木原音瀬さんのレビュー一覧

美しいこと 上 コミック

犬井ナオ  木原音瀬 

原作未読です

小説のコミカライズ自体初読みで、こちらの漫画家さんの作品も初読みでした。
なので原作に思い入れがない、挿絵も知らない状態でのレビューとなります。

小説が原作だと設定やキャラクターの作り込みなども緻密なんだろうなぁと思っていましたが、コミックでは絵がそのままの説明になるので他のコミックとそう変わりない印象でした。

女装ものの作品もほとんど読んでなくて、数少ない既読作品の女装家たちは女性…

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男の花道 Don't Worry mamaシリーズ 小説

木原音瀬  志水ゆき 

満を辞しての主役作!

Don't Worry mama、脱がない男とシリーズを通して読んできて、満を辞しての友晴が主作の作品です!

上記シリーズを読んでいた時から友晴は好きなキャラクターだったので、友晴が主役のスピンオフがあると聞いて買わない手はなかったです。この話単体でも読めないことはないですが、前作までのキャラクターを知っていた方がより楽しめる作品であることは間違いないです。

BL作品に出てく…

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place 小説

木原音瀬   

面白いのだけれどイライラした

評価は中立にしましたが、さすが木原作品です。
普通に読み応えあるというか、イライラするのもマイナスな感情ではありますが、心揺さぶらしてくれる作品です。

攻めに羽が生えている!?と思ったら比喩でもなんでもなくマジもんでした。
でもファンタジーさはちっともちらつかず、あくまで現代リーマンもの。
過去にその翼で受けを助けたという偶然は、いつもよりロマンチックすぎる気もしましたが。


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恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

ノンケ同士の恋

表紙のふんわり具合やあらすじに書かれたほのぼのラブ♡から平和で穏やかな甘い話なのか?と思いましたが、そうでもなかったです(笑)
でも痛くはないので、比較的読みやすい作品ですかね。

受けの朝霞のお仕事はブライダルコーディネーター。
木原先生の作品はお仕事の描きも細かいので、自分の触れたことない世界が知れていつも興味深いです。
その分、仕事一筋になれない私は努力もして仕事ができる男の言葉(…

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NOW HERE 小説

木原音瀬  鈴木ツタ 

受けは50歳!!

50歳のおじさん受けに興味があってもなくても最後までしっかり読める作品。
おじさんがストライクゾーンにない私は木原先生作品のおじさんに何度も夢中になってきましたが、やっぱり今回もでした(笑)

ずっと独り身だった仁賀奈が若い男に偽りの愛を囁かれ本気になったところで手酷くフラれたらどうしよう…年下に弄ばれるおっさんが可哀想すぎる…なんて初期の私はビクビクしていましたが、違いました。
まったく…

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熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

すみません、好きです

木原作品3作目にして、1番好きでした。
美しいこと、アオイトリの次にこの作品。
引き込まれるんだけど、ずーっとしんどい気持ちで読み続けないといけないのが苦行。で、最後まで読んでもスッキリせず悶々とした読後感。
考えさせられる。

それが、こちらの作品は読み終わって
間違いなく好き!と言える作品でした。
ただし、読者は選ぶ。
誰もが面白い作品ではない。
舞台はアラブお金持ちの子だっ…

2

牛泥棒 小説

木原音瀬  依田沙江美 

読みやすい

これは痛みのない木原先生作品でした。
何かしら不幸がくるのでは…と勝手に怯えていた自分に笑いました。
最初から最後まで表題作の二人がメインなので愛着もわきました。

牛泥棒って強烈なタイトルですよね。個性的で私は好きです。

攻めは癇癪持ちですが理不尽なことで怒ったりしない根がいい人なのでストレスなく読めました。
受けの徳馬は健気な美人さん…おまけに口が聞けないところが更にしおらしさ…

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期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

攻の気持ちの変化が面白いです

長く熟成させた積読でしたが、やっと読了。
手をつけたら一気読みでした。なんでしょう、早く読めばいいのに…。
(いろいろ心の準備が必要、と身構えるのでつい積んでしまうのに、読み始めたら止まらなくなるのが、ザ・木原マジック)

比較的ハピエンですよね(笑)。正直、”期限切れの初恋”までだと、村上の気持ちは”生存本能”じゃないの?という印象でした。”人でなしの恋”でやっと、どうにかどうにか、宇野…

3

美しいこと 上 コミック

犬井ナオ  木原音瀬 

綺麗に描かれている

原作既読。

思ったよりレビューが少なくて驚きました。
心にくる作品です。

原作は文庫版だったので私も文庫の表紙の印象が強いのですが、コミック版もその世界を綺麗に描いてくれていたと思います。
特に寛末の冴えなさは想像通りでした。

原作を読んだ時と同じ気持ちをこちらでも味わえました。
特に女装時の松岡を待ち続ける寛末の姿は絵だとダイレクトにきますね。

下巻がとても待ち遠し…

6

あいの、うた 小説

木原音瀬  宮本佳野 

光あふれていないからこそいい

先生の作品に慣れてしまっているのかそんなに心殴られまくった気はしないのですが、ズシンとくるものがありましたね…。

自分とは全然違うものが見えている音楽と共にある登場人物たちのリアル…それも底辺に近いところにスポットを当てるところがらしいですよね。
私だったらボロボロになった夢より安定に手を伸ばしたくなりムズムズしていましたが、そういった苦しさは先生の作品じゃないとなかなか味わえないし癖にな…

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