木原音瀬さんのレビュー一覧

ROSE GARDEN -ローズガーデン(1) 小説

木原音瀬  禾田みちる 

人の弱さ、愚かさを描いている

天使と悪魔という設定に興味が持てそうもなく、木原さんの作品の中で読むのを後回しにしていました。
読んで驚きました。深い示唆に富んだ作品です。天使と悪魔をモチーフにしていますが、外見や出自、能力により差別することをやめられない人の弱さ、愚かさを描いているのだと思いました。

物語の舞台は、中世ヨーロッパのような、ある村。化け物が住むと言われる森の向こうの平原、高い塀に囲まれた家に、天使・カイル…

4

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

優しさでつながる世界

夏祭りで女子と一緒の万を見た十亀は、万から一方的に距離を取り始めます。理由もわからず戸惑う万に、追い討ちのように、母の入院、ホテルのボヤ騒ぎと、次々と困難が降りかかります。
こういうときこそ傍にいて欲しいのに。「頼るって、相手が自分のこと思ってくれてるってわかってないとできないんだよな…」と涙ぐむ万が、切なくて。そして万は、十亀が自分を無視するのに弟には会うのを知り、悲しくて、だんだん自分の気持…

5

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

覚悟して読んでください

年下陵辱攻め好きだし~!時間あるから気になってたしコールドシリーズでもよむか~!って軽い気持ちでポチったのが昨日の昼間。(電子版)The FInalを残して5冊分一気読みしました。電子版the Finalは3日後ダウンロード開始なので今週末に読みます...ハイ...。

何なんでしょう...陵辱攻めとかって簡単に言葉にしてはいけないものだと思い知りました。とにかく痛い...痛い...痛い...…

3

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

嘘から始まった恋だけど

AV監督でゲイの十亀と実家がラブホテルの高校生・万の出会いを描いた本作は、時系列的には、小説「リバーズエンド」に収録されている十亀の高校時代の話と十亀・万のその後の話をちょうどつなぐ位置にあります。さらに先の未来は、番外編集・HOLLY MIXの中の「end roll」で描かれています。小説のイラストも小椋ムクさんでしたが、コミックがあることで、二人の人物像をよりイメージしやすくなっていると思いま…

4

B.L.T (新装版) 小説

木原音瀬  元ハルヒラ 

B.L.Tと恋愛と

タイトルのB.L.Tは、ベーコン、レタス、トマト、マヨネーズ、パンというシンプルな材料で作られるサンドイッチのこと。ベーコンの質や焼き加減、レタスの種類、トマトの収穫時期、マヨネーズの美味しさ、パンの種類やトーストの有無等で、無限のバリエーションがあるのだそうです。
なんだか恋愛と似ているような…。恋愛は心と体と言葉があればできるシンプルな行為ですが、B.L.Tのように、ひとりひとりの恋愛観は実…

6

WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

抜け出せない

この作品を読み終わって数日経ちます。余韻が抜けません。
レビューというよりは、感想です。
とても好きです。ただ、腐女子の目線で好きというよりは、腐女子の目線ではないところでひっかかった好きが大きいです。
「BL」というジャンルにカテゴライズされるこの作品ですが、退廃した世界に取り残された彼らの行く末、あるいは過去の選択、世界観などに対してBLに対してではない目線で、読了後に悶々と考えさせられ…

4

セカンド・セレナーデ full complete version(新装版) 小説

木原音瀬  北畠あけ乃 

恋の歌が聴きたくなる

前半の「水のナイフ」と「ONE NIGHT」は、高校生・明智(攻)と教師・砂原(受)の恋の話。文化祭の映画製作中、明智は自分が片思いする女子が砂原に告白するのを牽制するため、砂原に嘘の告白をします。恋人のふりをするうちに、やがて明智も、初めは取り合わなかった砂原も、本気の恋に落ちてしまいます。
後半の「セカンド・セレナーデ」と「その後のセカンド・セレナーデ」は、高校時代に砂原に恋していた掛川と、…

7

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

え?健気?

攻めの属性に『健気』とあって「物は言いようだな!」と思いました

これ、健気ですかねwww?

木原さんは面白い作家さんで痛いのもコメディも読んでて楽しいです
ほんと、ハズレがない

今回のこの作品も夢中で読みました
受けが安定の卑劣な男で『いつものきたわー』と思いながらwww

まぁ、こう言う上司っているよね
自分の出来ることが人脈作りと根回しや接待って分かっててそこ頑張っ…

8

COLD FEVER 小説

木原音瀬  祭河ななを 

幸せなんて縁遠い

この作品を読んだことは10年間に続けて、「たすけて」の内容は明らかではありませんが、肉体的にも精神的にも痛いシーンは多い、あとがきに記されている「ドメスティックバイオレンス小説」のような完結編です。 何度も "あの人は狂ったように暴れまわる犬みたい"と思ったが、結局、藤島は彼に捨てられない。自分の存在価値を欲しい男を置いて、もうどこへも行かない。幸せなんて縁遠いが、多分、お互い…

1

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

愛はつながっていく

喜多川と再会した堂野は、情を断ち切りがたく、喜多川を家庭に招き入れます。娘・穂花が喜多川に懐き、穏やかな交流が続くかと思われた矢先、穂花が殺害され、堂野の妻の不倫が発覚。堂野の家庭は崩壊してしまいます。

喜多川の堂野への愛は、堂野に妻子がいても、娘の殺害で誤認逮捕されても変わりません。ただ傍に居たいと願い、寂しさをこらえ、堂野の娘を大切に思い、自分の命さえ惜しまず堂野を守ろうとします。その一…

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