陸裕千景子さんのレビュー一覧

龍王の嫁 小説

天野かづき  陸裕千景子 

龍宮城ラブ

今回の天野さんのファンタジーの舞台は、海の中の龍宮城です。海辺でヘビを助けたことで、龍王の伴侶に選ばれた歩のお話になります。

歩が浜辺で助けたのは、小さな白蛇でした。人の言うことが分かっていそうな白蛇が可愛くて、キスしてから逃がしたのです。

そんなある日、台風が接近して海が荒れてる時に、溺れた子供を見付けます。助けに海に飛び込んだ歩は、自分だけ波にさらわれてしまって、死を覚悟します。

5

月下の涙~鬼と獲物の恋~ 小説

月東湊  陸裕千景子 

何度読んでも号泣です

『青龍の涙』のスピンオフになります。竜神や、彰の弟分の息子が登場しています。この作品は、鬼と人間の恋なんだけど、お互いを想い合う強い心が切なくて、読み返す度に号泣しちゃう大好きな作品です。

高校生の潮は、小さい頃に出会った鬼と神様が大好きでした。地元に帰ってきた潮は、またあの時の鬼に会いたいのですが、なかなか会えません。やっと会えたと思ったら、他の鬼が潮を狙っているから、守るためだと傍にいて…

4

青龍の涙 ~神は生贄を恋う~ 小説

月東湊  陸裕千景子 

人間に忘れられた神様

月東湊さんの書かれる、健気な受けが好きです。健気な受けに影響されて傲慢な攻めが変わっていくのも好きです。このお話は、好みど真ん中で何度か読み返してます。

施設にいた彰は、18歳で養子にもらわれます。不思議に思いながら喜んだのも束の間、目が覚めるとそこは広い湖の浅瀬だったのです。竜神の生贄になったと知る彰の、絶望するような日々が、その時から始まります。
そして、なぜか人間を憎む竜神。
絶望…

5

キスと小鳥 小説

間之あまの  陸裕千景子 

甘いだけじゃない!!

甘いけれど、それだけじゃない、笑いや切なさもあるお話でした。面白かったです。
甘々だけのお話は苦手なので、最初の方はどうかなーと思っていたのですが、記憶をなくした後の歪んだ俺様の攻めの方が好みでしたし、前向きな受けの姿勢にどんどん惹かれていく様子も爽快でした!
そして後半の擦れ違いは切なかったです。
嫉妬深い攻めは大好きですが、過去の自分に嫉妬しちゃうって。。それもこれも全ては愛が故ですね。…

3

たとえ、それが愛だとしても 小説

久瀬桜子  陸裕千景子 

後から兄弟だと分かるのは…

この本、何か好き設定があったから手に取ったはずなのに何だろう…?と思いながら読み進めたら、兄弟ものだったんですね。

兄弟設定が好きなので買っておいたという事に気づくのが遅れる程、兄弟だという設定が出てくるのがかなり後の方です。
最初から兄弟で近しい存在、というお話でなく、知り合って親しくなって口説かれて…心惹かれるけどまだ恋人でないという相手が、実は血が繋がっていたと中盤以降でわかる展開に…

1

黄昏は魔女の時間 小説

はなさくら  陸裕千景子 

さらっと読めるラブラブストーリー

他の方のレビューにもあるんですが…
くっつくのが早い!笑

一目惚れでソッコー両想いみたいな感じなので段々恋に落ちていく描写とか好きになってから相手を振り向かせるための奮闘みないのはほぼなし。

ただ、ラブラブです。

そして、さらっと読める話が2話入っているので、本は薄くはないですが短編二章というような感想です。

私は、両想いになるまでの過程もその後も両方あるのが好きなので、…

0

キスと小鳥 小説

間之あまの  陸裕千景子 

楽しい一冊

金子みすゞか……というタイトルと、柔らかい色調の表紙。
舞台は夏の信州、かつてサナトリウムだったという趣のある病院、
そこで15歳の日向が出会ったのは、小鳥を連れた美しい青年……

という繊細でリリカルな話……と思って50ページ位まで読んだが
さにあらず、クスッとするようなおかしくて明るい話だった。


中3の夏に出会ってその後忽然と消息が分からなくなってしまったリヒトを
忘れら…

5

闇探偵~Careless Whisper~ 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

シリーズができて とてもうれしいです。

続編ができて、とてもうれしいです。
前回のストーリー 同様事件に、ミオくん 慶太に振り回されてますね。
ミオくんと慶太のラブシーンの甘さは
「淫らな」シリーズにむ負けていないです。
今回の悪役、アイくん。なんとなく「振り込め詐欺」の劇場版
みたいに、ストーリーができているんですね。
ミオくんも演技派。

新しい登場人物もでてきて、(ちょっと残念なイケメンが多いけど)
次のストーリ…

0

キスと小鳥 小説

間之あまの  陸裕千景子 

忘れられた事

最近、間之あまの先生にハマっている自分ですが・・・
今回も当たり本で楽しく読めました(*´∀`*)
自分の大好きな設定とは少しずれるのですが、それでも楽しく読めました

お互いが入院中に出会い、攻め様が頭の手術をしたことで
受け様との記憶に蓋をした形となって
攻め様は受け様の事を思い出せずに再会します

受け様はとにかく昔の攻め様の事が忘れられず
偶然にもあった攻め様に、最初で最…

3

キスと小鳥 小説

間之あまの  陸裕千景子 

笑顔のところに福が来る

テーマが「happy go lucky」(ご機嫌さんはうまくいく)だそうで。
受け様の日向がにこにこしていて本当にかわいい!
ショックを受けてしまうような出来事も、前向きににこにこ乗り越えていって。にこにこと攻め様のお世話をして。
名前の通りひだまりみたいな子です。
こんなに可愛くて、暖かくて、甲斐甲斐しい子が側にいて好きにならないはずがない。
攻め様のリヒトさんはイケメンだし、社長だし…

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