愛を見つけた男の話 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

蜥蜴もどき ふたたび

おかえりなさい、クロ♡変わらずぎゅいぎゅい鳴いてました♡あんなにコケにしていたのですが、焦らしプレイのおかげか、久しぶりに会えたので可愛らしく見えるこの不思議(笑)

「黒曜の災厄は愛を導く」(秋人視点)のレンドルフ視点版です。当作だけでも読めなくはないですが、かなり損すると思いますので、せめて「黒曜の災厄は愛を導く」はセットでどうぞ♡

内容は「金緑の神子と神殺しの王」に収録されていた内容を大幅…

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