木原音瀬さんのレビュー一覧

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

木原先生初心者にはきつい

ハードで過酷な描写、多くきつかったです。

陵辱ものは慣れているつもりでしたが、肉体改造、記憶喪失、ヤク中、幻覚症状そして何より恋愛感情が明確に描かれていない攻め、という設定はレベルが高すぎた...

恋慕の情ではなくとも、敬愛するボスへの愛という形で、ある意味成就したようでしたが、うーん、それ以外のパンチの効いた展開が衝撃的すぎて...

とりあえず立場を越えた愛や、陵辱エロを求めて…

7

パラスティック・ソウル endless destiny 小説

木原音瀬  カズアキ 

読後にわかるendlessdestinyの意味

SFは苦手なジャンルだったのですが、モフモフに惹かれて思いきって1巻を手にしたのが最後。頭が混乱しながらも気がつけばシリーズを一気読みしていました(笑)もの凄く世界観に引き込まれます。

そしてたどり着いた最新刊。
一番読み進めるのに苦労しました。もう辛すぎて辛すぎて涙で紙面が滲みまくり。

今までは肉体同士だった物語も、今回は肉体と精神(完全体)。しかも25年と期限付き。いくら中身が同…

0

HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

そうきたか!

木原先生にハマり、立て続けに数作読みました。その中でも1位2位を争うのではないかというほど、驚愕に次ぐ驚愕…
主役の2人もかなり歪んでいて、何度も「ひーーッ」と読みながら叫びました。ほんとに。
攻めの直己が可愛らしくいじらしい姿を見せても「いやいや、ほんまはなんか裏があるんじゃないの?」とつい疑ってしまう。なんか薄ら怖い。篤に愛されたいが故の行動がぜんぶ怖い。

はっきり言って「ときめきた…

0

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

恋も分からないのか、と言ってやりたい

商業BL小説を初めて手に取りました。いきなり素晴らしい作品にめぐり合い、万感の思いでレビューを書かせて頂きます
特に強く心を乱された部分など・乱文ですがご容赦いただければ幸いです

BLなのに男の尊厳(心身ともに)を奪うなんてと展開に凹みつつ終盤から何かを祈る気持ちで読んでいきました
下巻では嘉藤の心の内が詳細に描かれていたと思います。そのため攻め側に強く感情移入していきました

救出…

6

愛すること グッズ

続編として100万点!の大ハッピーエンド

以前この「愛すること」を読むためにebjに登録しました。本当はあまりあちこちに本棚作りたくないのですがこれはどうしても外せないし!

木原音瀬さんは筆力がべらぼうにある方なので、痛いのは吐き気を催し寝込むぐらいに容赦なく痛い。
でも…ということは

甘いのもこの上なく極上に甘いのです!!

どんなにツライお話でも合間や最後にあるそのご褒美が楽しみで読んでる所あるかもしれない。
今作…

2

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

古き良きBL小説

とても心に染み入るようなお話でした!

高校生のノンケの攻とその高校の教師のゲイの受とのお話で、懐かしのペンフレンド募集とか家電でのやりとりとか…本当に読んでいて心が暖まるようなお話がとても良かったです。

激しい事は起こらないけど攻と受の気持ちのやりとりや、携帯というアイテムがないなかでの待ち合わせや待ちぼうけ…時間がゆっくり進んでるこの感じは読んでいて心暖まります。

学校ですれ違…

0

さようなら、と君は手を振った コミック

木原音瀬  深井結己 

原作を忠実に表現されている。

Renta!
修正…光寄りの白塗り
表紙の折り返し部分有り、カバー下なし

1

深呼吸 plus story ~単行本未収録短編集~ 小説

木原音瀬 

だだこね乙女

2019年、「灰の月」で打ちのめされた皆さん。
「深呼吸」で復活しましょう。
甘く優しいコノハラが、ここにあります。
さて、こちらは「深呼吸」本編前後のショートストーリー達です。

「エアメール」
「エアメール 2」
本編は「深呼吸」と「深呼吸 2」で構成されているのですが、この2編は本編2編の前後、榛野がロンドンに行ってしまった時に送ってくるエアメールと、谷地がロンドンまで行って関…

0

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

ストレートなBLでないけれど、泣きに泣きました。。。

最後に収録された「なつやすみ」まで読んで、漸く不朽の名作と言われている事に納得しました。
それぐらい「なつやすみ」が素晴らしく、もともと創作物で涙するタイプの人間ですが、この作品には泣きに泣かされました。。。

表題作の「檻の外」も冒頭を読んでいた時には、予想もつかなかった終盤展開が待っていました。怒涛の展開でありますが、わざとらしくなく、淡々と話が進みます。話的には堂野家族の話が中心な…

3

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

スジモノに愛はいらない

もちろん、読み終わった日は夢見が悪かったです。それでいいんです、木原先生なので!!

上巻の帯に「純愛」とありますけど、純愛ってなんだか不幸なものにつけられがちですよね、悲恋とか。木原先生の作品って、この二人はこれで幸せなのか…?っていうような終わり方でも力づくでハッピーエンドだす〜!って言い包められちゃって、さいですか〜って引き下がるしかないというか…笑
だから色んな妄想ができて木原中毒に…

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