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木原音瀬 藤田貴美
クレタコ
ネタバレ
親友と思っていた男に強姦され、更にそれによってエイズになってしまった初芝。 その親友は既にエイズで亡くなっていて、怒りをぶつける先もないという全く理不尽でやりきれない酷く残酷な目にあった初芝。 ホント、木原さん痛い設定でやってくれるなあ……。 初芝はその病を隠しつつ、恋人(女性)と付き合い、教師をしています。 しかし後輩教師の乾は、初芝がエイズである事に気付き何かしらと世話を焼き心配を…
木原音瀬 石原理
ayapreciosa
私、子供も強姦も好きじゃないんです・・・。だから、最初読んだ時は辛かった。レイプシーンの描写の衝撃だけが先行して、「これのどこが甘い生活なんだ」と当たり前の反応をしてしまいました。 でも、数度読み返してみると、やっぱりこれは「甘い」んだろうなーと思うのです。 それは、執着に似た文和の愛情がということではないし、後書きに書かれていたような藤井にとっての美味しい状況ということではなくて。 …
木原音瀬 茶屋町勝呂
夛椛
あらすじ読んだだけではちょっと読むのに気後れしちゃったんですよ。でも違いました、全然違う。木原作品はホントに読んでみないとわからないものや面白さがあるなと、改めて感じた1冊です。 殺した元恋人の死体を自宅の冷蔵庫に入れている理由で家に帰りたくない啓太は、誰でもいいから家に泊めてもらうためにゲイバーで充という男に出会います。 「秘密1」では啓太視点、「秘密2」では充の従兄弟・榎本視点、「…
木原音瀬 草間さかえ
BL名作小説は数々あれど、この「箱の中」「箱の外」の前後編はBL好きとしては読んでおいて損はない名作だと思う。 自分は木原さん崇拝者という訳じゃないんだけど、これを読むと崇拝読者が多数居るのも思わず納得してしまう。 「箱の中」でも冤罪で刑務所という堂野という男の人生をしっかり描いてみせてくれたけれど、今作では更に喜多川の人生、堂野の人生、そして最終的には喜多川と堂野の人生まで描ききっている…
まずタイトルが好き。「箱の中」「箱の外」シンプルだけど内容もよく表現していて凄く良いタイトルだと思う。 最初読んだ感想は、とりあえず何より「冤罪怖えええええええ!!!!」でした。 思いもよらない痴漢の冤罪でみるみる内に刑務所の中に。 自分は女性だからまあ痴漢冤罪はきっと無いだろうけど、これって世の中の男性にとっては他人事じゃないというかいつ何かの拍子で人生がここまでもろくも狂ってしまうと…
木原音瀬 ポリアンナ哉七
CD化されるのでおさらいも兼ねて読み直してみました。 評価高い作品ですが(レビューは皆さん新装版の方ですが)実は自分はそんなに面白いとは思わなかったんですね。 かといってつまらないとまではいかないんですが、ただ絶賛する感じじゃないなーというのが正直なところ。 ただちょいブサ受スキーとしては砂原先生受は萌えましたので萌評価ですが、全体的に今ひとつ何か足りないと思うというか単純に読んでてそん…
言葉もなく分かりあい、理解しあうのは至難なんですよね…とにかくこの2人互いに言葉が少ないし、不器用すぎて2人は愛を知らなすぎる。上手くいかないんですよホントに。直己が何を考えてるのかわからなくて悩む篤。そして、父の劣等感に苛まれて苦しむ直己。2人とも耐えがたい悲しみを背負っています。 互いに知らぬ間に傷つき、傷つけられて気付かない。想いも届かない。 木原さんの作品ってほぼそうなんですが「キ…
木原音瀬 鈴木ツタ
私も初めての体験…50歳受なんてっ!!! そして、50歳のすすけたおっさんが可愛いと思ってしまった。もぉ愛おしくて可愛すぎて…まさか50歳のおっさんを可愛いと思う日が来るなんてね。そう思わせ、萌の対象と感じさせる描き方をされる木原さんが一番すごいですけどねw 本気じゃないのに、酔いの勢いで同じ会社の経理部長を抱いてしまう福山。朝起きたら一切忘れてるし、その後も興味本位で仁賀奈と関係を続けま…
木原音瀬 高緒拾
すーごく度肝抜かれた作品です。噂には聞いてたのですが、想像以上の内容でビックリしました。こんなに互いを傷つけ傷つけ合い、そして、憎み合う作品はないと思います。 萌評価にしてますが萌なんてほとんどない。やっとあったと思ったらすぐさま突き落とされるスリルを感じました。すごくすごくこわかった。。。 その言葉の裏にある本当のたくらみとかマイナスの感情が読者にバンバン伝わってくる。特に大河内が青池か…
木原音瀬 北畠あけ乃
綾子
デビュー初期の作品なのに全く色褪せない木原作品はやはり凄いです。 「水のナイフ」と「セカンド・セレナーデ」はどちらも大好きな年下攻め。しかも更にどちらも攻めが受けを自分本意に利用していたのに、いつの間にかこっちがハマっている「こんなはずじゃなかったのに」な展開。大好物です。 登場人物が嫌な奴に書かれている分だけその思考の泥沼が楽しい。木原作品の性悪が恋にハマる過程は、私にいつもカタルシスを与えて…