陵クミコさんのレビュー一覧

彼と彼が好きな人 小説

安西リカ  陵クミコ 

書き下ろしがッ…イイ!!

最近安西先生にハマりました。神作を数作読んでからの新刊発売ということで、めちゃくちゃワクワクしながら読み始めたところ……
あれ?なんか、ちょっと展開が早い…?
さすが説得力のある文章で違和感なく読み進められるのですが、十年片思いした相手からそんなにあっさり気持ちが変わるかな…??
と、若干引っかかりがありました。
(個人的に神林と藤野がうまくいくような展開が好きなせいもあると思います)

4

彼と彼が好きな人 ご購入特典書き下ろしペーパー  グッズ

自分を省みる機会

相変わらず毎日の出来事をメールし合う藤野と御堂ですが、
藤野はやっぱり少し面倒に思っているんですよね。

そんなある日、御堂からの定期連絡がこず、
悶々とする藤野でしたが、病気?事故?と心配が募ります。

藤野は御堂からの連絡が途絶えるなんて思ってもいなかったんでしょうね。
それだけ愛されている自負もあるし、
安心しきっていたように思います^^;

結局、仕事の都合で連絡できな…

2

彼と彼が好きな人 小説

安西リカ  陵クミコ 

喧嘩するほど仲がいい!

『両片想い』特集で書かれた作品とのことで、
まさにその通りだったな……という感じです。

主人公は、サラリーマンの藤野とプログラマーの御堂です。
共通の〝好きな人〟を通して知り合い、
好きな人ネタで盛り上がり、
惹かれて合っていく……というお話です。

藤野と御堂は2人ともイケメン設定。
ですが、程よく遊び慣れていて社交的な藤野と、
融通が利かなくて不器用な御堂は対極なタイプ。…

8

彼と彼が好きな人 小説

安西リカ  陵クミコ 

最高だった! マジで最高だった!!

同じ相手に片想いしてる同士の恋愛と言う、ちょっと変則的な両片思いものです。

いやこれ、安西先生の持ち味が良く生きた、日常系のドラマチックですよ!
二人が恋に落ちてゆく過程にトキメキすぎて、もうひたすら萌え転がりましたよ。
あああ、両片思い、最高すぎる!
全然好みじゃ無くて、むしろ苦手な相手なのに、気がついたら好きになってたって!(≧∀≦)

あと、雑誌掲載作に、書き下ろし(70P程…

16

純情タヌキ、恋に溺れる 小説

安曇ひかる  陵クミコ 

とてもかわいいタヌキちゃんの初恋



天然純粋培養のタヌキが初恋の人に会うためはるばる離島から東京まで会いに行くお話。

<あらすじ>
日本の最南の離島に住む島守鼓太郎(受け)は、海で溺れた自分を助けてくれた医学生・折原季史(攻め)に一目ぼれします。
お礼も言えずに東京へ戻ってしまったその季史が結婚してイギリスへ行くと聞き、一生に一度の機会を使ってお礼とそのとき借りたパーカーを返しに東京へ出かけていきます。
返すもの…

2

奥さまは外法使い! 小説

小中大豆  陵クミコ 

外法使い=魔法使いの日本版みたいなもの

外法使いの家系に生まれついた受けが、禁忌の術を使ってずっと好きだった攻めの心をゲットし、ラブラブな新婚生活を送るも……というやつです。

最初は大好きな攻めから愛されて嬉しかったけど、それも外法の力であって本物の愛ではない……ということに虚しさを覚えていくんですね。
純潔を失うと術が解けるのでエッチはお預けしているんだけど、20歳の誕生日に抱いてもらってそれで終わりにしようと覚悟を決めている…

7

恋する若頭 小説

野原滋  陵クミコ 

強面ヘタレ攻めがおもしろい!

見た目が◯◯なのに実際は……というやつ、本人からすると苦労の種でしかないんだけど、BL的にはギャップ萌えが期待できる王道ですよね。

この作品の攻め・伊吹もヤクザな見た目に反して、ヘタレでシャイゆえに童貞というギャップの塊。
そしてオモチャ会社の営業マン・眞田に一目惚れしてしまって、彼の営業先であるファンシーショップの柱の影から、眞田が働く様子をこっそり見つめている……というめっちゃ美味しい…

0

この夏が終わる前に 小説

吉田ナツ  陵クミコ 

ナツさんの新しいお話が読みたいです(切望)

小説b-Boy2012年7月号掲載作品。イラストあり。

『嫁いでみせます!』と『一途な独占欲』の間に書いたものになりますね。
私はナツさんのコメディが大好きなんです。
でも、このお話はシリアスモード。
高校3年生の成瀬が避暑に来た津田に惹かれていく様を、あまり捻らずストレートに書いています。

成瀬は見た目が良いのでそこそこモテて『黙っていても地元の公立大学には入れる』成績の高校3…

2

イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

大事なものを捨てて大人になった男の子と、永遠に大人になれない男の子

この題材を読んだのは二度目。最初に読んだのは依田沙江美先生の「ブリリアントblue」だったが、読んでいるときに感じていた思いは共通で、それは「こんなに男同士っていうのが障害になる設定ってない…」というもの。

「ブリリアント~」も同じように幼馴染のお話なんだけど、どちらも「受けが女の子だったら、なんの問題もなく高校生から付き合えたし、来栖は将来睦と結婚するって、大人になっても言えたんだろうな」…

4

恋する若頭 小説

野原滋  陵クミコ 

ヤクザものではない、可愛いお話

強面のハードボイルド作家×歳上好青年の営業マンのカップリングで、ほのぼのと読みやすい作品。

個人的に、ちるちるでわざわざ童貞攻めで検索するくらい、童貞攻めを求めてるんだけど、高校生とかじゃなく大人な童貞攻めって非常に少ない(作家さん、出版社さん、供給お願いします…)。
で、検索で出てきた貴重なこの作品、童貞設定に無理がなく、ちゃんと必然性があるのがいい。

伊吹は身長も190センチと大…

0
PAGE TOP