木原音瀬さんのレビュー一覧

こどもの瞳 小説

木原音瀬  街子マドカ 

短編の方の続きって、ないのかな

夏休みだし、少しでも片付けたいのでドナドナ箱を整理していて、つい、うっかりどっぷり読み直し。
さすがに、木原先生というか、ちょっと読み始めると、もう、ぐいぐいぐんぐん読めちゃうんだけど、なんというか、この設定。
記憶障害で心が6歳になっちゃった生き別れの実兄とのセックスに溺れる子持ちやもめの弟のお話なんだが、
読み終えて、ふと我に返ると、
いやぁ、ないよね、
いくらなんでも、これは、、、…

1

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

ビックリな……Hが!

凄い❗凄い❗
とにかく、Hが濃いです。おまけに、かなり………ビックリなHも有ります。
そして、最後は………えっ?この人とカポーかい??な展開。
途中少し、ストーリーに疲れましたが読みごたえはたっぷりです。

1

「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典 グッズ

消化不良気味

 そこで終了なのかーという感じ。BLというには物足りない。特典小冊子なので仕方がないけれど、本当にただハッサンとファウジのその後の雰囲気が分かる程度です。

 あらすじとしては、ロンドンに移住して同棲しているハッサンとファウジが散歩に出かけ、ファウジのリクエストに答えたハッサンが、スーパーマーケットに立ち寄ったところ、アントンに再会する、というもの。
 ファウジは目の手術を受けていて、多少は…

2

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

読む人を選ぶ

 愛も容赦もない、受けの性奴隷化→監禁・強姦・凌辱・調教・複数プレイ・衆人環視プレイ等があります。その中でも、獣姦と、ガチの親子、受けの自殺未遂、それにピアッシングは特に人によっては地雷になると思います。しかも主人公が相当に口が悪く、ハッサンら黒人の使用人を「薄汚い黒豚」などと散々な呼び方をして八つ当たりしています。
 というわけなので、これは大変に読む人を選ぶ作品です。
 現実世界ではとんだ…

5

Halloween Halloween 小説

木原音瀬 

思いやり、歩みよる

人間関係は一度壊れると、修復するのは並大抵のことではありませんよね。
cold heartの楠田と秋沢の場合はほぼ不可能、本編であそこまでいってしまったら、その後を考えるのは無理というもの...そこを、木原先生はラストで奇跡を見せてくれました、か細い糸のようではあっても、二人の関係は終わりにはならなかった。
但し、楠田は秋沢の残酷な仕打ちで心に深い傷を負ってしまったので、二人の形は以前とは違っ…

2

Winter's Tale 小説

木原音瀬 

秋沢の証明

cold heartの攻、秋沢海斗はとんでもない奴でした。
ぶっちぎったゲスぶりで秋沢はちるちるの「第1回、下衆キャラアワード」で初代グランプリに輝いたのですね。
(その秋沢の画像ですが、シュガートーストをウマウマと貪り食っている挿絵をチョイスしてあったのには笑いました)
顔は、いい。俳優として天賦の才能に恵まれている。だけど、というか天才肌故なのか精神的に子供で、限りなく自己中な性格は楠田…

3

place 小説

木原音瀬   

がっつり、恋愛

電子書籍化されました\(^o^)/
意地っ張りな受けが不器用に片思いしたり職場の空気を全く読まずトラブルを起こす姿が面白く、ニヤニヤしつつ読みました。

攻めは、天使と人間のハーフ、背中に羽を持ち、人の嘘を見抜くことができるサラリーマン。
穏やかな性格のやり手営業マンです。
受けは、攻めに片思い中の部下。
努力家だけど、気が強すぎて職場では厄介者扱いされています。

攻めも受けもコ…

4

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

愛おしい気持ちが溢れてやまない作品

今まで数々のBLマンガやBL小説を読んできましたが、これほど引きずるというか、余韻が消えないというか・・・今までになかった感覚です。

幼少期の環境のせいで、人間でありながら「人」としての心が欠如していた喜多川が、堂野によって人としての心を覚え、雛が最初に見た者を親として慕うがごとく、自らにとって絶対無二の存在として、ひたすら堂野に執着して。
そんな彼の純粋さや真っ直ぐさが幼い子供の様で、愛…

9

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

あらかじめ喪われた恋

 BL作品の攻めとして、絶対やっちゃいけない過ちを、村上は犯している。
一生に一度の本気の恋を、女としてしまったこと。その時点で、本作は通常のBL作品の枠組みから大きく逸脱してしまっている。本作における女は、当て馬でも噛ませ犬でもなく、あくまで本命、なのである。主人公が恋するに値する相手として、容姿はもちろん内面まで、終始一貫して申し分ない描かれ方をしている。不幸と不運が重なって村上が大荒れし…

21

HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

所々に散りばめられた育て子(攻)の狂気と、衝撃の展開。

想いを寄せる男の甥を育てる受様のお話です。
余談ですがこういう設定大好きです。

読み進めて思ったのは、直己(攻)と篤(受)は似通った部分があるのかなーと。想いを秘め過ぎて、器用な表現がまるでできていなくて、長い時間をかけてふたりはこの結末へと動かされていったような…。

序盤、篤が直己に対して度々恐怖するシーンですが、私も読んでてリアルに何度かブルッてなりました。後ろから抱き締めてきた…

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