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kurinn
ネタバレ
長いこと色々な方が電子になるのを待ち望んでいた作品だと思います。 木原音瀬先生のツイートで情報が流れて来た時は狂喜乱舞しました。 そして漸く読み終わりました。結末を知っていたので安心感はありましたが、松岡の寛末を信じる事が出来ない辛さがこれでもかと刺さって来ました。 寛末が好きすぎてで彼以外は考えられないからこそ、臆病になってしまうのがとても良く理解出来ました。 寛末は彼なりに良か…
木原音瀬 日高ショーコ
「美しいこと」を読み終わった時点では寛末に、そんなに悪印象を持って無かったんです。 でも寛末視点の「愛しいこと」を読むと、彼の愚鈍さとか無神経さに翻弄される松岡の気持ちを考えてしまってもう悲しくて切なくて、なんて酷い男だろうと思ってしまいました。 寛末がどんなことを考えていたのかが分かるからこそ、初めて読んだ時も今回再読した時も寛末に腹が立ってたんです。すっかり忘れてました。 こ…
「愛すること」をKindleで購入したので、先にこちらを再読しました。 「美しいこと 上 」のKindleの電子版ではBLCDの「SS時計1」が収録されているそうですが、家にある紙のBL版の方を久しぶりに読みました。 木原音瀬先生の確かな文章力とストーリー展開に、数年前に読んだ時とはまた違った気持ちを抱きました。 当時は松岡がとにかく可哀想で、寛末憎しだけしか無かったんですよね。 …
木原音瀬 穂積
renachi
読んでみた。一般文庫にしては軽い文体で、クセがなくするする読める。 内容は、男が集まりわちゃわちゃ賑やかす系ラノベ。今作はメインとなる四人の紹介巻のような仕上がり。四者それぞれの視点で四話分(+おまけの猫視点)が収録されていて、シリーズ開始!という雰囲気だった。 起こる事件はどれも小さくて、細部に散りばめられた雁字搦め要素は身近にあるものばかり。ちゃんと悪には鉄槌が下されるのに、うっすらモ…
ひみた
文庫の終わり方が余韻があって良かったので、二人がくっつくのは雰囲気が変わりそうだなと思うこともあり、読むのを躊躇するような考えもあったのですが、読み返したら瞬間購読。 まさかこんなにも熟考して煮え切らずくっつかないとは!BLの外から生まれた男寛末… 流石木原先生の作品だと思いました。予想通りにはいかない。 BLっぽさは最後の2割くらいな感じがします。 少し前のお話なので、今よりも同性愛に…
木原音瀬
ふばば
BL界を震撼させる巨匠・木原音瀬先生作品で。 非BLとはいえ、小児性愛を題材にした問題作で。 その上、 昔「ペット・セメタリー」という怖いホラー映画があって、セメタリー繋がりでもう読む前から「怖いバイアス」がかかってる。 何が書かれてるの? 何が始まるの? 死臭漂う墓地。幼児に抱くよこしまな欲望を埋葬する荒れ野… 本作は、繋がりのある3編の短編とエピローグで構成されている。 …
念願の「愛しいこと」電子配信、その前にこちらを再読しました。 初めて読んだ時同様、読み終えると万感の思いで言葉が出て来ず寝ながら少々泣きました。 私にとって木原作品の2つ目で、旅行先で「箱の中」を読み終えた直後本屋に駆け込んだのが思い出深いです。 見た目と内面、恋愛の弱者の交代、愛憎、色んなことを考えさせられ、恋する者の眩しさと辛さにぐるぐる翻弄されます。好きな人とそうでない人への気持ち…
atyanmama
美しいこと2愛しいこととして電子で出たので 紙で4、50回は読んでるんですが(もっとかな)これを機に 以下ガッツリネタバレを含んで 寛末基文という男は普通の男だ 自分には勿体無いと分かっている美女葉子に心を奪われ 貴女がおばあちゃんでもなんでも愛します! と言い切ったのに 葉子は女装した俺でした といきなり男に言われたら普通どう思うだろう どんなあなたでもいいと思って…
木原音瀬 峰島なわこ
padparadscha
初買いの作家さんで、うっすら作品評価等も 読ませて頂いて購入させて頂き、最後まで ちゃんと読めましたが、痛々しい(肉体的にも 精神的にも)描写が多く、最後の最後には、 甘い描写があるものの……自分には合わないと 言うか……この作家さんの他の作品も 手に取る事はないかと思うくらいトラウマな 作品でした。……受のΩがこれでもかと酷い目 に合うのに酷いとこの描写は多いのに子供は あっさ…
木原音瀬 糸井のぞ
まふにょ
原作未読。だからなのか不安が残ったまま終わってしまい、消化不良を起こしてます。大学時代からずっと思い続けている男が、落ちぶれた状態で目の前に現れて…?というお話。 明るい大学時代を描き、大人になった村上への期待を膨らませる宇野の描写は、大きく落とされそうな予感がバシバシです。フリが効いてるのが分かりやすくて怖い。でもそれは思ったより静かにやってきて、宇野は浮浪者のような村上を自宅に住まわせます。…