蓮川愛さんのレビュー一覧

インクルージョン 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

ミッフィーの口はしゃげぇ(笑)

慈英×臣シリーズのスピンオフですが、これだけ読んでも多分大丈夫かと。
私は本家より、こちらのCPの方が好きです。

というのも、ミッフィー(未紘)の可愛さにやられちゃいまして。
可愛い顔して頑張り屋で心意気は男前、それでいてHの時は無意識エロっ子。
可愛い物好きな照映は、そりゃあミッフィーの魅力にやられちゃいますよ。

照映の俺様なところは嫌いじゃないけど、言葉足らずすぎかと思います…

0

略奪者 ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

ワインでお腹いっぱい

導入として監禁や略奪などの荒事はありましたが、作品全体としては、マフィアというよりはイタリアンセレブ×実家はヤクザだけど個人としてはごく庶民的な日本人のシンデレラストーリーといった感じです。
レオナルドも瑛も個々としては魅力的なキャラだと思いますが、二人が恋に堕ちる理由付けが弱いかなと思います。この展開では、レオナルドがミカの代わりでなく瑛そのものを本当に好きになったのか、瑛じゃなくても疑いたく…

1

初恋迷宮 小説

鳥谷しず  蓮川愛 

ネチネチです。昼ドラ系です。でも、それが最高です。

最高の作品が来ました。橘紅緒さんの『唇で壊される』に並んで、
私のなかで文句なしの神小説となりました。

***以下ネタバレあり***

攻めの宝坂と受けの椎名は、まだお互いが社会人になる前に
とあるバーでチェロ弾きと客として出会っているんです。

出会いの時点でふたりは一目惚れのような恋に落ちている。

が、とある事情から、宝坂はゲイである椎名を冷たく拒絶します。
椎名は心…

12

偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

ピュアすぎる変人攻め

夜光花先生といえばサスペンス、オカルト。でも本作は怖い話ではありません。
小さな出版社勤務の中在家敦彦が、怪我をしたベテラン編集者と交代して有名ビスクドール作家の夏目の作品写真集を担当することになり…という出会い。
夏目は気難しいと言われていたが、なぜか色々質問してきたりベタベタ触ってきたり、突然キスしてきたり。翌日は会社に花を送ってきたり!
夏目はハンサムだけど全然人の話を聞かない変人で、…

1

恋のしずくと愛の蜜 小説

高岡ミズミ  蓮川愛 

スウィートな、いちゃラブ。

「恋のためらい愛の罪」の続編。主人公カップルの出会いを描いた前作より、なぜかこちらの方が面白かった。出来上がったカップルのいちゃラブがメインのストーリーなので、前作で「エリートで俺様なハイスペック大人」という設定なのに実感が無いとか、ビッチだって言ってるのにあんまりそんな気配無い…とかそういう風に感じた部分が気にならなかったからかもしれません。
2人の間に起きる事件も、さしてこじれず深刻にならず…

3

恋のためらい愛の罪 小説

高岡ミズミ  蓮川愛 

かわいい受けを愛でる年の差ラブがお好きな方に。

エリートで完璧な大人の男と貞操観念の薄いビッチくんの年の差ラブ! …ということですが、それぞれ出会う前までと人格変わりすぎ…というか…。神谷さんは女性にモテまくりでテキトーに遊んでたという過去があまり感じられないし、麻祐くんはビッチだったはずなのに純情すぎるし。

本編中で各キャラにハマってしまえば、後に続くSSたちをクスクスと萌えながら楽しめるのだと思いますが、脈絡なく短いストーリーが並んで…

1

白の純真 Prince of Silva 小説

岩本薫  蓮川愛 

まあ、シーツはしょうがないよね

ガブリエルの真の目的に見当を付けた蓮とヴィクトールは、ガブリエルの先手を打とうと密林へと謎の植物ブルシャの探査に向かうのですが、留守中に屋敷で起きた事件のため探査を一旦あきらめて戻ることになります。
今回タイトルの白は、蓮の交際相手として縁談が持ち上がるカストロネベス家の令嬢ルシアナを象徴する色。
蓮もヴィクトールも、お互いへの恋情で目が曇っているので、まんまと付け入られてしまいます。
最終…

3

捕獲者 ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

シリーズ中一番萌える受け様!!!

礼人は、ロッセリーニ家シリーズの中で、断トツ萌える受け様です。

先ずこのお話自体、シリーズの中で唯一ガッツリお仕事をしていて、お仕事描写もきちんとあって、しかも攻め様も受け様もお仕事をしている・・・というシチュエーション。それだけでも、働く男性の色っぽさが垣間見れて萌え要素有なのですが、過去に一度だけ関係を持った(礼人にとっては初体験)2人が再会し、誤解とすれ違いから、攻め様から厳しくされ・…

1

銀の謀略 Prince of Silva 小説

岩本薫  蓮川愛 

恋人になったけど

このシリーズも最初の「碧の王子」がでてから既に3年以上経っているのね。
とりあえず購入して積んでいたのを、次巻の「白の純真」とまとめて引っ張り出してきた。
この巻では、ようやく恋人と呼べる関係になれて舞い上がっている蓮と、とうとう腹をくくった鏑木の前に、周到に張り巡らされていた謀略がいよいよ姿を現して…、っていうストーリー。
前の巻では鏑木が(BL小説ではお馴染みの)記憶喪失ネタでしたが、今…

1

シチリアの花嫁 小説

妃川螢  蓮川愛 

子育てBLでもあり・・・

「花嫁」もの、マフィアものはあまり得意ではないので積極的には買わないのですが、今回は蓮川先生の美麗なイラストに魅かれ、そして萌えツボが合うことの多い作者様の作品ということもあって、購入しました。
シリアスな状況も織り込まれてはいるのですが、全体的には個人的に好きな「子育てBL」の雰囲気もあって(とりわけ巻末短編のユーリィとワルターの攻防戦がとてもツボで・・・これぞ子育てBLの萌醍醐味!!!という…

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