木原音瀬さんのレビュー一覧

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

お兄ちゃんはつらいよね

以前から読みたいと思っていた作品です。
木原音瀬先生の作品は最近読んだのですが、小椋ムク先生の漫画は初読みです。
小説のコミカライズではなくて、完全な合作とのこと。

10年前の作品とあって少々古さを感じる場面もありますが、徐々に2人が近づいていく様子に萌えが止まりませんでした。

可愛げのない大人びた高校生の万が、十亀の胸で父親の温もりを思い出しながら眠る場面が好きです。
じんわり…

0

COLD SLEEP(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

最初に3冊買いましょう

ちるちるさんではリンクを貼ってないですが楽天 Koboでも買えます。私は3冊セットの合冊版(順番意識しなくても自動的にCOLD SLEEP→COLD LIGHT→COLD FEVERの順番で読めます)で購入し、数日かけてじっくり読みました。・・が、最後の方は睡眠時間も削っています。それくらい夢中になれる作品でした。痛い、辛い、しんどいの3連続なのに無駄な展開がなくて、終わるのがもったいないとすら思…

1

美しいこと(文庫版) 小説

木原音瀬 

コミカライズ版を読んで

犬井ナオ先生のコミカライズ版を読んで、小説も読みたいなと購入しました。
木原音瀬先生の小説を初めて読みましたが、非常に読みやすい上、やはり内容をほとんど覚えていたのであっという間に読了。

コミックはかなり忠実にコミカライズされてるなぁと感じました。
とは言え細かい部分に省略はあるし、松岡の気持ちの細やかな動きも描き切れてない部分もあったと思うので、原作を読んで良かったと思います。
切な…

1

黄色いダイアモンド 小説

木原音瀬  鳩屋タマ 

リアルなんだよなぁ

先生がツイで「甘々な波が来てる」と仰っていたので
ほうほう、ならば安心安全じゃな
と、完全に油断しきっておりましたが。

え〜〜〜ん
まぁまぁ痛かったよ〜〜

いや、やっぱり木原先生の作品はリアルなんですよね。
BLなのに全然ファンタジーにしてくれない。

邦彦と秋森の独りよがりの愛も、それに対する勇て俊一の拒絶も、登場人物たちの台詞ひとつひとつが刺さる!!
読みながら「木原…

10

黄色いダイアモンド 小説

木原音瀬  鳩屋タマ 

甘々でも

木原先生ご自身で「いつになくラブラブの波が来ている(あとがき)」と書かれております。
うん。確かに『FRAGILE』だとかね『マジュヌーン』だとかね、あと私が心から「なんて恐ろしい」と思った『鈍色の華』の様なお話とはテイストが違うとは思いました。
でも先生、
恋というものを射抜くその視線はやっぱり冷徹でござりますよね。
曇らずキンとしていて、ところどころ痛くもありました。

このお話の…

9

黄色いダイアモンド 小説

木原音瀬  鳩屋タマ 

すごかった

木原先生だし鳩屋先生だからマストバイ。木原先生のお話って、いつも身に迫りすぎてコワくて耐え難くてシンドイです。今回も同様で、凄いお話なのですが、「きゃあ萌え萌え~♡」という心地にはなれなかったので萌2にしました。神にするには辛すぎた本編2段組80Pほど+受けの子のお話120Pほど+2編目の続き、新装版での書き下ろし35Pほど。木原先生のお話はメンタル攻めるので、元気な時に読んだ方がよいのではと思い…

6

吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬  下村富美 

続きが出るのを心待ちにしております

暁の過去が本当に想像してたより何倍もつらくて、くやしくてゆるせなくて、読みながらずうっと泣いていました。

今までは、暁はアルに対してただ情が湧いただけなんじゃないかと思っていたけど、過去編を読んで全部腑に落ちました。

暁は人間の裏表とか本性とかに傷つけられてきて、だからこそバカ正直にまっすぐ全部をぶつけてくれるアルは暁にとって本当に得難い存在だったのではないでしょうか。

それでも…

1

黄色いダイアモンド 小説

木原音瀬  鳩屋タマ 

長い片想い

一般的に見るとスペック底辺な男に長いこと恋をしている攻めのお話。
この作品もどんなに不衛生で安定していない馬鹿な男でも、好きなんだからしょうがない感が凄くて私も好きでした。
BLとしての幸せがまるで見えないのに、気付けばそうなっているところが本当に凄いと思います。

後半は受けの息子の話。
貧乏な家庭環境、学もなく汚れ仕事をしている父親。クラスでの虐め。
これだけでも心殴られっぱなのに…

6

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

つらい

つらいけど神評価です。
でも読み終わったあと、気持ち悪さがまだ消えないです、、
ファウジが可哀想で読んでいられませんでした。読んだけど、、
ハッサンに会うために、目が見えなくなったあとも、地獄のような生活でも、生きようと、お金をためてハッサンに会いに行こうとしてるファウジが切なすぎました。

楽天で買ったら初回特典がまだついてました。
イギリスで過ごす2人が見れてよかった、、

後…

0

黄色いダイアモンド 小説

木原音瀬  鳩屋タマ 

自分の大切なものを差し出す優しさ

表題作の「黄色いダイヤモンド」は、真面目で口うるさいサラリーマン・邦彦が落ちこぼれで子持ちの幼なじみ・勇への長い片思いを実らせるお話です。80ページ弱の作品ですが、“優しさ”についてしみじみ考えさせられて、何度も読み返してしまいました。

勇は深く考えることが苦手なため、お金をだまし取られそうになったり、セックスで邦彦の機嫌が直ると考えて、邦彦を傷つけてしまったりもするのですが、そこには「困っ…

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