六芦かえでさんのレビュー一覧

優・等・生 小説

五百香ノエル  六芦かえで 

悩める青少年たち

随分懐かしい作品の文庫化ですね、10年一昔と言うけれどこの作品はそれ以上で
17年以上前の作品なのですが、古さを感じさせない学園ものになります。
この作品は五百香ノエルさんの代表作にもあげられる作品なのですが、
萌えをどこかで感じるような軽い作品からはかなり離れていると思います。

全寮制の高校を舞台にした作品で、主人公である良が入院している病院から物語は
始まるので、いったいどんな物…

6

優・等・生 小説

五百香ノエル  六芦かえで 

狂気の世界

96年に新書版として発行された『優・等・生』の文庫版(改訂・書下ろし有り)。

カタカナで書かれる奇声・嗚咽・呻き声がとても不気味でした。
(古くは夢野久作など、カタカナ多用は病んだ世界の演出にピッタリだと思うのです…)
恋愛より、いじめや登場人物の病み具合の描写に力が入っている印象。
書下ろしとペーパーまで読んで、ギリ萌えが見出せるかどうかという感じです。

女性への侮蔑的表現、ヒ…

4

花嫁の品格 小説

火崎勇  六芦かえで 

甘〜いお話が読みたい時にオススメ‼

六芦先生のイラストにも魅かれて購入したわけですが、
本当に、雰囲気にピッタリのあま〜い、可愛らしいお話でした♡
火崎先生の作品なので、文章も上手くて、スラスラっと読めてしまいました。

こんな、家事全般こなせて、簡単なカクテルも作れて、お話相手も出来て、気配りもオッケー‼
な家政婦さん…わが家にも一人欲しいなあと羨ましく思いながら読みました(笑)

内容は、デイトレーダー•司馬×大学…

1

神狼の妻恋い 小説

宇宮有芽  六芦かえで 

私も尻尾を触りたい

モフモフ。
耳と尻尾をつけて人型を取れる、神の眷属の狼が攻め。
二社山の一体を統治している狼の頭領である月白と、
河南匠、27歳、独身男性、彼女なし、職業システムエンジニア
との婚礼のシーンから話は始まる。

匠は8歳の時に神隠しに遭った経験がある。
彼の祖母もまた16歳の時に神隠しにあい、身籠もってしまったのだが
二人ともその間の記憶をなくしている。

匠の神隠しは、実は月白…

3

くろねこのなみだ 小説

夏乃穂足  六芦かえで 

もう一つの涙

 野良猫のクロは、弱っているところを獣医の克己に助けられます。しばらくは克己の動物病院で過ごしているのですが、クロが他の猫を虐待する人間を探していた矢先、裸の青年と心と体が入れ替わってしまうのです。

 元々は猫であったクロが、人間として暮らすのに、言葉も振る舞いも満足にできないけれど、それでも必死になって克己と心を通わせていく姿はかわいかったです。

 クロと入れ替わった裸の青年、佐藤瑞…

3

月にむらくも、春香 小説

玉木ゆら  六芦かえで 

色々含んだ甘さです

縁あって手許に何故かシリーズ最終巻が
いきなり来た訳ですが…これは判断に迷う。
多分カバー裏の粗筋にふっと惹かれて
初めて買われた人も同じ様に戸惑うかしらと。
本文で展開されているのはひとかどの
時代小説の世界でございますから。
下手すれば合間合間の甘やかさが重い空気に
塗りつぶされてしまいそうな、そう言う感じさえ
ございます。

ただ、改めて時代小説であると向き直って読み直す…

2

神狼の妻恋い 小説

宇宮有芽  六芦かえで 

おばあちゃんの番外編が読んでみたいです。

職業がシステムエンジニア物の作品を探していた時に初めて知り、
古本で購入しました。

あらすじにも「システムエンジニアの…」と明記してあるので、
ある程度はシステムエンジニアに関する内容が描かれているのかな?
と思っていたら、実際にシステムエンジニアとして仕事をしているところを
描写しているのは、ようやく最後のほうになって、ほんの少しだけしか
描写されていませんでした。

攻めが…

2

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

人を好きになる気持ちがせつない

誰かを好きになる。
相手が自分のことを思ってくれなくても、その気持ちがどうしようもなくあふれてくる。
本当にタイトルがしっくりくるお話でした。
堂島が幼い頃の父との別れ、思春期での母の再婚、気持ち的に欠けた部分をもった人だったので本人がそのことを自覚するまでが長かったように思います。
「消えてなくなりたい・・・」と思うくらいに傷ついて、それでもずっとひとりの人を好きでいつづける三浦は本当に…

4

純潔で甘いフェロモン 小説

神香うらら  六芦かえで 

なぜ買ったのか記憶にない

タイトルも、イラストもひかれない
なぜ買ったのかいまだに思い出せないです

自分の好みの要素が入っていないのは
読まずともわかるので
多分苦手は分野で萌えたい的なチャレンジで
買ったかもしれません

作品としては、読みやすかったですが
想像とおり随所にあわないなと感じてしまう
作品でした
勝手に購入しときながら
申し訳ないです

おぼっちゃまは18歳なのですが
幼稚で…

1

はじめての恋わずらい 小説

間之あまの  六芦かえで 

最初から最後まであまあまです(笑)

書店で「注目の新人BL作家」として紹介されていて、イラストにも惹かれたので手にとってみました。初読み作家さんです。
他の作品は読んだ事がないんですけど、素直に良かったなと思いました。文書が読みやすかったです。受け様が天然という設定なので、コメディ部分が入ってくるお話なんですけど、結構会話のやり取りで笑わせてくれます。爆笑ではないんですけど、ほのぼの癒し系コメディなので心地よい気持ちになります。新…

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