蓮川愛さんのレビュー一覧

守護者―ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

ルカが大人だったら文句なしだったのに・・・

2作目は守護者。
マクシミリアン・コンティとロッセリーニ家の三男 ルカ(琉佳)・エルネスト・ロッセリーニの物語です。
ロッセーリーニ家の息子、末っ子のルカは、早くに母を亡くし、父とふたりの兄に溺愛されて育ちます。
そのせいか、成人しているのにお子様、世間知らず。
お話の舞台はルカの留学先日本です。
そのお目付役がマクシミリアン。ルカが幼少の頃は世話かがりでした。
ちょっぴり遅い反抗期を…

2

略奪者―ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

マフィアものですがサラッと読めます

この作品、カバーが蓮川さんで挿絵買いです。
1作目は、略奪者。
ロッセリーニ家の長男、レオナルド・ロッセリーニと早瀬瑛の物語です。
さすが長男編だけあって、この作品だけちょっとマフィア(笑)
さらったり、監禁したり、○○したり、銃で撃たれたり、と忙しかったですが、ほぼ、シチリアのお屋敷でリゾート気分。
日本からさらわれてきた瑛ですが、幼い頃に別れた母が、ロッセリーニに嫁いでいたらしく、お…

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グレイ・ゾーン 下 小説

久能千明  蓮川愛 

闘いとプライドと、そして純愛と。

相変わらず自分を遠ざけようとする亜久利に、
駆り立てられるようにして潜伏捜査に乗り出す譲。

物語は、エイという得体の知れない少年の登場で動き出す。
エイの恐ろしさに、必死でお互いを守ろうとする亜久利と譲…

結局事件は、「いったん」という感じであっさり終息するが、
本当には何も解決しておらず、巨悪の匂いのする真相に興味を引かれながら読了。
これに関しては、シリーズを全部読んで初め…

1

グレイ・ゾーン 上 小説

久能千明  蓮川愛 

硬派、事件のまだ核心は見えない…

兄の親友であり元警視の亜久利に憧れ警察官になった譲は、将来を嘱望されながら2年前突然警察を辞め
自分の前からも姿を消してしまった亜久利を、ある日偶然街で見かける…

『青の軌跡』がとても面白かったので、久能先生の本を他にも読んでみたいと手に取った本。
10年位前の本の文庫化とのこと。
この本、いきなりの喘ぎ声のシーンから始まるのだが、内容はかなり硬派。

美人で頭も切れ、お飾りのキャ…

1

プライムナンバー(2) 小説

七地寧  蓮川愛 

ライアンの姉に全部持って行かれました

松秀麻積とライアン・フォークス・オブライエンのその後です。
良門も悪気はなかったのでしょうが逃げた麻積を取り返しに来たライアンに麻積を渡してしまいます。
その後はもう周りが見えなくなってしまっているライアンの暴走を誰も止められない。
肉体的にも精神的にも限界、麻積のピンチに現れたのはライアンの姉、グゥネヴィアでした。
これで麻積はグゥネヴィアのものですね(笑)
姉につけ込む隙を与えたライ…

1

インテグラβ 小説

七地寧  蓮川愛 

神をつけたいですが残念ながらBLではないです

とうとうBLから逸脱しました。
松秀良門の五葉グループ掌握大作戦と榎本さおりのレリエルの物語。
レリエルの方も色々と変化はあるのですが、今回は良門と忠志とさおりの不思議な関係が決定します。
良門はさおりと結婚して忠志とも一緒に暮らす。手っ取り早く言うとそんな感じ?(笑)
良門とさおりは、愛情というより幸せになるための同志で真ん中にはさまった忠志がふたりの愛情を受けているという感じかな。

0

プライムナンバー 小説

七地寧  蓮川愛 

物語としてはとても面白い

インテグラに出ていた松秀良門の従兄弟、松秀麻積とライアン・フォークスの話。
松秀一族の直系のひとりとして、母親からプレッシャーを与え続けられた麻積は能力はあるけれど内向的で消極的な性質に育った。
良門の後押しもありアメリカに留学。
麻積の方から何気なく誘ったルームシェアの相手がライアンだった。
麻積の不思議な雰囲気、精神的な未熟さがライアンを引きつけたのだと思う。
これまで従兄弟の良門以…

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夜には甘く口説かれて(新装版) 小説

遠野春日  蓮川愛 

このお話が一番好きかも

金のひまわり・裁きの騎士に恋して、つながり。
弁護士、加藤憲吾は、同業の白石弘毅から事件の弁護を頼まれる。担当検事は深水元哉。
憲吾は、ほぼ元哉に一目惚れ状態ですが元哉のほうは色々なことに余裕が無くて毛を逆立た子猫のように憲吾を威嚇します。
別作品に出ていた朝比奈も包容力のあるいい男でしたが、憲吾も元哉を慈しみ時に諭しながら包み込んでいました。
結ばれた時の元哉の可愛らしさがたまりません。…

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裁きの騎士に恋して 小説

遠野春日  蓮川愛 

蓮川さんのジャケ買いでした

蓮川さんの挿絵買いです。カバーが素晴らしい♪
非の打ち所のないいい人だけど恋人と別れたばかりの朝比奈仁(判事補)と会社の上司との社内恋愛に終止符を打った棚橋記章。
互いに慰め合う出会いから恋人同士になり遠距離恋愛中です。
他の作品のスピンオフ(金のひまわり)らしい。
仁は誠実な人・・・というのはわかっていても記章は自分に自信がなくてぐるぐるしています。
さらに流されて事件に巻き込まれます…

2

金のひまわり 小説

遠野春日  蓮川愛 

スピンオフを先に読んだ

折原泉樹をめぐる白石弘毅と朝比奈仁の三角関係。
スピンオフの「裁きの騎士に恋して」を先に読んだので結末はわかっていたのですが、泉樹と仁の7年間が長すぎて複雑な思いです。
弘毅もなんか強姦まがいの行動に本当に泉樹のことが好きなの?と疑問????マーク飛び交うお話だったわけですが、後日談とかその後の色々を読んで、ま、いいか(笑)
スピンオフから入って良かったかも・・・こっちを先に読んでいたらスピ…

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