木原音瀬さんのレビュー一覧

鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

作中に漂う「毒」の雰囲気が素敵

木原さんは痛い作品も多いのでちょい悩みましたが、木原さんにZAKKさんの挿絵。ときたら買わずにはいられようか、という。表紙がとにかく素敵です。

という事でレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意を。






主人公は「ラビットフード」社に勤務する鶴谷。
冴えないビジュアルに年齢よりも多めの白髪という風体に加え、仕事もできる方ではない。周囲はもとより、本人自身ですらかなり低…

16

あいの、うた 小説

木原音瀬  宮本佳野 

普通こそ最高!

「あいの、うた —the end of youth—」
木原音瀬先生 読了

一言で言うと、かわいかった…。もう最高!

簡単にストーリーを整理すると、本の前半と後半が2つの話に分かれていて、わたしから見ると前半のほうがスピンオフで、後半が本篇のような気がしますね。
前篇は隠れゲイの音楽雑誌のエディターと野良猫のようなボーカル(ノンケ)の話。なぜかストーリーを読んでいると久保山が…

9

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

それでいいのか?と思うけど仕方ない

こちらのコミックと小説を一緒に買いました。
二つの違いをまず書きます。
【コミック&小説ともに収録があるもの】
・受け視点の「期限切れの初恋」

【小説にのみ収録されているもの】
・攻め視点の「人でなしの恋」書き下ろし小説
・糸井のぞさんによるコミック「ふたりではんぶんこ」

【コミックにのみ収録されているもの】
・木原音瀬さんによる「番外編ショート小説」
・描き下ろし「ph…

5

期限切れの初恋(CITRON) コミック

木原音瀬  糸井のぞ 

小説を忠実に再現している。

こちらのコミックと小説を一緒に買いました。

二つの違いをまず書きます。
【コミック&小説ともに収録があるもの】
・受け視点の「期限切れの初恋」

【小説にのみ収録されているもの】
・攻め視点の「人でなしの恋」書き下ろし小説
・糸井のぞさんによるコミック「ふたりではんぶんこ」

【コミックにのみ収録されているもの】
・木原音瀬さんによる「番外編ショート小説」
・描き下ろし「…

2

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

あんな事やこんな事や、てんこもり

木原先生と表紙に惹かれて購入してたは良いが、読む勇気無く長い間積んでた今作。
積んで数年、ようやく勇気を持って読んでみました。
あれ?耐性ついてたのか意外と大丈夫だった、というのが一番の感想。
とはいえ、キツいのは噂どおりでした。
親のやった事の尻拭いとはいえ、度を超すレベルで酷い扱い。
自分の扱いの原因を知り、ファウジが反省なり悔やんだりすればまだ可愛げあるのに、ファウジはずっと性悪の…

3

恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

少女漫画読んでいるみたい


ノンケ2人の少女漫画のようなもどかしい恋話。木原先生のお得意の特殊職業の設定で、相変わらず新鮮でおもしろかったです。
最初は笹川さんはぜったい受けだろうと思ってた…(笑)。年上のくせに臆病で軟弱な性格してるし、体格も繊細系かなぁ声は遊◯さんのようなのがいいなぁとか勝手にいろいろ妄想したりしてた(笑)。

正直、個人的には話自体はけっこう普通でした。誤解したり、疎遠したり、誤解を解…

1

是 -ZE- ファンブック コミック

志水ゆき  新也美樹  北沢きょう  橋本あおい  未槻直  雨隠ギド  カキネ  三池ろむこ  立野真琴  木下けい子  ねぎしきょうこ  阿部あかね  小椋ムク  津守時生  門地かおり  夏目イサク  南野ましろ  麻生海  二宮悦巳  草間さかえ  北上れん  小鳩めばる  藤川桐子  金ひかる  木原音瀬  栗城偲  一穂ミチ  久我有加  榎田尤利 

楽しかった~!

完結を迎えた昔の作品ですが、2017年の雑誌のDear+で限定復活していたので興味が出て本編、かみのほん、ファンブックと一気に読んでハマりました。

描き下ろしは、隆成に執着する守夜が見れてすごく満足。玄間が氷見をお姫様だっこするカットにはしばらく釘付けになりました。

他の作家さんのファンブックも大好きなのですが、ファンブックが好きかどうかはゲストの作家さんのファンかどうかも割と関係して…

1

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

どこまでいっても

買ってから一年越しに読みました。腐女子歴10年の若輩ではありますが、沢山のBL作品にお世話になる中で沢山のクズキャラに出会いましたが、この作品の受け西崎は、その中でも頭一つ抜きん出る超ド級のクズでした。
物語は、前半が高校時代、後半がその10年後とふたつに分かれて描かれています。そして最初から最後までまぁああ一貫して西崎がクズ!自分の中ではこんな可愛くねぇ受けいる!?ってなりました笑
木原先生…

4

秘密 小説

木原音瀬  茶屋町勝呂 

好きになる過程

夜読んで、仕事行って帰ってきて読んだんですが、もう仕事中「早く続き読みたい続き読みたい…」とイライラしてました。それくらい続きが気になる作品でした。

啓太は「誰かにそばにいてほしい。死体がある家に帰りたくない。泊まる家がない」、充は「愛する人が欲しい。自分も愛されたい」そんな理由から始まった言わば偽物の関係が、ページをめくるごとに本当に愛する者同士の関係へ変化してゆく様がとても良かったです。…

5

LOVE&CATCH 小説

木原音瀬  彩景でりこ 

新たなる試み

木原音瀬先生すごい好きなんですが、今回も面白かったです。
あらすじを読んだとき、「うわ痛そう…」「これは…萌える…のか…?」と、どちらかもしくはどちらの属性も兼ね備えた作品が多いですが、今回は一見ゴリゴリに後者の方でした。
別にハゲは嫌いではないし、大学時代の教授にスキンヘッドで陽気な社会学の先生がいたので、私はハゲに抵抗を持ってはいませんでした。しかし、萌えるのといけるのとは違います。
ま…

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