木原音瀬さんのレビュー一覧

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

皆大好き(偏見)アラブ物!!

木原先生の作品ってどうしてこうも余韻が長く続くのでしょう。
読み終えた後もふとした時にぼんやりと考えたり思い出したりしてしまう。
こちらもそんな作品です。

いやぁそれにしても勝手にメイン攻めは受けのファウジを買い取った富豪、ラージンかと思っていましたよ(笑)
それにしたって手出さないどころかそんな趣味ないとか言うし後半で心変わりするのか?と思いきや徹底した奴隷としての扱いを最後まで崩さ…

3

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

攻めの粘り勝ち…と手放しには喜べない

だがそれがいい…。

木原先生の作品に惚れ込み五冊目。
これまた凄かった…休む暇もなく読み続けるしかないと思えてしまう。
どれもこれも心も体も痛めな話ですがバリエーション豊富で毎回満たされまくっています。

監禁もの、そして犬扱い…受けの全裸でいる時間が長いこと長いこと!
序盤の容赦ない仕打ちの連続に全身引き込まれました。
愛のない全力のアレコレはとても読み応えがあります…

4

COLD FEVER(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

最高傑作…(拍手)

前の巻を幸せな気持ちで読み終え最終巻は記憶が戻ってしまうんだろうな~と思い読み始めた初っ端からそれで息が止まりました。

本来の攻めに戻ったのですがそのあまりの暴力性には悲鳴を上げそうになりました。
あまりに痛々しくて胸がズキズキして…しおりを挟む余裕なく本から手を離し距離を置いてしまったのは初めてです。
泣く時間が必要でした。

酷い部分を持つ攻めでもあるのですが彼を責めたり憎むこと…

1

COLD LIGHT(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

読み進めるのをとめられない…

数時間で一気に読み終えてしまいました。
そうせざるをえない凄い作品……もしも知らない方がまだいて、ほんの少しでも興味を持ったなら読んでほしいと切に願うよ。
シリーズものだからCOLD SLEEPからね。

新品で買ったのに気付かないうちにどこかに擦ったみたいで汚れてしまったんですよね。
綺麗なものを手元に残しておきたいと思いもう一冊注文しました。
それくらいどんな終わりであれ大好きだと…

1

COLD SLEEP(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

ページをめくる手が止まらなかった

前情報なしであっという間に読み終えてしまいました。
急いでセットで続編を注文しました。

攻めの記憶喪失からはじまり少しずつ紐解かれていく感が気になる心をくすぐり夢中になってしまいました。
それは描写力もあるのですが、単純に簡単に好きになったんですよね、キャラのことが。

特に受けの藤島さんはどこにでもいそうな男と書かれつつも攻めの透の中でただ一人の藤島という男に変化していく流れはたま…

1

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

キャッスルマンゴーの繁盛を願って

1巻からの続きから始まります。
夏祭り以降、急に素っ気なくなった十亀に困惑する万。
母が倒れ、部屋はボヤで焼け、満身創痍の万だけどもはや頼れる人はなく…という切なすぎる展開。

人を頼るということは、相手が自分に好意がないとできない…という万の気持ち、少し分かります。
だからこそ、肝心な時に急に素っ気なくなった十亀に腹が立ちました。
万も万で、相当な意地っ張りですけどね…

万の状…

2

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

これからの2人を見守りたい

B L界の名作、今更ながら拝読させていただきました。
購入済みのまま、なぜか後回しになっていた今作ですが、とても面白いです。

秀才だけど、夢は実家のラブホの経営という高校生・万とAV監督・十亀を中心とした物語。
ゲイの十亀と十亀を嫌悪する万がどうなっていくのかと思っていましたが、弟の悟を守るために十亀を嵌めて自分が恋人になるという、なんとも想像していなかった展開がとても良いです。

2

こどもの瞳 小説

木原音瀬  街子マドカ 

何年経ってもふと読み返したくなります…

今でもふらっと読み返したくなって、目を通してしまいます。
この文庫版が2005年出版なので、もうかれこれ15年弱か…と思うと、個人的にも感慨深い作品です。

木原作品には独特の「痛さ」があって、それがクセになってしまう(と勝手に思っている)わけですが、その「痛さ」が合う・合わないは、本当に個人の趣味嗜好の話になってくると思います。

この『こどもの瞳』も例に漏れず、記憶喪失、兄の幼児退行…

4

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

重苦しくも、余韻を残す作品

木原先生の作品は、大好きなのですが…こちらは好き嫌いがハッキリと分かれる作品ではないかと思います。

私は、途中から読むのをためらってしまいましたが、何とか上下巻読み終えました。ずっしりと重く、すぐには消えそうのない余韻が残る作品でした。

全体を通して重苦しく、甘さは感じられませんでした。攻めが、ノーマルな人間という事もあり、そのあたりの描写などはリアリティが感じられましたが、攻めの嘉藤…

4

COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

迫力満々

間違いなく
神です

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