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17/18(合計:175件)
立野真琴
るな
「夜明け」と呼ばれる街。 グループのボス“鋼鉄のラーティ”と、彼の強さに惹かれ側に居る事を決めた“閃光の界”。 ただひたすらにラーティを想う界に試練が続く――。 今作の界の健気さには、涙が出そうな程に切なかったです。巻を増す毎に強くなるラーティへの想い。どんなに報われなくても、裏切られようとも、ただラーティの為に尽くす献身さ。…愛しすぎます!可愛すぎる!傷付いた姿がよく似合うのですが(^_^;…
“月”に監視された街、アカツキ。 界を連れ去り姿を消したコヨーテを呼び寄せる為にラーティはある行動にでる。 コヨーテの裏切りの理由と、コンピュータ「イシス」の秘密が明らかになる――。 近未来SF、最終巻。 どうしても、ラーティと界が出てきた時点で興味がそっちに行ってしまいました。二人のキャラ(オーラ?)には敵わないというか…。 内容も、ちょっと駆け足気味だったんであと一冊分位かけてゆっくりだっ…
役者の卵・南波はヒーロー番組の主役、“オレイアス”に抜擢される。 特撮を甘く見ていた南波だったけれど、共演者で敵役のベテラン俳優・澤田の熱意に触れる内に芝居への情熱と、澤田への想いを自覚していくが――。 戦隊ヒーロー物、ということなので全編通して主人公達が凄い格好しています。主人公の南波は、ちょっとキャラが薄い気がします…。 澤田はなかなかハッキリしないヤツなのでイライラします(笑)。 後輩と…
恋人のマリアを殺された界は、犯人を捜す為「朝」と呼ばれる街へやって来る。手がかりとなる“青い羊の指輪”を持つ男・ラーティに会う為に…。 界・ラーティ・そしてマリア。三人の運命が動き出す。 以前花とゆめコミックで出版されていましたが、8年ぶりに続編がスタートし、花恋コミックで新装版として発売されました!かなり好きな作品です。 マリアという女性キャラが登場しますが、この存在が物語に深みをあたえてい…
界が「朝」と呼ばれる街へ来てから二年。ラーティの隣に居ながらも、何者にもなれない自分の存在に苛立ちを感じていた。 そんな時、サルトのボスが死に、後継者にラーティとボスの息子・ナラダの名が上がる。界はラーティの為強くなろうとナラダに訓練を受けに行くが…。 第2巻。 恋人でも友人でも、敵でもない自分の存在に涙を流す界が、超絶カワイイです(笑)。思わず守りたくなるような(すぐ襲われる?)儚さを持ちな…
葡萄瓜
親本は2001年9月にビブロスより刊行。 同時収録作を一篇加えた新装版となって復刊致しました。 BLでロミオとジュリエットをやるという趣向は時を経ても 古びておりませんね。 重くなってしまいがちな部分を上手にあしらいながらゆっくりと 大団円が構成されています。 同時収録作は兄弟愛の一つの形、そして執着の終着点。
ネタバレ
神憑りなヴォーカリストの心を奪ったのは、 人畜無害な仮面を被った死神が口ずさんだ 歌だった。 自らを封印した死神を蘇らせようとする ヴォーカリスト。その封印は徐々に解けは したが、代償は大きく、そして…。 人畜無害な仮面を被ったろくでなしは、実に 厄介です。仮面でさえも実は本当の顔なの ですから。そう言う手合いに夢中になろうもの なら二人を常に相手にしている様なものでしょう。…
作者の立野さん自身、後書きにて「BLじゃなくて ごめんなさい」と繰返されている展開でありますが、 この兄弟の絆はBLと言う枠の中でしか恐らく描き 得ないでしょう。この二人はかけがえのない一対 なのですから。 最初弟が兄の元を離れたのは運命に抗う為でした。 しかし、二度三度と出会いと別離を繰り返す内、 弟は知るのです。頑なにされた兄を救えるのは 誰か、と。 一方、兄は弟に執心し…
高坂ミキ
立野さんの作品をBLで読むのは多分これが初めてじゃないかと思う。 吸血鬼だとか、輪廻転生だとか、実はすごく好きなんだけど、この手の話を題材にしてる割には1つの話が短すぎる気がする。 短いから展開が急で、先が見えてしまうから物足りない。 あ~こう言う風になるんだろうなぁ・・・ と思うほうに思うほうに話が進んでしまうんだもの。 メインカップルではないけれど、普段は男には全く興味を示さ…
SFと言う環境設定が佳境になると同時にBLとしての濃度も 上がってくるという非常に贅沢な作品に仕上がりました。 謎の部分も多少はありますが、それは読者それぞれで補完 すべき部分なのでしょう。 BL作品の要素は、一つだけではないのです。