有馬かつみさんのレビュー一覧

憧憬の代償 小説

いおかいつき  有馬かつみ 

ヤクザ×ヤクザ

攻・春日組組員 堤(35)
受・組長相談役 篠原冬真(26)

冬真は大学生の時に母親を交通事故で亡くしています。
母子家庭で苦労していたため蓄えも無く、途方に暮れていた所に春日組長が現れ援助の申し出をします。
水商売の母子家庭と世間に冷たくされていた冬真にとって、ヤクザであろうと自分に優しく誠実に接してくれる春日に感謝し、大学卒業後に学んだ法律知識を活かして春日組の相談役としてヤクザの…

4

加速する視線 小説

義月粧子  有馬かつみ 

地味受けの思いが報われる

文章が上手いだけに、ぴったり好みにはまると萌えました!
受けがあまり冷たくされず、攻めが受けに惚れこんだ上で、反省があると萌えられるみたいです。受け冷遇タイプで作品によって落差が激しいので、油断は出来ないのですが。

酒造メーカーのマーケティング・江崎圭輔 モテ系鷹揚攻め×旅行会社専務・森中匡邇 地味気丈受け
高校の時は地味なタイプだった森中は、男女共にモテていた江崎に憧れを抱いていた。

1

狂犬 小説

剛しいら  有馬かつみ 

狂犬は誰だ?

元傭兵とキャリアとテロリスト。
まさに“ハードボイル”チックな登場人物たちです。
いきなり警視庁テロ対策課勤務の立佳は、上司から「一人で行ってこい」と元傭兵の鬼塚へ会いに行きます。
行ったら行ったで速攻「裸になれ」って言われて。
うわぁ~、何という鬼畜な攻めさまだ……と、そこから先「どうなるんだ?」と心配したけれど、きっちり自分の足元やら気持ちやら見えてて、しっかり男前で庇護されるようなや…

0

リーガル・アクション 小説

義月粧子  有馬かつみ 

外国ドラマみたいな雰囲気

7人の男弁護士事務所で、全員美形でゲイかバイを宣言しています。
これが外国ドラマになったら壮観だろうなと、思わされました。
お仕事描写がリアルで、それに仕事が出来る男達の恋愛が絡み、ちょっとお涙頂戴も有で、読み応えがありました。

ついに、所長の恋愛と過去が明かされるという事なんですが、全くリンク作品だなんて知りませんでした。
3部作の完結作品になるようですが、1話完結なのでここからでも…

1

夜に溺れるキスをして 小説

妃川螢  有馬かつみ 

甘いかさぶた

攻・高校数学教師の垣内守亮
受・ヒナガ・エステート社長の比永梦月

高校時代の同級生です。
人好きのする明るい笑顔と人望で、常に人の輪の中心にいた守亮と、整った容姿と、常に控えめな立場をとっていた梦月と。
正反対でありながら、些細なところで共通点も多く、自然に一緒に行動するようになり、親友となった。

お互いに相手を親友以上の感情で思っているのですが、不器用な高校生なのではっきりと表…

0

この愛で縛りたい 小説

英田サキ  有馬かつみ 

編集はそんなに偉いのか!?

英田さんの作品にこんな評価つけたことあったかな?だって・・・だって・・・なんですもん。

恋心を抱きながらも長年親友として付き合ってきたけれど、海外勤務を言い渡されたことをきっかけに、気持ちにけじめをつけようと起こした行動が、拉致監禁緊縛!

そのシチュエーションはいいんです。どっちかというと好きですから。
でも、その行動を起こした阿木(受)があまりに後ろ向きで弱々しいところと、永瀬(攻…

5

この愛で縛りたい 小説

英田サキ  有馬かつみ 

リブレの担当さん、英田サキさんの魅力や個性を殺してるのでは…?

評判が悪くて期待値が底辺だったこともあり、「想像してたより悪くなかった」という感想になりました。

ただ、あとがきを読みながら、「このリブレの担当さん、完全に英田サキさんの個性を殺してるわ…最悪だ…」と思ってしまった。
申し訳ないですが、担当替えを希望します。

この小説の受け、もともとはビッチ受けだったようですよ、奥さん。
そっちのほうが絶対に良かったはずだ。
正直最初から「ストーリーと受けのキ…

6

罪深き吐息さえも愛おしく 小説

華藤えれな  有馬かつみ 

ぼくはただ、あなたにも誰かを愛してほしいと思って

一言でまとめると、
傲慢な攻め様が、純真な受けを貶めようと抱いたつもりが、
その純粋な心に触れるうち、真実の愛に目覚める。
という、実にポジティブなラブラブ話。

大病院の息子で、技術もあって、容姿もよくて、何でも手にしているのに、だからこそ空虚で、満たされてない志岐。
退屈な日々を送っていた志岐の大学に、短期の臨時採用で赴任してきた医師は、発展途上国の非営利団体で働いていた変わり種。…

1

狂犬 小説

剛しいら  有馬かつみ 

トラウマに立ち向かえ

テロリスト・ファルコン(小西)が日本国内に潜入したらしいため協力を依頼された、
元傭兵の鬼塚と警察庁警備局テロリズム対策課の阿達立佳(あだちはるか)のお話。

テロリストの情報を引き出すために、ゲイの鬼塚の前に一人で向かわされた立佳は、
職務に忠実であろうと、言われるままに無防備な姿をさらしてしまいます。
さらに鬼塚の巧みな誘導で、からだを差し出すことにもなってしまうのですが・・・
こ…

1

彼は週末にドアを開ける 小説

ななおあきら  有馬かつみ 

リーマンの遠距離恋愛

中近東担当の三枝は、上司の高田と不倫関係でした。
海外勤務中、二人は体の関係を持ってしまいますが、三枝は「遊び」と割り切って付き合っているフリをします。
妻や子が待っている高田と、これ以上本気で付き合うとどちらもダメになってしまうと考えた三枝は、帰国後に本心を隠して別れました。

たまたま同期会の飲み会で再開した片山と話しが合い、二人は友情を深めて生きます。
片山はなぜか毎週のように大阪…

4
PAGE TOP