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111/237(合計:2362件)
木原音瀬 高緒拾
こがっそ
ネタバレ
一言で言えば凄まじかったです、今まで読んだBL小説の中で、いや今まで読んだ普通のホラー小説などを含めても一番衝撃的で怖かったです。ただ、真に勝手ながら個人的にはもっとエロエロなものを想像していただけに残念、大河内に対する青池の仕打ちには全然エロスを感じなかったし、個人的にこういう設定の物に(勝手に仕事を辞めさせられて大河内が泣きながら騒ぐシーンなどといった)現実的な描写?が多いとなんとなく受けが可…
木原音瀬 依田沙江美
ふばば
「牛泥棒」というタイトル。これは何だろう? そう思って皆さんのレビューを読み、妖怪モノと知って手に取りました。 プロローグから佐竹家の使用人の息子徳馬が、人の死期がわかる事、見えざるものが見える事が語られます。 そして危篤の佐竹家の一人息子亮一郎の命と引き換えに、亮一郎の母親が沼の神大ガマガエルに喰われる所を見てしまった徳馬もまた、ガマガエルとある契約をする、という冒頭。 そして本編は、亮…
木原音瀬 ヤマシタトモコ
神、一択。それしか言えない。 弱く流されやすい性格の成れの果て、前科3犯でシャブ中のモモと、偶然モモの自殺を止めた真面目警官、浜渦論(ロンちゃん)。 この2人の馴れ初めはモモの酷い八つ当たりの強姦。そのまま脅して関係を続ける。そして2年、3年、4年… モモの、自分がロンちゃんに相応しくなくて、でも別れられなくて、それなら一度でも役に立って死にたいって思う気持ち、胸に刺さる。 人と人の結びつ…
木原音瀬 糸井のぞ
エミィ
掲載されていた「泣けるBL」は読んだのですが、個人的には、その時は泣けませんでした。 「人でなしの恋」で一気に受けに感情移入して涙が出ました。 木原さんだったらもしかしたらバッドエンドになってもおかしくない! 読んでいる途中でこれはもしかして決別エンドになるのか、そこらじゅうに散らばってている「自殺」というキーワードがフラグに見えて、もしかしたら死ネタになるのか??と途中でヒヤヒヤしました。…
木原音瀬
ぺぷ氏
木原さんはラスト30ページくらいから攻・受の間合いが詰められるというか、急展開になることが多い気がします。 これからいよいよ…というところで終わるので、ある意味余韻があるとも言えますが、やはり大多数の人は物足りなくじれったいのではないでしょうか。 この短編集はそういった「痒いところに手が届かなかった感」を解消してくれます。 『エアメール』 2ページ程度のショート。 谷地がロンドンに行…
木原音瀬 車折まゆ
bonny
作家さまによるとおそらくデビュー作品。どれがデビュー作だかわからないということは、それまで相当書かれていらっしゃる証拠なのでしょうね。だからか完成度が高いのかもしれません。高校教師と生徒の王道設定。時代もまだケータイが出回っていない頃、出会いのきっかけがゲイ雑誌の恋人募集欄という…。とてつもなく懐かしいんですけど、ストーリーは今でも通用するというか、BLの部分は時代を問わないので全く気になりません…
木原音瀬 茶屋町勝呂
ややこ
なんつー純愛…… 主人公の啓太、クソかと思ってたけど後半で挽回! 愛に満たされてました。 何しろ杉浦の一途さと健気さ! 読み終わるまでに2度、涙を流しました。 2度目に読んだ時も同じところで涙が出る。 名作!
木原音瀬 草間さかえ
ぐーこ
BLの域を超えていると思います。 帯に“BL界の芥川賞と称された〜”と書かれていましたが、本当にそうですね。BLというジャンルにとらわれず、BLにご縁のない人たちにもぜひ読んで欲しい!と思いました。 『檻の外』は『箱の中』以上にBLを飛び出してます。いい意味で。 読後の余韻は、相当なもんです。はーってため息が何度も出ます。 血のつながりのある家族、つながりの無い家族。夫婦の愛。親子の愛…
前の方も書かれていますが、ぜひ『箱の中』、『檻の外』とそろえて、一気に読まれたほうがいいです。箱の中だけを読んで終わると、せつなすぎてつらいから! 攻の喜多川の純真無垢で一途に受を思う様は、読んでて胸がヒリヒリしました。早く幸せにしてあげて!という一心で読むのを止められませんでした。 私は、また読み返す本って今のところ少ないのですが、この本は読み終わった直後にまた読み返してしまうほど響きました…
木原音瀬 小椋ムク
霧笛丸
言わずと知れた名作ですので解説めいたことは不用でしょうが、原作を木原音瀬先生、作画(というのかな)を小椋ムク先生が手掛けられ、お二人の才能が形となったのがこの、「キャッスルマンゴー」です。 私は初めに木原先生の小説「リバーズエンド」を読んでからこちらを読みました。それでも充分楽しめましたが先にキャッスルマンゴーを読まれた方が、どちらかといえばいいでしょうね。 ストーリーはサクッというならば、D…