木原音瀬さんのレビュー一覧

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

愛を育む場

エロ映画をつくってる貧乏監督×実家がラブホテルを営むの超天才の高校生。
監督の十亀さんはゲイで、過去に家出とかなにか複雑な経験を抱えていらっしゃるようす。
過去に何があったのか気になりますね。これからちょっとずつでてくるのでしょうか。
そして高校生の万は、しっかりもののお兄ちゃん。弟をゲイの監督から守るために監督と付き合うことにしたんだけど、だんだん監督に惹かれていく・・・・・・・みたいな。…

2

リバーズエンド(Cab創刊号付録) グッズ

泣けます。

十亀の過去話。学生時代のお話です。家族構成とか友人関係とかキャッスルマンゴーで気になっていたところが、これ読むと、「あー!そうだったんか・・・!!」とコミックスを必ず読み返したくなります。
十亀と高校時代の仲良かった友人との話が中心。
このページ数、しかも2段組みなので、本当に読みごたえがあります。どうして小冊子・・・?!という位に。

コミックスと小冊子比較すると、コミックスではムクさん…

1

HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

直巳の切なくもいじらしい愛の形

 この作品を買う前、いろいろレビューを見てどんなものかと思っていたけど、読み終わって直巳がいい!
 もう切ない、いじらしい、収まるところに収まってよかったねって感じだった。
 途中もう出口のないところをぐるぐるしている時は、苦しくて息がつまって辛かったけど、アルコール中毒に主人公がなったような感じの時に直巳があらわれるところからもう、ああやっと二人に希望の光らしいものが見えたねと思い、キュンキ…

7

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

私がコノハラ―になった作品。

 ひょんなかとから木原先生を知り数冊手に入れ、何の情報もないまま、たまたまこの作品から読んでしまった。
 途中と言わず最後の方まできつい。本当、読み進めるのが苦痛だった。
 しかし最後、青池が大河内を探し出してからの浮上感ったらなかった。
 木原マジックにかかってしまった。
 嫌いだと大河内は思っていて、青池も大河内がどんな奴かわかっているのに、そんな二人の間に見える愛情がたまらなく胸にく…

11

センチメンタル・フレンド 小説

木原音瀬  鳥人ヒロミ 

鳥人先生のイラストと木原先生の話がすごいいい。

 どうしようもないヒモ男。
 恋人に捨てられて、後先考えず持ってるお金をパチンコにつぎ込むし、お金がなくなったら誰かに拾われるまで捨て犬の様にしてるし、こんな奴最悪!と思っていたけど、いざ小田と恋人になり、昔の彼女にせまられて鳥人先生のイラストのヒモ男が「ごめん。あいつに捨てられたくないんだ」というところ、ヒモ男が可愛く見えるから木原先生はすごい。
 元カノとは本当に何にもないと泣きじゃくるシ…

2

情熱の温度 小説

木原音瀬  山田ユギ 

こんな風に愛されたら、さぞや幸せだろうと思った

 本当この受けは女のことばかりに囚われてるし、不器用だし、もうどうしようもない奴。いつ素直になるのー?と思いながらずっと読み進めていたけど一向に明るい兆しが見えない。
 木原先生はとことんまで突き落とすのが本当にうまい。
 お金も仕事も健康な体もすべて失って、初めて最後のほうに救いが見えた。
 胸が震えた。
 盛り上がり身も蓋もないくらいに突き落として、最後少しだけ浮上する。
その最期が…

4

COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

同じ世界観で楽しめる

原作よりこちらのほうを先に読み、あとに原作の方を読ませていただきました。購入した当初はCOLDシリーズに興味があったのもそうなんですが、麻生さんの漫画はそんなタッチで描かれているのかが気になったのも購入するきっかけでした。

原作の方も読んでみて改めてこちらのコミカライズの方を読んでみると、皆さんもおっしゃっておられるのですがホントにうまく1冊にまとめられているのだと感動してしまいました(笑)…

1

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

リアルがここにある

「美しいこと」では、完全に2人はつながれません。まだ2人の物語が描かれるスタート地点までを描かれています。

「愛しいこと」ではやっと希望が見えた2人のその後が描かれています。しかしここでもそう簡単に2人を幸せにしてやらない木原節がバンバン効いてました。
前回より更に寛末sideにイライラしました。どこまで松岡を傷つけたら気が済むんだというくらい無神経さ。それと優柔不断さも。もおこの男にこの…

11

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

簡単につながれない

ほんの興味本位で女装を始めた松岡。ある日女装の姿で散々な目にあったとき手を差し伸べてくれたのが寛末です。女装姿で松岡は寛末と会うようになります。松岡は寛末に惹かれ、寛末は女装姿の松岡・架空の江藤葉子に惹かれます。

松岡が自分の本性を明かした時はすごく切なくて胸が締め付けられる思い。
松岡の嘘は寛末を傷つけ、寛末の拒絶は松岡を傷つける。互いに傷つけ合っていたのです。非常に痛々しかったけど、こ…

1

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

冷たさと温かさ。

また新しい世界観の木原作品ですね。ラブホを舞台にした作品なんて私にとって初めてですよ。タッグを組むのは小椋ムクさんということでどちらも大好きな作家さんなのでこのコラボは神コラボだと思いました!

最初はまったくちがう温度や雰囲気で描かれるお2人なので「どんな風になるんだろう」とドキドキしてました。木原さんの温度感と小椋さんの温度感が中和してる感じで冷たさの中に暖かさがある感じを受けました。

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