鈴木ツタさんのレビュー一覧

NOW HERE 小説

木原音瀬  鈴木ツタ 

おやじ受けが好き?よし、ならば読め

普通、年下攻め×おっさん又はオヤジ受けのお話しを描写する場合、どんなに攻めと受けの歳が離れていても、それ(年齢)がハンデにならないくらい"光る何かを持っている受け"という風に描写されることが多いと思います。
何故ならそういう設定がないとどう頑張っても、年若い男と中年男(いや、ここではあえて半世紀男と言わせていただきます)が恋愛に発展することなんて、あり得ないですから。

でもですね、本作の受…

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BARBARITIES II コミック

鈴木ツタ 

次巻での2人の進展に期待

 サイモンというヒール役も登場し、ストーリーとして深みも出てきた今作。しかし、世界観が濃くなり、ジルとルイスの関係に割かれる部分も増えたことにより、肝心の主人公であるアダムとジョエルの関係があまり進展しないこともあってか、2人の恋愛を見届けたいと期待すると少し物足りないなぁと感じてしまいました。ジョエルに硬派さを崩して欲しいわけではなく、もう少し2人のやりとりが多くても良かったかなということです。…

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BARBARITIES Ⅰ コミック

鈴木ツタ 

受けのギャップが最高

 受けのジョエルが縮れ毛に髭ありというビジュアルなので受け入れられるか未知数だったのですが、読んでみると全く気にならないくらい可愛くて、むしろこの容貌だからこそ初心な性格とギャップがあってより可愛く見えるほどでした。瞳が大きくて子供みたいに純粋そうなんですよね。攻めのアダムは王子様然とした見目と違わず性格も博愛主義者。男も女も人間は皆愛すべき対象というアダムが、初めて自分に拒絶の態度を見せるジョエ…

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この世 異聞 其ノ七 コミック

鈴木ツタ 

なんてピュアなクラヨリ様!

シリーズ1巻が出版されてから7巻まで約6年半かかったシリーズもこれで完結です。
あとがきによると、このシリーズは編集担当さんから「ケモ耳とかいかがでしょう?」という一言から始まったとか。
その割に深い世界のお話になって、中々読み応えありました。

前巻でクラヨリ様が一体どうなってしまうのだろうと心配しましたが、上手く収まって安心しました。
しかし、真川はもうちょっと懲らしめても良かったと…

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この世 異聞 其ノ六 コミック

鈴木ツタ 

クラヨリ様~~!!!

シリーズ6冊目で怒涛の展開が待っていました。
前巻終わりで蔵に戻って紡ともう会わないつもりなのか?という展開でしたが、更にシリアスになっています。
櫂と真川が登場してから雲行きは怪しくなってきて、妖が登場するお話らしくなってきたな~と私は思っていたのですが、ちょっとシリアス過ぎると感じる方もいらっしゃるかも。
その中で紡の変わらない一途な想いやセツのコミカルな部分が時折明るさを与えてくれては…

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この世 異聞 其ノ五 コミック

鈴木ツタ 

妖の世界が存分に

シリーズ5冊目ですが、今までで一番妖っぽかった巻でした。
ものの怪好きな私としては読みごたえがありました。
ヌボ~とほのぼのな描写もいいですが、こういうおどろおどろしい描写も鈴木ツタさんいいですね!
前作で距離が縮まったかに見えたクラヨリ様と紡ですが、思わぬ障害が出てくる巻でもあります。
それにしても犬猿の仲だったセツとクラヨリ様が仲良くなって、セツがクラヨリ様と佐香神様の所で一緒にお酒を…

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この世 異聞 其ノ四 コミック

鈴木ツタ 

「今なんだかすごく小さめのかわいいものがっ」!

シリーズ4冊目です。
1冊丸ごと3巻で登場したクラヨリ様と紡のお話です。
私はこのシリーズではこのカップルも好きで、主人公2人の性格もいいのですが、クラヨリ様のモフモフ感もいいです!
人外のキャラは元々好きなのですが、特に狐とか狼とか大好きなんですよね~^^
この1冊で一番萌えたシーンがレビュータイトルで挙げたシーンです(えっ?笑)。
もっともっとこの「小さめのかわいいもの」を見たい気持…

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この世 異聞 其ノ参 コミック

鈴木ツタ 

新カプ登場

シリーズ3冊目です。
丸ごと1冊このシリーズのお話で、前半は鳩木x館長、後半はこの作品が初登場となる新カップル、クラヨリ様x紡君のカップルのお話が収録されています。
私はいま一つ館長の魅力が分からないのですが、鳩木君に関しては寡黙な所や表情が変わらないところが興味を引かれるところです。
考えてみれば、いつもヘラヘラ笑ってよく喋る館長とは対照的ですね。
この2人は鳩木君が中学3年生の頃に再会…

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BARBARITIES II コミック

鈴木ツタ 

ネタバレなし

とにかくいい。続き物なので必ず1巻を読まないといけないが、未読の人には1巻込で購読して頂きたい作品。表紙で見て取れる様に異国風の話で政治や宗教の絡みがある複雑な構成だが、そのような展開が苦手な人は最悪そこは軽く飛ばしてもメインCPの二人の話は分かるだろうし、十分に萌えられるだろう。

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3軒隣の遠い人 コミック

鈴木ツタ 

表題作よりも、巻末の短編が印象的!

相変わらずシチュエーションの上手い作家さんですが、
今回も王道からちょっと外れたカップリングで、
私的に思い通りにいかない展開に振り回されました!

初恋は上手くいかず、
大人になって似た人に出会って上手くいくのかと思ったら、
再び初恋の人登場!
ダメ元で告白したら、今度はぐいぐいとそのまま重なっちゃって、
ここがデキちゃうのか⁈と。
まぁタイトルを考えると、そうならないとウソな…

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