六芦かえでさんのレビュー一覧

うそつき狐の恋草紙 小説

雨月夜道  六芦かえで 

「ばりゅるるるる」には笑うのだけど

六芦かえで先生の挿絵目当てで購入。雨月先生のお話だなあという印象です。哀しく怖い部分があるのと攻め受けが好みから少しずれているように感じたので萌にしました。「本編のみ230Pほど+先生のあとがき」のせつないお話です。

お話は、人里離れた山奥で3匹の子ぎつねたちが狐火の練習をしているシーンから始まります。陰から見守る別の子ぎつねは、全身煤まみれで火傷もあったため、3匹は目にした瞬間、「お化けぇ」と…

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うそつき狐の恋草紙 小説

雨月夜道  六芦かえで 

ばりゅるるるるぅ。

せ…切ない。切なすぎる。
タイトルと表紙だけ見るとめっちゃ甘々なのに
内容は結構なシリアスもの。
ある程度予想出来るわー…と途中思いながら読み進めていても
『ええっ!そっち!?』と、予想外の展開だったりで
本当に内容に翻弄されながらも一気読みしたほどの面白さ。
これは絶対にあらすじまでの前知識(可能ならあらすじなし)のみで
読むのをオススメします!!

山に棲む小狐達が遊ぶ様を、…

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うそつき陰陽師「うそつき狐の恋草紙」番外編 グッズ

好ましいのは大好きな人の…

本品は『うそつき狐の恋草紙』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編中、ハルが
身なりに無頓着な時輔の世話を焼くお話です。

ハルは恥ずかしくて誰にも言えませんが
時輔をとてもかっこいい男だと思っています。

だから身なりに無頓着な彼が小汚い姿で
時定などから「不細工」とか
「山猿」とか言われるのを
とても悔しく思っていました。

本人はどんな姿でも…

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うそつき狐の恋草紙 小説

雨月夜道  六芦かえで 

全ては偶然ではなく…

今回は亡き父と同じく希代と言われる陰陽師と
助けてくれた攻様の式神となった妖狐のお話です。

受様の秘密にしていた過去と
攻様の傷となった事件の真相が錯綜しつつ
2人が共にある未来を掴むまで。

子狐の受様はある日突然、
雅俗で暮らす山から攫われて自由を奪われ、
暗い穴の中に閉じ込められます。

受様をかばって亡くなった兄とした
絶対に生き延びるという約束のため
崩れかけ…

4

うそつき狐の恋草紙 小説

雨月夜道  六芦かえで 

罪悪感と、相反する憎しみ

電子で読みました。挿絵、あとがきともあります。

ここの所ずっと妖ものが続いているような気がする雨月さん。
今回も、家族を黒九尾(蠱毒の術によって作られた九尾の狐)に殺された妖弧と陰陽師のお話で、互いに想い合い支えになりたいと願いながらも、相手のことを想うあまり側に近づけないという、お得意のお話でした。
ぴれーねさん(勝手にお名前出してすみません)が丁寧に内容をご紹介されていますので、私は…

4

うそつき狐の恋草紙 小説

雨月夜道  六芦かえで 

深く感動。゚(゚´ω`゚)゚。

一見、甘くて可愛く思えるのに、ひと皮めくってみればびっくりするほど痛い部分があったりするのが雨月作品です。

そんなワケで、今回もめちゃくちゃ痛いです。
泣けます。
ただ、その痛さに悶えるからこそ、たどり着く境地があるんですよ。
夜明けの腐女子の皆さん!! 心が震える感動を味わえますよ!



内容です。
ある日突然人間に捕まえられ、親兄弟を殺されていたぶられと、人間に虐げられ…

9

ロマンスがたりない 小説

吉田ナツ  六芦かえで 

「のびしろ」発言にいたく感動してしまいました

『小説b-Boy 2012年5月号』掲載作品の電子化です。表紙絵だけではなく本文中にも挿絵あり。

吉田ナツさんの描く『もてるのだけれど実は恋に不器用な攻め』と『オタク(っていうより、個人的にはマニアって言う方が近い感じがしますが)が入っているけれど一生懸命で可愛らしい受け』が堪能出来るお話。今回も大変楽しめました。

あらすじは上記の通りで(これ以上書くと読む楽しみがなくなっちゃう)正直…

4

大好きなんです 小説

吉田ナツ  六芦かえで 

なにこれ?胸が痛いんですけど

電子書籍で読了。挿絵はあるのですがとてもとても小さいです(可愛らしいのに、残念)。あとがきなし。

素晴らしい!
このお話には恋というものの、喜びと切なさが詰まっている。
レビューがこれだけ多いのも頷けるってもんです。
途中で何度も泣きそうになっちゃったんで、所謂『大がかりなお話』ではないのですけれど、最高評価をつけさせてください。
老い(?)も若きも乙女を自認する姐さま方は読んで損は…

3

愛妾の白い尻尾 小説

鈴木あみ  六芦かえで 

これぞ王道!

電子書籍。挿絵有り、あとがきなし。小説b-Boy2016年春号初出。

猫科獣人のノラは、百獣王国のであるホワイトライオンと虎風王国の貴族の間に生まれたホワイトライガーの王子ブランシェールの愛人兼従者。ブランシェールは自分とおそろいの尻尾を持ったノラをとても可愛がっています。でも、ノラはこっそりブランシェールの花嫁捜しをしているのです。早くに母を亡くしてしまったブランシェールに暖かい家族を築い…

1

ロマンスがたりない 小説

吉田ナツ  六芦かえで 

筋肉フェチと大きい熊さんの両片想い


スポーツクラブのトレーナー・橘圭(受け)は筋肉が大好き。が、自身はどんなに頑張っても筋肉の付きにくい体質でした。
自分にないなら恋人に求めようと、ゲイの圭は恋人には背が高くて筋肉隆々の人を理想としているのですが、なかなか現れません。
たまに、おつきあいできる人がいても、筋肉の話でテンションを上げすぎてしまいダメになってしまうのです。

フリーの産業翻訳家の久万(攻め)は地味な性格に反す…

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