六芦かえでさんのレビュー一覧

過激で不埒な課外授業 小説

真崎ひかる  六芦かえで 

ダラダラした印象で

高校2年の苑田彰(受)は、父親がエロビデオ制作会社の社長兼監督。
兄はAV男優という特異な環境下に。
彰が10歳になった時、兄が余計な事を教えた結果、性的な事に対して異様に潔癖な人間になってしまった。
それ以来、女性のヌード写真を見ただけで気分が悪くなってしまうという、因果な身体になってしまいます。

朝、通学電車のなかで、男前ながら、エロ記事を読んでいる男に目をとめるが、学校に着くと担…

1

きみを見つけに 小説

うえだ真由  六芦かえで 

らしい

ひさしぶりの、うえだ先生の新刊
あいかわらずのテイストが、やはり好みでした

派手な事件や、ドロドロの恋愛、エロがあるわけではありませんが、恋する心の機微を丁寧においかけるようなストーリーの展開が気になって、一気に読んでしまいました。

健気受けでしたが、言うべきことはちゃんと言える子で、それがよかったです。
でも、この話の鍵にもなっている攻めの元カレは、話には出てきても、本人が最後ま…

9

デキ狐!! 小説

石原ひな子  六芦かえで 

まず、あらすじに笑いました。

其の二・ベランダにケモ耳男登場!!しかも妖狐の長・牙藍丸って…。(美形なのにお気の毒に)

()のツッコミに笑いました。
あらすじって黒一色しか見たことないんで青とかピンクとか、ツッコミまで入っていて新しい。

微笑ましい感じで進んでいくんですが、最初のセックスシーンは色気がない!
恋から始まる話じゃないので、伏見に生気を分けるために一つの作業のような感じであっさり終わっちゃいます。

2

白梅の契り 小説

絢谷りつこ  六芦かえで 

淡々と…

淡々と読み終わった。

鬼が紳士。
いや、いいんですよ?
紳士対応だからこそ、“死んだ方がラク”“喰らってほしい”とか考えていた郁がだんだんと人間らしい感情を取り戻していったんですから。
半ば過ぎぐらいまで鬼の世界である隠界で穏やかな日々が描かれてます。
壮絶な琥月の過去とか語られてますけど…。

結構重い設定なんですが…淡々と進んでいったので、受けや攻めに感情移入することなく読み…

1

熱情ドルチェミスト 小説

藍生有  六芦かえで 

外国人攻めのキザさ(*ノдノ)テレッ

いや~表紙やタイトルからの想像を裏切らない甘~いお話でした。
なんなんでしょうね?
外国人男性がどんだけキザな言動しても何か許容できるっていうか…外国人男性だからそういうもんだよね?っていう思考回路は。
エンツォも御多分にもれず「ふわぁぁぁぁ!!!」ってなるような言動で攻めに攻めまくってましたw
でも外国人男性だから何となくそういうもんだよね?って思ってしまう私がいますwww

それに…

1

囚われの花は獅子に攫われる 小説

海原透子  六芦かえで 

合いませんでした

初読み作家さんです。
生まれも育ちも王子様な攻めと、不幸な受けが再会して、恋が始まるシンデレラのようなお話です。

受けの凛人は両親を亡くしてから、不幸な境遇に陥ります。継母と義兄に理不尽な暴力を受け、自分の家を乗っ取られて、下働きをさせられるのです。この暴力シーンが耐えれませんでした。鞭で叩かれるだけではなく、義兄達に鞭の持ち手のグリップを入れられて、流血します。痛いのが苦手なので、そこで…

3

はじめての恋わずらい 小説

間之あまの  六芦かえで 

にやける甘さ

日々の生活の中でどうしても起こるもやもやした感情を持て余した時に、私はハッピーエンドの甘い小説を読みたくなるんですが、この作品もそのリストに追加して大丈夫なものの一つ。
脳味噌に何の力も入れずに読めます。

お互いに一目惚れしたのに、経験値の低さと天然さ故にそのことにずっと気付かない奇跡の27歳、古書店経営の直史(受)と、天然な彼の性格を良く理解して世間から守り、直史からの無自覚な誘惑にも辛…

5

デキ狐!! 小説

石原ひな子  六芦かえで 

子はかすがい!

『できちゃったら最初に読む本』

できちゃったというか、突然お腹に侵入されます(笑)
父親(?)は、傲岸不遜な狐の神様、牙藍丸。
取り出すこともできずに、2ヶ月お腹で育てる伏見。

そして、無事に子供が生まれてきます。

牙藍丸への切なくて愛しい気持ちが、子供の感情なのか、自分の感情なのか…。子供がお腹にいる時からはっきりしなかった伏見でしたが、一緒に子育てしていく内に離れたくない…

6

惑わない瞳 小説

坂井朱生  六芦かえで 

受けの成長録

ズバリ、「人形」だった受けが攻めと一緒に暮らして人間味を取り戻していくサクセスストーリーです。
無垢で純粋で、世俗に触れてないために綺麗でなにも知らない受けが可愛くて仕方ありません。
攻めもそんな受けのことを考えて不器用ながらに接していくところに萌を感じました。
体格差と年齢差もポイントです。
攻めの方が年上、権力を持っている設定が好きなので大いに楽しめました。
発売当時はこういう心暖ま…

0

珊瑚の骨 小説

成瀬かの  六芦かえで 

情景が思い浮かばず

年の差、万歳!
今回は10歳差です。(イラストではもっと離れているようには見えますが)
30代後半の攻めはひじょうに好みですが、出来れば受けはもう少し年若が良かったなあ。
ただ、精神的には若いですね。
時が止まってしまっています。

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受けの瑛は兄と二人暮らし。
3つ違いの兄には心も体も支配され、生傷の絶えない生活を続ける、28歳の文芸本編集…

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