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2/2(合計:20件)
乱魔猫吉
葡萄瓜
年上の愛人から結婚するからと言う事で捨てられた 中2の少年が、避暑地で新しい恋に出会って熱い 一夏を過ごす…と言う、とても直球な物語です。 本当にそれだけなのでさっくり読めるのですが、その反面 番外編を連想する事も出来難いですね。 どういう番外編を作ったら良いか、ネタ探しに大変 苦労しますから。 後、読む際に気になるのはやはり作風との相性でしょうか。 ト書きの様に枠の外に書き込まれ…
「お祭り都市(笑)」に住む強力な退魔能力を持つ 学生・葛葉は行き掛かり上退魔能力を駆使する度 魔のパワーを吸収してしまい熱く火照る体を持て 余していた。 そんな彼の前に現れたのは吸精鬼・犀川咬壱朗と 自称お目付け役のお使いうさぎ。実は二人はその 能力故に魔族に狙われる葛葉を救うべく現れたの だった。そして結ばれる葛葉と咬壱朗は…。 先ず最初に申し上げておきますが、本作はBLであ…
BL要素に台頭する様にファンタジー要素が 前に出張ってきている巻です。 同時にお気楽から一気にシリアスへと状況は 傾きます。 魔との闘いの最中に奪い去られる葛葉の 眼球。そして、その眼球は本来の「水晶 (クラッシュ)」として再生し…。 設定を語らずともファンタジーを感じさせる 筆力は、一種の技でしょう。 この巻に溢れている饒舌は、ともすれば 足場を見失ってしまいそうになる不…
依然としてシリアスファンタジーとBLが並行 進行している第3巻です。 この巻では主人公達の鏡像とも言える 魔族のカップルが登場し、主人公達の絆に ついて戦いを通じて語るという趣向になって おります。 進行に勢いがあるから饒舌さが気にならない という感もございますね。 ショタ風味が苦手な方には葛葉の年齢不相応 (一応18歳)な部分が受け入れ難いのやも 知れません。
BLとしての部分は二人の同棲と言う事で きちんと幕が下りました。 ファンタジーの部分は…一寸ばかり駆け足に なってしまいましたか。説明文がやや饒舌に なってしまっています。 いずれにしても、大団円です。 全四巻を通じてきちんと咬壱朗と葛葉の絆が 描かれていて、それが軸になったので非常に 読み易い物語でした。 饒舌も詰め込まれ過ぎず程好い濃度だったと 感じます。 今読まれて…
粗筋は 「悪魔見習いが課題の為に人間の精液を 採取に来ましたよ」 と言う至極単純なもの。そこをこの方特有の 煌びやかな饒舌さで埋めてゆくという運びに なっています。萌え加減は絵柄の好みにも よるでしょう。 大きな筋が一本通っている方がこの方の作品は 読み易いですね。 下手に伏線があると伏線の回収と脱線で本筋を 見失いそうになりますから。
純粋に創作が好きなクラフト部員の実留は 行きつけの画材店の新しい店長・直人に 出会ってからどうも何かおかしい。 情緒不安定な自分を持て余しながら考えて 出た結論は「直人さんが好き…」。 普通の男の子がそう言う恋愛を自覚してから 悶々とする様子を饒舌に描いた作品です。 この方の作品に馴染めるかどうかは絵柄の 饒舌さと物語の饒舌さ、そしてコマの隙間から 時にはみ出してくる作者さん…
通して読んで考えて漸く俯瞰が見えてくる…と言う 物語を好まれるならこの作品は肌に合うでしょう。 本当に全編読み通す事が必須条件となりますが。 長編を描く試みとしては野心的だと思うのですが、 それはそれなりの作風が確立されていて成立する かと。 乱魔さんの作風にはどうも短編の方が合っている 様な気が致します。 この作品はこの作品で味わいがあるのですが。
正直な所感を言ってしまえば、この物語には 確固とした筋書きが見当たりません。 かと言ってただ場当たり的に進行している訳 でも無い。ただ、断片が積み重なる事によって 何かがゆっくり見えてくる、そう言う仕組みが 自然に明らかになる感じです。 これもまた、空気としてのBLの在り方かも 知れません。
がばちょ
乱魔先生は、ショタものでも、男性も楽しめるショタものを描かれる方です。 そういう世界になじみがない人には絶対受けいられないでしょうけど この分野は一定の需要が確実にあるのでしょう。 ギャグ絵ではありませんが、いきなり猫耳が生えたりします。この手の変身は、世間的にもう許されるのですね。 でもこんな設定ありか!なんて文句いっちゃいけないと思います。かわいい受けの淡い大人への目醒めを堪能するべき…