木原音瀬さんのレビュー一覧

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

執着と逃れられない運命と


そして、相手のためなら命など惜しくないほどの激情、情に限りなく近い、愛。

堂野も喜多川も、一般のBL小説に比べたら比較的に特徴もないかもしれない。冤罪や前科犯といった経歴はあるが。

木原作品の中で評価が軍を抜いて高かったのでずっと気になっていました。まさかこんなにも苦しくて切ないなんて。
木原先生は共に堕ちて行く受けと攻めを書くのが上手すぎます。第三者からみれば堕ちていっているの…

2

HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

こんなはずじゃなかった……!!!


読了したあと無意識に呟いてしまっていました…。ほんとに何が起きたか理解できなかった…これはわたしの認識が間違っているんじゃないかとラストは何回もページを戻らせたほどです。

歪んでる。
人生の狂い方が尋常じゃない。
篤と直己の思いの交錯が心千切れんばかりに伝わってきて、痛くて、重くて苦しくて切なくていろんな感情が芽生えました…
何でそうなっちゃったの……

もっと幸せになれる方法…

9

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

小休憩を挟まねば読破できない


噂に聞いていた痛いBL、FRAGILE……
痛いBLは個人的に物凄く好きなので、排泄とか監禁とか意識不明、お犬様プレイはとてもツボでした。

何より先を予想させない、先が読めない木原マジックが凄まじい。次に何をするのか、そして登場人物の感情が読めない。読み進めるのが楽しくて楽しくて、でも重くて。小休憩を挟みながらゆっくり読んでいくのがベストだと思います。


青池、すごく好きです。…

6

nekoneko (合同誌) 小説

名倉和希  杉原理生  木原音瀬 

受×受

名倉さん、杉原さん、木原さんの「ねこねこ」合同誌。
当初、名倉さんと木原さんの間では「おやじねこねこ」で盛り上がったとか(笑)
杉原さんのところで「おやじ」がとれて「ねこねこ」になったらしいです。
杉原さんは、本物の猫というか化け猫の不思議世界?
木原さんは、当初の予定通り「おやじねこねこ」でさすがというか、木原さんカラーがしっかりと出でいました。
名倉さんのお話は切実でせつない。
私…

1

男の花道 Don't Worry mamaシリーズ 小説

木原音瀬  志水ゆき 

笑いたいときに。

オネエか・・・、と思いながら手にとったのですが、どこかのページで声を出して笑ってしまった。
受けの松尾さんが想像以上にがっつりオタクだとか、傷心でマタギ(笑)とか、ほんと木原さんは明るい方にも暗い方にも思い切りよすぎるというか、読んでていい意味で裏切られます。

このカップルが一番くっついた後をもっと見たかった。
もうたぶんバカみたいにベタ惚れなカップルなんでしょうけど、松尾さんがちょっと…

4

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

小説とご一緒に。

『リバーズエンド』は絶対読んだ方がいい。
余計なことは喋らない十亀という人がどんな人か、それでやっとわかる気がする。
もう絶対しあわせになるべき人ですよ。
十亀さんの世界に万が現れたのは、万の人生に十亀さんが登場したのは、何よりも幸福なことだと思います。
ものすごく辛い経験したからなのか、もう染み付いてしまった性分なのか、うっすらと諦めみたいなものを持ってる飄々とした人が、どうしても手放せ…

4

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

人を好きになるということ。

廣末さんは今後松岡がかわいくてたまらなくて、それこそ宝物みたいに大事に大事にするだろうと思う。
読んでる間は、もうじれったくてしょうがなくて何でこんな一途で健気な人を大事にしないんだよ!って思ったけど、同性を好きになるってほんとはこのくらいの葛藤がいるだろう。
漫画みたいにすぐ、思いが通じたりしないだろう。
だからこそ、最後はほんとに良かった。

もうどうしても続編が読みたくて、電子…

5

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

胸が締め付けられる作品ですね。

ノベルスの方も読んでいましたが、文庫もついつい買って読んじゃうほど好きな作品ですね。三浦しおんさんの解説も在りまして、ホントに的にいった解説で、文庫では載らなかった作品もありますがその解説含めて、ノベルス合わせて3冊全てお気に入りになりました!絶対ずっと手元に置いて丁重に保管です!まぁ木原音瀬作品は全て丁重に扱わなければって私の中で決めちゃってますが(笑)
この作品はレビューが一杯ありますが、取…

1

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

萌え×2でもいいくらいなんですが・・・。

これは・・・十亀×二宮になるの??って感じですが・・・( ̄Д ̄;;
どっちかと言えば、十亀→二宮みたいな感じと思うのですが・・・

えー・・・「キャッスルマンゴー」の十亀俊司の過去の話でしたね。
本当に十亀の過去は壮絶すぎました。マジで辛すぎます・・・。
ホームレス生活から、お姉さんの小春のおかげで極貧ながらも屋根のある場所で
生活ができる日々を送っていましたが、まさかの父・姉・弟が自…

2

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

鍵は万が持っていました

キャッスルマンゴーが万の視点で描かれていたのと対称的にこちらは過去も未来も十亀の視点で書かれていました。
リバーズエンドは小冊子で既読でした。
また、予告編のショートコミックが収録されていて嬉しかったです♪
書き下ろしの「god bless you」コミックのラストシーンから始まっています。
結ばれてからも相変わらずのすれ違いぶりです。
十亀の仕事は不定期で万との約束を反故にすることも度…

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