六芦かえでさんのレビュー一覧

たとえ遠まわりな恋でも 小説

海原透子  六芦かえで 

なんでだろう・・・

設定やキャラクターは好みのはずなんですよ。幼馴染ものも好きですし、希(受)が過去のトラウマでPTSDを持つという設定も、それ自体は別に嫌でもなんでもないんです。むしろ好きな方。天馬のキャラクターも結構好みです。

なのに何が・・・と考えてみると、文章や描写の仕方が合わないのか、ところどころ引っかかってしまいました。特に、希視点が独りよがりな感じがして、せっかく切ないしっとりしたストーリーだと思…

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華の繚乱 小説

秋山みち花  六芦かえで 

なんというハーレクインロマンス(笑)

明治期、英国貴族で外交官×士族出身の書生?のラブロマンスです。
まぁ、非常に読みやすいですね。読むのが早い方なら1時間ちょっとで読み上げ可能だし、
途中、「ん?んん?」とつっかかるところもなく。

それというのも、「裏切り」がないんですよ、ストーリーラインに。
つまらないといえばそれまでなんですが、これほどスルスル入っていくモノも珍しい。
さらに後半でSM・自慰もハードすぎず入っており…

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大好きなんです 小説

吉田ナツ  六芦かえで 

熱血オタクくん!

うわぁ、これ面白かった。大好きです!

私、コメディって決して嫌いじゃないんですが(いえ、どっちかというと好きなんです)、ホントに面白いコメディって意外と少ないと思うんです。あ、あくまでも『私が面白いと感じる』コメディですよ。

都石(受)は筋金入りのオタクでコスプレイヤー。対する津田(攻)は、オタク趣味には一切興味ありません。
私は、傍から見れば『オタクでくくれる』という意味では、都石…

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おまえ、私の主人になりなさい 小説

神奈木智  六芦かえで 

ある意味、俺様×俺様?

作者さん初挑戦のヴァンパイヤものということで、ヴァンパイヤ好きとしては手に取ってみました。
ロシア貴族の血を引きヴァンパイヤの始祖の血を持つ純血と呼ばれる、ある特定の血しか受け付けないという零は、高貴であるだけに貴族的な不遜な態度。
片や、その餌に選ばれた建築デザイナーの陽司も傲慢な態度。
二人の出会いの場面など、高慢のガチンコ対決で思わず漫才かと思うような愉快さが!
しかし、零は不遜なだ…

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おまえ、私の主人になりなさい 小説

神奈木智  六芦かえで 

ヴァンパイアの食糧の条件は愛!

最近この作家さんの作品を連続して読んでるのですがシリアスになりながらも
上手く気持ちが沈み込み過ぎない感じの作品を書いてるなって思います。
今回の作品はヴァンパイアものなんですが、どこか昭和の匂いがする(笑)
江戸時代辺りから生きてる受け様だけど、母親が日本人の為か吸血鬼にありがちな
英国の匂いは感じないのですよ。
それでも、設定では高貴な血族で純血種という特別で、そして血を飲むけれど

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月にむらくもフェア 特典ペーパー Ver.A グッズ

大人って??

本編後の二人の日常が戻ってきたある日の閨での二人の様子です。
色々なゴタゴタがようやく落ち着きを取り戻し、共に暮らすようになって5年
幼かった豆ちゃんも二十歳の大人になっているのですが
豆ちゃんは大人になった実感が今一つピンとこないのです。
そして紅塵に二十歳の頃を尋ねるのですが、それを聞いても分からないし
紅塵の二十歳の頃が想像出来なくて逆に大人ってなんだろう?的な思いになる。
でも…

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月にむらくも、春香 小説

玉木ゆら  六芦かえで 

豆ちゃんが大人になるのです~

シリーズも7作目でいよいよ完結篇になってしまいましたねぇ~
紅塵と豆ちゃんは未だに新婚ラブラブ蜜月状態な二人なんですが完結篇の今作は
そんな二人が何やら最大の危機に巻き込まれてしまうストーリーなんです。

紅塵は次期公主問題に豆を脅迫材料にされ危険な仕事を請け負う事になるのです。
豆を誰よりも愛しているからの苦渋の選択なのですが、そんな時に豆の故郷でも
不作の為に村が大変な事になってい…

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エロティック・ナイトメア 小説

真崎ひかる  六芦かえで 

タイトル&表紙買いしました。

帯の叩き文句の「淫夢」ってことで、「あー、インキュバス(夢魔)の話か?」と思っていたら、なんかヘタレな魔物さんでした。
前半は展開にドキドキして読んでいたんですが、夢の中ではガチ攻めな魔物(飛竜)が、リアルになるとありえないヘタレで、そのヘタレっぷりに途中イラッときましてw
一方、受けであるはずの主人公が意外なほどサバサバしていて男らしい。そこがこの作品の面白さでしょう。
エロは表紙で激しく…

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エロティック・ナイトメア 小説

真崎ひかる  六芦かえで 

現実と夢の世界での攻め様にギャップ萌え

まさにタイトル通りのエロ夢魔を題材にしたストーリーですが
人外の夢魔の攻め様はかなりのお人よし?でヘタレ感があるような
年下ならではの控えめでかなりイケメン美形なのに可愛いヤツです。
そして受け様は能天気なポジティブさんで深く物事を考えない人
そして人外さんだと解っても、そうなんだくらいの懐が深いタイプ

攻め様は人間の気を栄養にしてるのですが受け様の気に一目ぼれと言うか
味惚れして…

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月にむらくも、雪恋歌 小説

玉木ゆら  六芦かえで 

カップリング萌え

前作のレビューにも書きましたが、完全にカップリング萌えなのであります。
話は正直ちと微妙、ただこの元遊郭の男娼でありながら平凡で短髪受の豆〔受〕と、色男で身分もありもてるのに豆にベタ惚れしている紅塵〔攻〕のカップリングが萌えツボにぴったり来るのですなー。
遊郭が舞台ですが悲惨さはなくて、事件も起こるんですが殺人事件があっても割りと雰囲気はほのぼのしてます。
豆にやっと仕事が見付かったと思った…

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