木原音瀬さんのレビュー一覧

パラスティック・ソウル(2) 小説

木原音瀬  カズアキ 

とにかく読んでほしい

2012年に刊行された作品の新装版。旧版は『パラスティック・ソウル -はじまりの章-』と『パラスティック・ソウル -おわりの章-』の2巻完結ですが、新装版は4か月連続で刊行される4巻完結の作品になっています。

この作品は2巻目。SF要素も満載で、ちょっと特殊な設定なので、前作未読だと理解できないと思います。1巻未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。

という事でレビューを。

11
非BL作品

ラブセメタリー 非BL 小説

木原音瀬 

愛について

成就することのない愛のお話の連作集。
1編1編は独立したお話ですが、そのお話のリンクの仕方が凄く巧みで、読み進めているうちに、人の内面が多角的に浮き彫りにされてきて圧倒されます。
非BLなので、ゲイのキャラクターは登場しますが、BL的な男性同士の恋愛関係が成立することはありません。
っていうより、このお話って恋愛小説ですらないよね。
性愛についてのお話ではあるけれど、恋愛にはたどり着けない…

4

あいの、うた 小説

木原音瀬  宮本佳野 

どん底や挫折があっても…怖くないコノハラ

先に宮本佳野先生のコミックス「The end of youth〜あいの、うた〜」を読んでおります。
その視点で読むと、はじめに収録されている「あいの、うた」に少し驚く。
あの、繊細で打たれ弱かった田頭(たがしら)が、小規模ながらも月刊の音楽雑誌の編集長として部下を率いている…!随分骨太になったなぁ、と。
さて、元々のメインストーリー?の「あいの、うた」は、その音楽雑誌の編集者、ゲイの小菅と売…

4

COLD FEVER コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

誰も責められないことが苦しい

 ついに高久が失っていた間の記憶を取り戻し、2人の蜜月が壊れてしまうところから始まる最終巻。しかし今度は、過去を思い出した代わりに、記憶喪失だった頃の6年間がごっそり頭から抜け落ちてしまいます。藤島を好きになったこと、お菓子作りに興味を持ちパティシエの修行をしようと思っていたこと、バイトをしたケーキ屋や楠田、商店街の人達との付き合い、事故の真相をすべて忘れた高久。そして、しまってあった写真を見て、…

1

COLD LIGHT コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

子供2人を襲った人生が辛過ぎる

 まだ高久が自ら記憶を取り戻すことはないものの、藤島視点で過去が大きく明かされます。藤島がこれほどまでに抑圧された人生を送ってきていたとは。何不自由ない暮らしを与えられた反面、自分の意志は何から何まで蔑ろにされてきたんですね。そんな中で自分よりもさらに幼い年齢で辛い目に遭った高久を守ろうと努めたこと、その過程で彼に欲情してしまうほどだったこと、そして一番守るべきだった時にに守ってあげられなかったこ…

1

COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

今後どのように記憶を取り戻すのか気になる序章

 この巻ではまだ高久の記憶が戻ることはほとんどなく、記憶をなくす前の彼がどんな人物だったのかをあくまで他人から聞かされることしかないので、謎に満ちた部分が多くまだ物語の序盤ということでこの評価です。最初は記憶がないとはいえ、成人男性を囲って何不自由ない生活を保障してくれる藤島が出来た人だなぁと思っていましたが、途中まだ記憶のまったく戻っていない高久に強引にカメラを仕事にするよう勧めるところではちょ…

0

パラスティック・ソウル(1)(表題作「fake lovers」) 小説

木原音瀬  カズアキ 

文庫化&4か月連続刊行

あらすじと表紙が気になったので購入。四六判の文庫化で4か月連続刊行とのことです。「①プロローグ+②1カプ目+③別の兄弟のお話+④ドラマCD特典プチ文庫17P+⑤1カプ目の書き下ろし9P」で、加筆訂正しているとのことでした。④⑤がすごくせつなく甘いお話で良かったので、四六判で①が好きだった方はもう一度手に取ることを検討しても良いのではと思います。あと、ペーパーも1カプ目のハネムーン話だったので、ペー…

5

吸血鬼と愉快な仲間たち 1 コミック

木原音瀬  羅川真里茂 

今のところ切ないこれからが楽しみ

小説を買ったものの読み進められずコミックからと思いこちらを読んでみました。

泣き虫吸血鬼のアルの過去や境遇や現在に悲しくなります。
孤独に中途半端な吸血鬼としてなんとか生きてきたのが何故か日本に来てしまって…。

警察から暁の所に連れてこられなんとか変態外国人から吸血鬼であることを証明します。

モノトーンの服ばかりで謎の多い暁。辛辣ですが実は優しくて。

最後はアルが見知らぬ…

3

パラスティック・ソウル(1) 購入特典・書き下ろしペーパー グッズ

水中キスは、きっとプールサイドから見えてますよ(笑)

「何でも望みが叶う薬」が元で、紆余曲折を経て結ばれたジョエルと八尋。結婚して3年目にして、やっとスペイン地区に新婚旅行にやってきます。
ジョエルがわざわざプールのあるホテルをチョイスしたのに、八尋はデッキチェアで本を読むばかりで泳ごうとしません。ジョエルが「もしかして、泳げないとか?」と問うと、顔を赤くしてしまいます。

あら?犬って泳ぎが得意じゃなかったかしら?と思い、ネットで調べてみると…

1

パラスティック・ソウル(1)(表題作「fake lovers」) 小説

木原音瀬  カズアキ 

薬の限定的な効果、分けられた数が物語を面白くしている

旧作の方を読もうかと考えていたところに、文庫版発売のお知らせ。楽しみに待っていました。

国制度が廃止され貧富の格差が極端に広がった未来社会、移動手段はエアカー、伝染病予防のワクチンが原因で誕生した犬の耳と尻尾を持つ「ビルア種」といった、ワクワクするようなSF設定。それらと、ある科学者が遺した「何でも望みが叶う薬」という古典的で、ある意味生き方を問うような哲学的な要素が相まって、不思議な読後感…

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