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門地かおり
ぎが
客観的にみてさほど可愛くはなく、能力が高いわけでもなく、ただそのことを十分自覚していて自信のないスキー部員・五百川と、五百川からどういうわけかただならぬ色気を感じ取り、彼がニブいのをいいことにセクハラ三昧を繰り返すスキー部の先輩・倉橋(全日本強化選手という実力者)のバカップル振りが楽しい表題作。「勃起死」という言葉を始めて聞きました…。 同時収録作『褪せる』『密室』『ねじ』は、いずれも表題作…
表題作は門地かおりのBLデビュー作。 アパートのお隣さんで幼馴染の高校生2人。子供の頃は泣き虫でいつも後ろをついて歩いていた平は体格こそたくましく成長したものの、負けず嫌いでリーダーシップのある堀井(現在の外見は小さくてかわいい)をいつしかあたかも女性を想うように好きになっていたという、現在の文脈で言えばヘタレワンコ×ツンデレ的な話。しかしこういう端的に表現する言葉がなかった時期の作品だけに…
前作の比較的早い時点で主人公・馬場は黒沢の好意を受け入れているものの、黒沢の親友・三木の動向に振り回されなかなか進展しない2人の関係。 本作のキモは、実際には2人に好かれている馬場が、2人の間で揺れると言うよりは、2人の間にやきもきさせられているところであろうか。 いよいよ謹慎を解かれ、寮を出られるという段になって、ようやく馬場はきっちりと黒沢と向き合えるようになる。 飄々としながらも結構本…
女形の松本優紀は自分を見出した座付き脚本家・秋川幸二を想いつつも友人として接してきたが、ひょんなことから体の関係をもってしまう。妻を持ちながら浮気を繰り返し、しかし「男は気持ち悪い」と相手にしなかった秋川の気持ちが変わったのは、優紀ではない別の想い人が現れたからであり、性経験のない少年につらい思いをさせたくないがために、かつて茶屋で男相手を務めていた優紀から“その道”を教わるためだった…。 …
もこ
ずっと仲良しだった2人。初恋の掘井に片思い続行中☆ 大きく成長した平岩くん(←あだな)が、小さい堀井くんに気持ちを寄せるその姿がキュンとするくらい可愛いです。 先ほどの作品とは違って、エロくないので、爽やかに青春を拝めますね。本当に・・・コッチが照れるくらい可愛いんだって! 堀井くんも、その気持ちを寄せてもらうのが心地よくてというのが前面に現れていて、こちらまで温い気分になれます。 …
夜光花 門地かおり
久江羽
夜光氏がコメディー!でも、おもしろかったです。同時収録作が雑誌発表作で、表題作が書き下ろしの続編なので、合わせて「それが愛なのさ」と考えていいと思います。 何が良いって、襲い受けの貢くん。わたし、ずっと「究極の誘い受け」だと思っていたんですが、あとがきで夜光氏ご自身が「襲い受け」っておっしゃっているので、そうか襲い受けもあったなと納得した次第でございます。 高校生の頃から好きだった藤崎…
mimu
夜光花さんには珍しい、ドタバタラブコメディでした。 エロもいつもより「いや~ん」な感じにエッチに頑張ってるような気がした(笑)。 受の貢が頻繁に女装していますが、本人が好きでやっているわけではありません。 高校時代好きだった親友・藤崎との再会時、やんどころない事情で女装で外を歩かなければならなくなり藤崎に勘違いされてしまうのですが、その場ですぐに正体はバレてます。 それをキッカケにすぐ…
表題作・同時収録作とも、小中学生の不安定な部分を拾った、門地かおりの得意とする内容。 表題作シリーズは二次創作同人誌再録(忍たま)だが、元ネタがわからずとも問題なく読める。 体ばかり大人になり心が追いつかない団蔵と、心も体も発育途上(でも思考は時に団蔵よりずっと大人)の庄ちゃんの心情や2人の関係は、どこか皆に心当たりのある光景と言えるような気がする。 同時収録の『過剰遊戯』は、仲のよ…
筆者が2000年代前半にチェックしていた数少ないBL作家の一人である門地作品ではじめて手にしたコミックスにして、作家買いを決意させた作品。 小柄で可愛い系の高校生・馬場は、ナンパで知り合った女性(実はオカマ)に襲われそうになり交番に駆け込んだために補導され、謹慎目的に体育科の寮に入れられる。 きらびやかな風貌のテニス部エース・黒沢とキャプテン・三木の間でいつしか揺れる馬場だが、傍からは黒沢…
互いに長く想い合いながら実際には気持ちを伝えることなく過ごしてきた奴隷商人の息子・クマルと奴隷の子・シン。離ればなれになって気づくこともあるが、2人の間には身分の壁があり、素直な気持ちを吐露することはついに叶わない。 シンを「クマルの妾」として買い付けた行商宿の主・ソロウやその従者たちの元で自分の居場所を見つけたシンは、クマルの元には帰らずソロウたちと生きることを選択する。 単純なハッピー…