木原音瀬さんのレビュー一覧

さようなら、と君は手を振った 小説

木原音瀬  深井結己 

読み終わって、うーむと唸ってしまう1冊でした

コミック版は私にとって特別って位好きな作品。
いつか原作も読んでみたいって思いつつ、なかなか読めずやっとこさ読む事が出来ました。
原作を読んで改めて思ったのは、私はロマンチストなのだなぁ〜と。
コミック版だけでは、内容はさておき美しい話だったんだなぁと。
私はコミック版のキレイな終わり方が好きで、
コミック版の結婚した後の啓介に会いに来る話も好きだったので、
今回原作を読んで、なんか現…

6

COLD LIGHT コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

重いですけど

重くて、一度途中でやめてしまった漫画です。
でも、いつまでも積み上げてるわけにもいかず、再開して正解でした。
二人を取り巻く環境があまりに暗くて、当時高校生くらいの啓志が透に抱く感情が純粋な恋愛感情なのか、孤独を共感できる同士という気持ちの方が強いのに思春期だったり、生い立ちだったりで勘違いしたものなのじゃないかなぁと思ったり。でも、それでも頼られて守ってやりたいとか、そういう母性みたいなもの…

1

無罪世界 小説

木原音瀬  よしながふみ 

萌えは感じないけれど

なんというか、木原音瀬さんの面目躍如といいますか…。詐欺師まがいのクズ男・山村が、転がり込んできた遺産目当てに厄介な従弟・宏国の面倒を見ることになるところから物語が始まります。

宏国は、言葉も分からなければ文明的な生活や習慣も一切身についていない本当にガチの野生児で、読んでいて山村と一緒にヘトヘトになってしまいました。クソ真面目な文体でとんでもないコメディーを読んでいるような不思議な気持ちに…

1

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

オヤジ受けの最高峰

小説でのオヤジ受けの最高峰だと思ってます。なお、コミックでは未散ソノオ様の「KOH-BOKU」です。どちらの作品も、年齢より若く見えるとか、無自覚色気があるとかでなく、外見は普通で仕事のできるオヤジという点が、より私の中でポイントが高いです。日高ショーコ様の描く柴岡がカッコイイようでも老けたオヤジであり、オヤジ好きにはたまりません。

河瀬史(攻め)の目線でストーリーは進んでいきますが、柴岡(…

6

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

中途半端感が…

うーむ…私にはダメでした…
途中読んでて、あぁ〜もぅやめよっかなぁ〜と思いつつ、
けれどここまで来ると、救いがないと、どこかでこの状態を納得しないと自分の中で不快さだけで終わると思い…読んでました。
結局最後迄読んじゃったんですけど。
それ位、かなり重くて、どっと疲れる作品。
救いはなかったし、中途半端感あり。

どなたかのレビューにもありましたが、キムギドクのような世界、同感です。…

4

愛すること グッズ

幸せな気持ちになります♪

「美しいこと」は本当大好きで、読み返しの時でも、
もぅ先は知ってるんだから、のんびり読めばいいじゃん!
っと思いながらも、
ついつい時間を忘れて、明日の事も忘れて読んでしまうこの作品。
せつなくて、悲しくて…最後は結ばれて本当に良かったと思う2人。
そんな2人の後日譚がこの作品です。
もぅ〜読んでてこちらが幸せになります。
正直ラストはこうなるかな〜というのは予測して読めてしまったの…

8

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

いいじゃないの。幸せならば。

「美しいこと」松岡目線。
「愛しいこと」寛末目線。
奇しくも、上巻の前半で松岡が思っていた
「友達としてなら」という思いを、
下巻で寛末が抱くことになります。

木原さん自ら「あとがき」で、寛末のことを、
「優しく卑屈で、ちょっと無神経な」
「たちが悪い」男と評してましたが、
ハッピーエンドといっていいんだよね?
と松岡に訊きたくなります。
特に後半の怒涛の追い上げは、松岡が…

3

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

優しさか、同情か、想われる傲慢さか‥

当たり前ですが、上巻だけ読んでも肩透かしな感じです。
山場で「えーここで終わりか」というより、
後ろのページ落っことしてきたのかと思うような
中途半端な感じで、上巻は終了です。

寛末の優柔不断さには呆れますが、
じゃあ松岡が普通かというと、それも違う気がする。
好意を寄せられていることで、上から目線というか。
中途半端な同情で、結果的に寛末を振り回している。
「可哀想」「ほって…

3

甘い生活 小説

木原音瀬  石原理 

痛くて辛いが最後まで読むと感動ものに……

家族に腐を秘密にしているため、電子書籍での入手が原則です。
勇気を出してネットで中古品を購入。
この機会を逃したら2度と読めないのではないか?と思ったから。
コノハラーとしては、どうしても読みたかった。
読んでみて、やっぱり再版&電子書籍化はあり得ないな……確信しました。

下衆の中の下衆、キングオブ下衆が攻めです。
この攻めの藤井は、今まで読んだ、どの作品に出てくる登場人物…

9

Libre Premium 2011 リブレプレミアム2011 グッズ

商業作品の「その後」も読める!

2011年9月に開催されたアニメイトガールズフェスティバルAGF2011でのリブレ限定本です。

豪華なメンバーによる商業作品の番外編作品です。現在はコミックに収録されている話もありますが、未だ未収録のものもありますし、既読コミックや小説の「その後」を読めるという贅沢な1冊ではあると思います。

ヤマシタトモコ 「息をとめて、」より
モテる佐方に妬く芥。可愛い三十路男、二人の話。友人がナ…

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