木原音瀬さんのレビュー一覧

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

愛が感じにくい

購入する前にこちらのレビューに目を通していたのである程度、展開に予想がつきましたが、同作家さんの「FRAGILE」が好きな方は過度な期待はしないほうがいいかもしれません。

レビューで何人か今作が「FRAGILE」と似ていると書いていますが正直そうは思えず、何より受けのファウジがかわいそうでなりません…。
父親がかつてどのような卑劣な行いをしてきたのか今までろくに知らず、聞かされたときには様…

7

HOLLY MIX 小説

安芸まくら  尾上与一  木原音瀬  さとみちる  

さとみちる先生、尾上与一先生目当ての購入でしたが…

さとみちる先生、尾上与一先生目当ての購入でしたが…この本の中で読んでないのは、安芸まくら先生の【明日も愛してる】木原先生の【リバースエンド】買い損ねで読んでんでないんです。やっぱり、うかつなマンボウです( ̄。 ̄;)
さとみちる先生の日月星その後の二人、と、尾上与一先生の間宮、真夏の花目当ての購入です♪
【日月星、それからふたり】ナチュラルに季節の巡るなか、ほのぼの過ごして行く様な続編に安心しま…

3

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

SMにならない監禁モノ

ストーカー男×性悪男の、がちんこ勝負な壮絶監禁凌辱ラブストーリー。
監禁凌辱な部分は共通項の「熱砂と月のマジュヌーン」は好きだった私ですが、この作品の青池と大河内には共感皆無でした。当然、萌えもなし。
でもこの作品に萌える人は萌えるというのも、分かります。
たしかに萌える要素は意外に詰まってる…ただとにかく地雷だらけなので、地雷を踏んでしまうと全て吹っ飛ぶという。

この作品、攻めによる…

3

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

やがて、愛になる。

初恋の男に再会してみたら、なんと彼はパチンコ狂いの借金まみれ、歩く生ゴミ状態になっていた・・・
そんな姿を見たら、普通ならそれまでくすぶり続けてた恋愛感情もソッコーで冷えきるところですが、この作品の受け・宇野は生ゴミになった村上さえ、突き放すことができません。
そのくらい、絶対値として村上が好きなのかも。あるいは、相手を受け入れるのはうまいけど、自分に自信がなく、強引になれない宇野の弱さでもあ…

11

HOLLY MIX 小説

安芸まくら  尾上与一  木原音瀬  さとみちる  

二作品分のみの評価です。

「碧のかたみ」と「リバーズエンド」の番外編のために買いました。

「間宮」なんて食料配給係の人、「碧のかたみ」は二度読んだけど記憶に残ってないなあ、と思っていたらおふねの名前でした。
読み始めるまで、脇役から見た恒と六郎の話かと勘違いしていたため、二人が中心の話を読めたのが余計に嬉しかったです。
本編と同じく、牧先生の描かれる可愛い恒が、尾上先生の本文を補完していて、お二人も六郎×恒に負け…

7

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「やぎさん郵便」4ページSSに悶絶w

マガビーへ移動後、音沙汰無しが気がかりな
草間さかえさん「やぎさん郵便」より澤×有原!
わずか4頁に、破格の萌が詰まっていました♡
◆【第十九話目、深夜】Citron20号の続き
深夜、一緒に眠る澤と有原。
「…あつい」と起き上がる有原に、
すぐ気がつき甲斐甲斐しく世話を焼く澤(眼鏡なしのスッピン顔に萌♪)。
「酒のせいだと思うが…」←いやアナタに後ろ抱きされてたせいでは?w
澤の…

11

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

普通の恋愛でも木原度数高め

木原さんは「痛い」BLで有名だが、最近は普通の恋愛の話やファンタジー色の強いものが多かったので、油断していた。

雑誌「泣けるBL」に掲載された前半部分の最後では、体の関係ができて、なんとなく恋愛が成就されたところで終わる。
ところが後半は、宇野とは体の関係もあり付き合っている体なのに、動機は寂しいから・感謝しているから愛するようになりたいからだという。

そして理性とは裏腹に、感情の部…

14

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

互いのエゴ

コミックを先に読了。
本編を小説で改めて読むと、コミカライズは非常に忠実だが
より宇野と村上の気持ちのすれ違いが際立っていて、
木原先生は上手いものだ、と再認識。

大学時代キラキラしていた人気者の村上に片思いをしていた宇野。
その後6年を経ても忘れなかった想いだが、
ある日ホームレスに零落れていた村上と再会し、拾う……

同居生活の中で、やがて村上が少しずつ立ち直り
そして宇…

9

HOLLY MIX 小説

安芸まくら  尾上与一  木原音瀬  さとみちる  

その後から過去まで

まさに各作品の登場人物達のその後から過去まで、番外編がみっしり詰まった一冊は出版社さまからの贈り物のような本でした。
沢山あって本当にレビューするのに困ってしまいますよね!
再び本編の”あの時”を思いだし、そうだったのか、と思ってみたり切なくなったりほっとしたり、嬉しくなったり。

◆一番記憶に新しい作品は尾上与一さんの『碧のかたみ』その番外【間宮】は相変わらずの恒兄ちゃんの元気さと六郎の…

14

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好きにしてください(笑)

熱砂の国での凄惨すぎた過去と決別し、今はロンドンに暮らすハッサンとファウジのその後を描いたショートストーリーです。
本編が架空の国での苛烈な凌辱ファンタジーだっただけに、霧にけむるロンドンという妙に現実味のある場所で穏やかに暮らす二人の日常は、ちょっと本編とギャップがありすぎな気もするのですが(笑)、まあそれはおいといて。

ファウジの傍若無人ぶりは、相変わらずなんですね~。ナントカには付け…

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