有馬かつみさんのレビュー一覧

いつかの告白 小説

きたざわ尋子  有馬かつみ 

兄のようで兄じゃない愛

きたざわ 尋子/いつかの告白 (白泉社花丸文庫)
純愛:☆☆☆☆
H度:☆☆
オススメ:☆☆☆☆
きたざわ節炸裂です。
今回は兄(血のつながりなし)と弟?の微妙な関係から愛に結びつく話です。
いつもそうですが、登場人物はいろいろ環境や相手の気持ちを思いやってからまわりしたり、精神的にぐっとくる感じです。

0

この愛で縛りたい 小説

英田サキ  有馬かつみ 

英田サキの落とし穴

「監禁・陵辱から始まる愛」物なんですが、展開がとっても普通。
「あの」英田サキと勢い込んで読むとちょっと肩透かし。
英田せんせは時々これがあるからなぁ…(って、前にも何度かこんな事があったってことだ)
もちろん、普通のBL小説としてはすごくよくできている。
お約束ははずさないし、登場人物もみんないい人。
いい人すぎて…なだけだ。
これが、別の作家さんで、雑誌掲載作だったりしたら、「いい…

1

囚われた砂の天使 小説

上原ありあ  有馬かつみ 

うーん

話の流れは先にレビューなさったうえおさんが書かれているので省略しますが、
私もあんまり話の流れ(構成かも)に納得いかないというか…なんというかでした。
そして雰囲気的にもあんまりだったかなぁと思います。
BLは「かぎかっこ」がすごく重要だと思うんですけど、
セリフが好みでなかったのですよ…。

でも、好きなところもあります。
アシュファルの姉でマリアムって女性が出てくるんですが、

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この愛で縛りたい 小説

英田サキ  有馬かつみ 

王道過ぎて物足りない?

監禁…それは、その歪んだ愛情から相手を自分という檻の中へ閉じ込める行為…。
私は酷すぎる陵辱だとかは嫌なのですが、ちょっとばかり酷いのは大好きです!
今回はどうだ!!と意気込んで読んだのですが…あれれ?すぐ終わり?

阿木は8年前から、同じ大学出身で今も仲の良い永瀬に恋をしています。
自身はゲイで、一方の永瀬はノンケだと知っていているからずっとその思いは隠したまま…。
彼の恋愛相談に乗…

4

女王蜂―捕縛 小説

水戸泉  有馬かつみ 

濃い!!濃いけど……

親を若くして亡くしたせいで二十七歳という若さで出版社の社長を務める上谷那智。
経営方針をめぐって叔父と対立しながらも必死で会社を引っ張ってきた。
しかしある日、叔父の秘書、新城の罠にはまり倉庫に監禁されてしまう。
そこで那智を待っていたのは新城の調教と、いまだかつて知ることのなかった悦楽の世界だった……

たまには濃ゆいのが読みたいなーと思って手に取ったんですが……んー。
調教もハード…

7

絶対束縛 小説

水戸泉  有馬かつみ 

嫌よ、嫌よ…も、好きのうち

「絶対服従」の続きです。
寸止め…多いです。
最後までしてくれない神崎に、祐一は爆発寸前。
囲われる事を拒み、神崎の元を飛び出したものの…。
神崎は相変わらず鬼畜なプレイで祐一を泣かせるばかり。
その扱いが『遊びで抱かれる』という事なのだ、と思うと耐えられない祐一。
自分の気持ちも伝えたいけど、神崎の気持ちも知りたい。

そんな時、神崎を狙う暴漢に襲われた祐一は、怪我をしたことでま…

2

絶対服従 小説

水戸泉  有馬かつみ 

タイトルの通り

鬼畜弁護士とヘタレ代議士。
収賄容疑をかけられた大物政治家の党派に所属する祐一。
警視庁と繋がりを持つ敏腕弁護士・神崎に容疑のもみ消しを依頼する。

「売られたんだよ、きみは。きみの派閥の連中に…ね」

祐一は神崎に男同士のセックスを仕込まれ、もう逃げられない。
体を拓かれるのは嫌なのに、神崎を前に心で思う事と、体が求めている事はまったく逆。
言葉で、手で、舌で、衆人環視で…、様々…

3

禽舎の贄 小説

水原とほる  有馬かつみ 

エロジジイめ

トチ狂ったエロジジイがキモくて怖かったです。
作品全体から大正とか昭和初期ぐらいのセピアな雰囲気が漂ってきます。もちろん携帯電話とかが出てくるから時代は現代なんだけど、水原とほるさんはわざとそういう空気感を演出してるんだと思う。妙に淫靡な雰囲気です。
杉原とほるさんにしては珍しく痛い度も低い。

主人公は日本画の大家のところで内弟子をしている紗希。還暦をこえた日本画の大家とは、体の関係がある。
こ…

4

罪深き吐息さえも愛おしく 小説

華藤えれな  有馬かつみ 

面白かった。

金、容姿、知性とすべてにおいて類稀なるほど恵まれていた故に、退屈を託つ医師・志岐。
有名病院の息子である志岐は生まれた時から人生のレールは敷かれていて、本人もそれに相応しい天与の才を持ち「神の手を持つ男」などともてはやされている。
その才ゆえに、瑣末な作業の全ては周囲が請負い本人はその恵まれた技術を発揮するだけ。志岐にとって医師の仕事とはただそれだけのこと。

そんな志岐の勤務する大学病院…

2

仇なす恋華 小説

本庄咲貴  有馬かつみ 

ヤクザ組長のカリスマ性に惹かれました

立花竜麻(ヤクザの組長 蓮の義兄)×白木蓮(組長の愛人の息子 母親がヤクザの抗争に巻き込まれて亡くなる)

蓮と竜麻は父親が同じ義兄弟という関係ですが、竜麻は養子なので実際には二人の間に血のつながりはありません。なので“近親”というシチュエーションですが背徳的な雰囲気という感じではなかったです。でも最初は竜麻が連を監禁し無理やり凌辱することから始まるので、違う意味での(鬼畜的な)ドロドロした…

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