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鈴木ツタ先生の作品の中では、今のところ一番好き♡
薄井先輩がカッコいいのも良いし。
表題作の「あかないとびら」が薄井視点。続く「合わない鍵」が升岡視点という。
アンサーソングの様な。対になっていて。
一見、無自覚そうな升岡のフェロモンに抗えなくなった薄井先輩が、翻弄されていくお話かと思いきや。
升岡の『少しくらい変に思われたって、構わないんです。』と、結構チャンスを逃さない、
その貪欲…
何だかとっても不思議な読後感なのだ。
岸本は、兄の同級生の昇くんに自分でも気付かないうちに初恋を感じていて。
その恋は実らぬままに、彼の恋愛に影を落とす。
黒髪で、真ん中分けの髪型の美人。
そして、二人は知らずに10年の時を経て、再会を果たす。
押し寄せてくるわけのわからない感情。
クールで冷めた目をしていた筈の岸本の、多分2度目の初恋。
不思議だったんです。彼の前に現れた、別の…
この絵がまず、ヤバい。
メガネ、スーツ、このシュッとした感じ。潮見先輩が女にモテないワケが無い‼︎
実際に、同僚に合コンに誘われている。
しかし、よくよく見れば、この鬱陶しそうな前髪の感じ。メガネ。クソキモいオタクにいそうと言えばいそうな感じもしていて。スーツもリアルにもし、くたびれていたら。
毒を吐くブロガーである彼は、お近づきになりたくは無いゾーンの人間かもしれない。
人間観察オタク…
『3軒隣の遠い人』のスピンオフということですが、そちらを読んでなくてもまったく問題なく読めると思います。ブロガー同士のみやと潮見が、オフ会で知り合ったのをきっかけに、距離を縮めていくストーリー。そういう経緯なため、最後まで互いに本名を知らないというのが斬新でした。攻めのみやはオフ会で会う前から、ネット上の潮見に既に惹かれており、出会ってからは益々彼に夢中になっていきます。一方の潮見は、自分との会…
◆3軒隣の遠い人(表題作)
鈴木先生の作品って、告白する時や付き合おうって言う時の流れが、すごく素敵だなぁと思います。変にドラマチックじゃないというか。もちろんロマンのある劇的なシーンが読みたい気分の時もあるんだけれど、相手に断られた時の予防線も張りながら、ちょっと照れ臭そうにぽつりと零すように言うのって結構リアルなんじゃないかなぁと思うんです。この表題作では特にそう感じました。そこから体の関…
政情が不穏なロラインで、モンタギューや政府の高官に脅迫状をばら撒いている輩がいると言うので、アダムたちは捜査を行う。冒頭では大した収穫は得られないのだが、前国王の弟で王位継承を狙っているだろうサイモンという男が登場して、一気に物語は緊迫した状態になっていく。
アダムは相変わらず、モンタギューに求愛しているが、この堅物のツンデレさんはなかなか手強いまま。アダムも慣れっこになっていて、昼食を共に…