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鬼塚ツヤコ 門地かおり
雀影
顔だけが取り柄の、モデル上がりの若手俳優・香原夏。 急所はいった撮影現場で、同い年ながら舞台出身の実力派俳優・辻堂崇弥と知り合う。 辻堂は、急に代役を決めた夏を、お偉いさんに身体を使って取り入ったと思いこみ、、、、 辻堂の一方的な勘違いで、乱暴に身体を奪われても、彼を嫌いになれず、抱かれれば敏感に感じて乱れまくってしまう夏。 その訳に感づいていても、辻堂が自分の事をどう思っているのかを…
和泉桂 門地かおり
作品数の多い和泉さん、 私的にはハズレがないんで、後の決め手は絵描きさん。 って事で、この作品の挿絵は門地かおりさん。 お話は、大正から昭和初期にかけて、建築家「饗庭蓮」の建物に纏わる連作シリーズとして刊行された2冊のうちの、2冊目。 シリーズ第1作を読んでいないので、この「饗庭蓮」については全くわからない。 もっとも、この作品の中でも、主人公・篠田唯が、 「謎に包まれた饗庭蓮…
大豆B1
ついに犬であることがバレてしまった平に、ご主人様である上総は騙されたと切れまくり平に冷たい仕打ちをしてしまいます。 ショックを受けた平はなんとか自立しようと守の紹介で上総の勤めるホストクラブの厨房で雑用の仕事を始めるのですが・・・というのが3巻の始まりで、この後事件が起こって二人はラブラブのハッピーエンドを迎えます。 そりゃハッピーエンドだろと分かってても3巻読んできてようやく結ばれてくれると…
平々凡々な雑種犬・平は人間に変身できることをご主人様にずっとひた隠しにしてきたのについにバレてしまって・・・!というところでこの巻では平の話はおしまいです。 2巻はもうひとつのカップル、グレートデンの竟輔×大学生の守がメインとなっています。 竟輔は平よりも遥かに知能が高いようで色々と余計なことをしまくって守を翻弄しまくり→あっさり陥落。 終始ラブラブ、挿絵もエロくて面白かった。 あと、1巻…
サガン。
ネタバレ
前回で両想いというか付き合うところまでいったはずの柴賀と木崎。 けれど、展開的には今回の方がハードというか…。 一重に、柴賀の生い立ちが関係してはいるのですが。 それにしたって…。 でも、そんな柴賀が私は好きなんですが。 自分の中にある感情のぶつけ方を知らないというか、自分でも持て余している感じとか。 木崎に対する執着は見てると痛くなる部分もあるけど、ある意味、わかりやすくもあるよ…
正直、最初はなかなか話に入っていけませんでした。 あらすじに惹かれて買ったはずなのに、面白いと感じられなくて。 なので、表題の「まるで、灼熱のキス。」を読んだ時点では「?」みたいな感想しかなくて。 それが読み進めていくうちにだんだん面白くなってきた! 主人公の木崎の被虐的なところが見えてきたり、柴賀の生い立ちが見えてきたり。 少しずつ木崎の気持ちが傾いてというか、どっぷりハマってる?…
門地かおり
花の名前
門地さんのギャグとシリアスの差は今に始まったことではないですが(笑) この単行本はやっぱりはずせないと思います。 後半の3篇の暗さを中和するために表題作はあるのではないかと 思ってしまうほどでした。 表題作はぽやーっと平凡な五百川くんと性格が終了している倉橋先輩の 進んだり止まったりのあまあまラブストーリー。 先輩が無意識に五百川くんに精神的に調教されていてくすっと笑えます。 友…
須和雪里 門地かおり
あお
読んだこと無いのが文庫未収録だった「ミルク」「ミルクの後で」だけ だったから買うのをためらっていたけど、結果から先に言うと 買ってよかった!!須和さんやっぱり好き。 さすが私のBL初期を支えてくれたお人です。今読んでもイイ!! 「サミア」泣いた――――――――! 最後に本当の姿を見せてくれたサミアの気持ちがっっ 言葉にはならない声で友則を呼ぼううとするサミアが・・・っっっ!! …
加納邑 門地かおり
satoki
貧乏だけど笛が好きな少年、雨(うー)。 彼に楽士の試験を受けさせるため、村の人たちはわずかずつお金を出し合って雨を都にやってくれた。 しかし試験の結果は残念なものだった。 落ち込む雨が耳にしたのは「皇城の中に侵入した虎を捕まえた者は、皇帝がなんでも望みをかなえてくれる」というお触れだった。 他に方法もなくこの募集に飛びついた雨、そんな彼を手助けしてくれたのは街で雨を助けてくれた美貌の青年、…
ななおあきら 門地かおり
門地さんの挿絵がエロくて撃沈! お話を読む前にまずパラパラと挿絵めくってクラッときてしまいました。 お話は、ある代議士先生の罪を被った和士がどうにか逃げのびようと街の噂を頼りに「逃がし屋」に交渉することになるわけだが。 逃がし屋の御堂の評判がいいのは絶対に上手くいく人物しか逃がさないからで。 そういう意味では、おぼっちゃん育ちで世間知らずの和士なんかはどう考えてもうまくいくはずがなくて…