陸裕千景子さんのレビュー一覧

愛は淫らな夜に咲く 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

一話目のカップルに話が戻りました

今回、はじまりは、恋人を得た三人が、
それぞれの恋人を連れて(タローは来なかったが)集まっているシーンから始まります。

みんなカッコ良くて、みんな仕事ができて、みんなホモって(笑)
3組計6人のゲイたちって!

それぞれがくっ付くまではまだいいけど、
その後ってどーなんだろう?と。ちゃんと面白いままで話続くことって
可能なんだろうかと思っていましたが、
なんだか全然普通に面白く…

2

罪な後悔 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

書き下ろし新作

良平・ゴロちゃんの罪シリーズ、
出版社を替えての新装刊や、微妙にリンクしている淫らシリーズで、すっかりどれがどれやら判らないくなっている「罪シリーズ」
どうやらこの本は、書き下ろし新作だったようだ。

と言う訳で、新しいキャラ高梨の後輩・武内検事と、高梨の旧友・探偵事務所の雪下も登場。
2時間サスペンスな殺人事件の謎解きと、二人のラブラブ生活もしっかり(こっちは、お互い忙しい身なので、た…

3

空を抱く鳥 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

心の傷を癒す温かい愛情

鳥籠シリーズの最終巻

前作までの話をきちんと伏線にしての久保寺×充紘の話です。

会社が業界一位になった事で、過激な団体に狙われやすくなった長和製薬。その研究員の充紘は過激な団体に拉致されてしまいます。
久保寺を信じ、ギリギリまで耐え続ける充紘。
同僚の冬稀達の協力もあり、無事に助けだされますが、その時に受けた心の傷が充紘を苦しめます。

今まで、自分の欲求に忠実なだけに見えた久…

3

鳥は象牙の塔にいる 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

過去を利用して……

長和製薬社員久保寺×研究員充紘との話。

テロに利用できるガスを作ってしまった冬稀の代役として研究所に来た充紘。
そこで亡くなった兄にそっくりな久保寺に出会います。
優しく世界の全てだった兄とは逆でがさつな久保寺。そんな久保寺に反発しながらも、徐々に存在の大きさに気付いていく充紘。


アカデミー育ちの割に世間なれしている自分にコンプレックスがある充紘は冬稀を越えようと研究に没頭しま…

5

ひそやかな微熱 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

わけありが絡まった面白さ

ある事情で恩人から少年景を預かる事になった主人公。

いわくありげなだけでなく、誘うような魅力にいらなくなった愛人だと思い込み、やっかい払いをしようと行動を起こす。

兎に角最初は一方的な関係。なのに、行き場のない景は淡々と受け止めていて……

過去が分かるにつれ、景が何故自分の元に来たのか、何故行き場がないのかが分かりだす。


事情が一つじゃないから、読んでいてグイグイ引き込…

1

罪な回想 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

ゴロちゃんは罪作り

罪シリーズの、番外的な「お楽しみ本」。

ゴロちゃんも、いつもいつも殺人事件に巻き込まれてばかりいられない。

そばにいる男を次々虜にしてしまう、「魔性の天然受け」ゴロちゃん
そんなゴロちゃんに、彼らがどういうきっかけで、恋に落ちちゃったのかという小話集。

どうやら、ゴロちゃんの場合、「エロ系フェロモン」ってより、「癒し系母なるオーラ」で、甘えたがりの男どもを虜にしちゃうらしい。…

0

ひそやかな微熱 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

数ページも続くエロ描写を普段は( ̄ω ̄)←こんな顔で読んでる私

最近エロエロ展開な小説をことごとく中立評価にしちゃってる私なんですが、これはなかなか面白かったです。
エロエロ展開に食傷してて、どぎついエロにはときめかなくなっちゃったんですよねぇ。エロに至るまでもっと焦らしてくれ、そこはチラリズムにしてくれと、違う意味でエロへのハードルを上げまくってます。

で、この小説ですが、エロいです。
ホテルのスイートルームで暮らしてる、金持ちの攻めが主役。
父の恩人に頼…

4

恋は淫らにしどけなく 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

「淫らなキスに乱されて」の龍門×中津カップル

一作目が、上条×神津
二作目が、龍門×中津
三作目が、高円寺×タローちゃん

で、今回の四作目。
なんとなく、一作目のカップル上条×神津に戻るもんだとばかり思っていたら、
二作目「淫らなキスに乱されて」のカップルのお話でした。
三友商事の粉飾決算事件を追う、ライター龍門と、
三友商事の顧問弁護士、神津。
いろいろあったけど結ばれた彼ら。今回は同棲してますよ~ってとこから始まります…

0

その声で、イカせて 小説

久瀬桜子  陸裕千景子 

美声にメロメロですぅ。

久瀬桜子/その声で、イカせて(ルビー文庫)
ラブ度:☆☆☆
H度:☆☆☆
オススメ:☆☆☆☆
登場人物:深見(受)、剣崎(攻)
声フェチなので、この作品は好きです。
高校の時に声に縛られてHをしてしまう深見が9年後、忘れなれなかった相手剣崎に出会うところから始まります。
9年越しの愛って深い。
剣崎の「今度こそ逃がさない」と言われたら・・。腰くだけものです。

2

啼けない鳥 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

やはり次回は脇カプに

私にとっては久しぶりのきたざわさんです。
そして久々のヒットかな。
きたざわさんのお得意テンプレの年上の攻めに甘える(少々幼い)受けのカップリング。
天才少年なのですが、それ故に人間としては幼く不完全。
私はこういう受けに弱い(笑)

そしてきたざわさんお得意の続編というか脇カプの話に続くようです。
そして今までのテンプレだと、こちらの方が面白いカップリングになる可能性大(笑)
次…

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